1950年のマンチェスター、「異質な」知能を紹介したチューリング
(horizon.kias.re.kr)1876年にスコットランドの哲学者アレグザンダー・ベインによって創刊された由緒ある哲学雑誌『マインド』は、20世紀を通じてオックスフォード大学を拠点に、英米哲学史に重要な足跡を残した論文を刊行してきた。この雑誌の1950年10月号には、当時の編集長だった哲学者ギルバート・ライルの招きにより、数学者でありコンピュータ工学者でもあるアラン・チューリングの論文「計算する機械と知能(Computing Machine and Intelligence)」が掲載される。この論文でチューリングは「人工知能」という表現は用いなかったが、機械が人間とは異なる種類の知能を示す可能性に言及し、その可能性が本当に達成されたかどうかを判断できる一種の知能確認テストを提案する。後にチューリング・テストとして知られるようになるこの知能確認テストとともに、チューリングはこの論文で、人間にとってきわめて「異質な」機械知能をめぐる哲学的議論の基礎を提示する。
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