2 ポイント 投稿者 GN⁺ 2023-09-15 | 1件のコメント | WhatsAppで共有
  • 『The Tyranny of the Marginal User』という記事は、技術の進歩と数十億ドル規模のR&D投資にもかかわらず、消費者向けソフトウェアの品質が時間とともに低下している現象を論じている。
  • 著者のIvan Vendrovは、デーティングアプリのOKCupidを例に挙げ、このアプリが詳細で相性重視のプラットフォームから、Tinderに似た単純化されたスワイプ中心のモデルへ移行したことを示している。
  • Vendrovは、この傾向はデーティングアプリに限らず、ほとんどの人気消費者向けソフトウェアにも見られ、いまやユーザーの最小限の行動、無限スクロールのフィード、低品質なコンテンツが優先されていると主張する。
  • 著者はこの劣化を「マージナルユーザーの専制」と呼ぶ現象に帰しており、これは企業がアプリからあまり価値を得ていないユーザーをより多く獲得することに注力する状況を指している。
  • Vendrovによれば、「marginal user」は注意力が短く、インターフェースの複雑さに対する忍耐力も低いため、アプリの設計が単純化され劣化する原因になる。
  • Vendrovは、Daily Active Users (DAUs) を指標とすることへの過度な集中を批判しており、それによって新たな「marginal」ユーザーの獲得が優先され、既存ユーザーの体験が無視されるようになると主張する。
  • 著者は、この傾向が人間の行動や創造性を高める消費者向けソフトウェアツールの開発にとって有害であり、そのようなツールはしばしば「marginal user」のためのアプリによって埋もれてしまうと示唆している。
  • Vendrovはデジタル経済の現状に懸念を示しており、そこではより意味のあるユーザー中心のソフトウェア開発が犠牲になり、「marginal user」のためのサービスに資源と才能の大半が注ぎ込まれているという。

1件のコメント

 
GN⁺ 2023-09-15
Hacker Newsの意見
  • 「ソフトウェア開発およびプロダクトデザイン」の文脈における「マージナルユーザー」という概念についての議論で、OkCupidの事例研究を用いている
  • 元OkCupid社員の筆者が、Tinderの成長を模倣するため、デスクトップ中心の製品からモバイル中心の製品へ移行した際の会社の経験を共有
  • この移行には、製品の単純化や、エッセイ作成および深い質問への重点縮小が含まれており、筆者はそれがユーザー同士の会話の質の低下につながったと考えている
  • 筆者は、成長の追求とより多くのユーザーを引きつけようとする欲求が、製品本来のビジョンと品質を失わせる可能性があると示唆している
  • 一部のコメントでは、「マージナルユーザー」は少数派ではなく平均的なユーザーであり、ほとんどのユーザーは単純化されていて消化しやすいコンテンツを好むと主張している
  • 議論ではまた、「測定しやすい指標の専制」という概念にも触れられており、Daily Active Users (DAU) のような指標に焦点を当てると、製品の成功と本来の意図の間に乖離が生じうると示唆している
  • 一部のコメント投稿者は、「パワーユーザー」のための市場を望んでおり、そのための唯一の希望はオープンソースかもしれないと示唆している
  • 記事とコメントは、成長と製品品質の維持のあいだにある緊張関係を強調しており、「マージナルユーザー」に合わせたサービス提供が製品品質を低下させる可能性があると示唆している