- Googleの対話型AI Geminiは、競合他社の技術と比べて開発者や企業にとって使いにくすぎる
- Topologyの創業者Aidan McLaughlin:
- OpenAI APIは30秒で使い始められたが、Geminiは4時間かかった
- クラウドアカウントの設定、多数の構成作業、バグによる作業中断などが問題
- Geminiモデルの性能はOpenAIやAnthropicと比べて特に優れていない
- OpenAIは、数百万人の有料顧客が同社のAIモデルを購入したりChatGPTを利用したりすることで、AIの性能に関する暗黙的・明示的なフィードバックを豊富に集め、改善に活用している
- Geminiの使い勝手が悪ければ、Googleのクラウド事業にも影響する可能性がある
- GeminiがOpenAIほど使われなければ、Google自身のAI開発にも潜在的な問題となり、Googleのロードマップはさらに厳しいものになり得る
- 消費者向け製品や広告製品向けのGeminiモデル開発にも影響する可能性がある
GeminiはOpenAIモデルに後れを取っている
- Retoolの調査: 回答者のうちGeminiを主に使っているのは2.6% בלבד、OpenAIは76%
- Similarwebのデータ: OpenAIの開発者ページは6〜8月に8280万回訪問された一方、Googleは840万回にとどまり、OpenAIはGeminiの10倍
- 開発者は主にAnthropicやOpenAIのモデルを使っている
- Geminiは一度に多くの情報を処理できる点では有用だが、
- 開発者にとっては複雑な利用方法や多様なオプションが混乱を招く
- 既存で使っていたモデルからGeminiへの移行が難しい
- ソーシャルメディアでたびたび批判されている
Googleの対応と一部の肯定的な反応
- Googleは開発者イベントでGeminiを宣伝し、開発者コンテストを開催するなどして、開発者の認識を変えようと努めている
- Geminiへの批判にXで応答している
- 開発者の混乱を減らすため、重複するアプリ構築製品の機能を統合することも検討中
- Gemini 2.0を開発中
- GoogleはGeminiの利用顧客としてMercedes-Benz、Goldman Sachs、Uberなどを挙げている
- WayfairはGoogle社員の支援を受けながら、Geminiを使ってデータベースをより使いやすい形式に変換するプロジェクトを進めている
開発者がGeminiを敬遠する理由
- ほとんどの開発者はすでにOpenAIやAnthropicのClaudeを使っており、Geminiに切り替える必要性を感じていない
- 業界トップのエンジニアたちがすでに別のモデルを使っている状況では、あえて新しいモデルを試す必要はないと考えている
GN⁺の見解
- GeminiがOpenAIモデルを上回る性能を示さない限り、開発者が面倒な手順を踏んでまでGeminiを使う理由はなさそうだ
- Googleは開発者フレンドリーなAPIとドキュメントを提供し、Geminiの強みを打ち出す必要がある。そうでなければ開発者の関心を引くのは難しいだろう
- 対話型AI市場ではOpenAIの先行者利益が大きいため、Googleが短期間でGeminiの使い勝手を改善するのは簡単ではなさそうだ。長期的な視点でGeminiを発展させていく必要がある
- 自然言語処理分野で評価の高い研究機関であるGoogleが、商用サービスではOpenAIに後れを取っているのは意外だ。研究成果を製品に落とし込むことに苦労しているように見える
- AnthropicのClaudeは開発者の間で口コミで広がり、利用量が急増している。GoogleはClaudeの成功事例を分析し、ベンチマークする必要がある
- 開発者はすでに慣れ親しんだOpenAIやAnthropicのモデルを使い続ける傾向があるため、Googleは既存ユーザーの移行コストを最小化する戦略を立てる必要がある
1件のコメント
最近AI関連について調べています。私がよく分かっていないからです。開発者から敬遠されているという内容は分かりました。だとすると、一般ユーザーからはどのように受け止められているのでしょうか?(私は開発者ではないので)