- Googleは最終的に、ChromeウェブブラウザでサードパーティのトラッキングCookieを削除しないことを決定したと発表
- その代わり、ユーザーがGoogleの検索製品で追跡方法を選択できる新しいプロンプトを導入する予定
重要な理由
- GoogleによるCookie廃止の脅威は、広告業界が代替ソリューションを探すために慌ただしく動くきっかけとなり、規制当局から反競争的だとの懸念を招いた
- 英国の政策立案者は2月、Googleに対してCookie廃止計画を一時停止するよう要請
- Googleの発表後、競合する広告技術企業の株価は上昇
背景情報
- Googleは2020年、2022年までにサードパーティCookieのサポートを終了する計画を初めて発表
- その後、Cookieサポート終了の期限を3回延期し、最後の延期では2025年が予定されていた
詳細
- Googleは広告業界と協力し、Cookieの代替を目指すPrivacy Sandboxという取り組みをテスト
- 数年にわたりさまざまなCookie代替案の実験を導入したが、業界パートナーや規制当局から全面的な支持は得られなかった
- 初期の代替案であるFLoCは、プライバシー専門家の懸念により2022年に廃止
- その後、"Topics"および"Tracking Protection"機能をテスト
全体的な状況
- Googleは月曜日、業界全体の支持を得ることの難しさを認めた
- "サードパーティCookieを廃止する代わりに、ユーザーがウェブ閲覧全体にわたって情報に基づいた選択を行える新しい体験をChromeに導入する予定であり、いつでもその選択を調整できる" - Anthony Chavez
新たな方針
- Googleの新しいアプローチは、2021年にAppleが導入したアプリ追跡の変更に似ている
- Googleはこの新たな方針について規制当局と協議しており、これを公開しつつ業界との協力を継続する予定
現実確認
- GoogleによるCookie廃止の脅威は、実現しなかったとはいえ、広告業界がCookieへの依存を減らし、プライバシー重視の広告トラッキングソリューションにより注力する流れを生んだ
- ウェブ閲覧の大半がChromeで行われるため、大多数のマーケター、広告技術企業、エージェンシー、出版社はCookie代替案を探さざるを得なかった
- 一部の企業は、ハッシュ化したメールアドレスや電話番号データを使うUniversal IDsというソリューションを共同開発
- マーケターはファーストパーティデータの収集を優先し、データ共有のための"クリーンルーム"を使い始めた
要約
- Googleの変化は、実際には大きな違いを生まない可能性がある
- インターネットの70%はすでにサードパーティCookieを使用していない
4件のコメント
インターネットの70%はすでにサードパーティCookieを使っていませんが、韓国のウェブサイトが問題です。PAYCOで決済する際にサードパーティCookieをブロックするとログインできないことがたまにあり(この問題のせいで、あと一歩で成功しそうだった公演チケットの購入を台無しにしました)、金融認証書もサードパーティCookieをオフにすると正常に動作しなかった記憶があります。
ありがとうございます!
Google、Privacy Sandboxの新たな道を模索
公式発表は上の記事ですが、肝心の何を新しくするのかのようなタイトルになっているので、この種の要約がうまいAxiosの記事もあわせて載せておきます。
そうですね。
実際の告知内容は、選択権をベンダーではなくユーザーに与えるという話なので、見方によってはベンダーにとってはまったく歓迎できるニュースではないはずなのに、あまりにも楽観的な解釈ばかりが検証もなく広まっていますね(笑)...