CosmicOS
(cosmicos.github.io)宇宙で(知性を持つ)地球外生命体を探そうとする試み、いわゆるSETIはよく知られた話ですが、逆に私たちが正体不明の地球外生命体にメッセージを送ろうとする試み(active SETIあるいはMETIと呼ばれます)は一般的ではありません。要するに「誰もメッセージを送ろうとせず、受け取ろうとするだけでは通信は不可能だ」という問題意識があるのでしょう。アレシボ・メッセージ、ボイジャーのゴールデンレコードなどは広く知られており、そのほかにもさまざまな試みがありましたが、ここで紹介するのはプログラマにもう少し訴求する試みです。深宇宙にSchemeとGPLを送ってみましょう!
CosmicOSは、Schemeに似た言語で書かれたメッセージテンプレートです。かなり多くのメッセージが2次元で作られていますが、AI研究者が見ると2次元視覚を前提にするのは人間中心的だと考え、コンピュータが理解できる1次元メッセージを作ったそうです。ほかのメッセージと同じように、冒頭では数字、加算、等号・不等号、関数……といった形で例を示しながら相互に理解できる共通言語を確立し、後半ではJavaバイトコードを解釈してRPGのような開発環境を作ります。途中に、2次元視覚で解釈したほうが適した別の例が含まれているのも特徴です。また、ほかのメッセージと違って、このテンプレートはまず共通言語を確立することに重点を置き、その後にどんなメッセージを載せるかはこのテンプレートを使う利用者が決められるようになっています(少なくとも理論上は……)。地球外生命体にメッセージを送ることが適切なのか、あるいはそもそも可能なことなのかについては人それぞれ意見が分かれるでしょうが、CosmicOSというアイデア自体は興味深いと思います。
1件のコメント
ふふ、面白いですね!