カザフスタンで300個の絵文字ドメインを購入し、メールサービスを作成
- 筆者はカザフスタンで300個の絵文字ドメインを購入し、絵文字メールアドレスのサービスを構築した
- その過程でTikTokで話題になり、1週間で1000ドルを稼ぎ、日本の声優を起用し、絵文字ドメインの奇妙な世界について学んだ
絵文字ドメインを購入する
- 筆者の目標は、💡 や 🍰 のような単一文字の絵文字ドメインを購入することだった
- シンプルな郵便受けの絵文字と .ws 拡張子がまだ利用可能だったため購入した
- 筆者は 📪.ws ドメインでメールアドレスを作ろうと試みた
絵文字メールの試み
- 絵文字ドメインのメールアドレスはスパム扱いとしてブロックされた
- .com のメールアドレスを通して絵文字メールをルーティングすればブロックされないのではないかと考えた
- AWS を使ってシステムを構築し、ben@📪.ws にメールを送る実験を行った
- 実験結果は成功だった
絵文字ドメイン購入の拡大
- 筆者は ben@⭐ のメールアドレスを得るため、さらに多くの絵文字ドメインを購入することにした
- .gg ドメインを購入したが動作せず、.kz ドメインを購入することにした
- 150個の絵文字ドメインを購入するのに $1200 を使った
- Mailoji という絵文字メールサービス向けのWebサイトを、HTML、JS、CSS と Stripe API を使って構築した
Mailoji のマーケティングと公開
- TikTok に Mailoji の広告動画を投稿し、20万回以上の再生を記録して60個の絵文字メールアドレスを販売した
- さらに100個の絵文字ドメインを追加購入し、合計250個の絵文字ドメインを保有することになった
- Product Hunt で Mailoji サービスを公開し、1日で150個以上の絵文字メールアドレスを販売して、$830/yr の ARR を達成した
GN⁺の意見
- 絵文字ドメインには、デスクトップで入力しづらい、表記ゆれが多すぎる、ほとんどのフォーム検証で許可されない、といった欠点がある
- しかし面白く、技術はもっと面白くあるべきだという筆者の考えには共感できる
- 絵文字ドメインを実際に使うにはまだ制約が多そうだが、新しい試みという点で意味のあるプロジェクトに見える
- 筆者が絵文字ドメインに多額の資金を投じたのはややリスクが高く見えるが、新しいアイデアを実験し挑戦する姿勢は前向きに評価できる
- 絵文字ドメインサービスの持続可能性には疑問があるものの、技術を活用した面白いアイデアを実際のサービスとして実装した点で興味深い事例だと思う
1件のコメント
Hacker Newsの意見
2023年の時点で3年前の記事を読んで感心した。シンプルで洗練されており、無駄なものがない優れたアイデアだという評価。
絵文字ドメインを面白半分で購入したが、メールアドレスとして使うには依然として問題が多い。多くのメールクライアントやサービスでUTF-8ドメインを適切に処理できない。
7年前に絵文字
.toドメインを見つけてサイトを作り、一覧を公開したところ、数日のうちにほとんどが売れ、アフィリエイト手数料で数千ドルを稼いだ。メール転送も良い活用例で、継続収益を得られる。著者がメールアドレスでTLDを省略し、
cool@<poo>のように表記しているのはやや不適切に見える。それでも、絵文字を含むメールサービスを実装したのは興味深い実験だ。Neal Stephensonの昔の物語のサブプロットのようだという意見や、
bob@🐙.kzを購入したらbob.🐙.kzでウェブサイトやページをホスティングできるようにするとよい、という意見もある。このアイデアが有名になったら、カザフスタンがTLD登録をきちんと維持するのか疑問だ。リビアの
.lyドメインの事例を思い出す。それでも面白いアイデアだ。IDNAのルールでは絵文字の使用が明示的に禁止されているのではないか? それとも実装者たちは「IDNA規則と派生プロパティ値」のテーブルを読まず、単に正しいPunycodeを許可しているだけなのだろうか?