親切さとは
- 親切さ (kindness) は、単なる感じの良さ (niceness) よりも、より能動的な行為
- 相手が立っているその位置に立って向き合うこと (put myself in their shoes)
a. 率直さ
- 建設的な批判の源泉
- 自分の人生を率直にさらけ出して信頼を築くことが重要。そうしてこそ、正面から異議を唱えるときに信頼性を確保できる
- 『Radical Candor』という本では「真正面から異議を唱えつつ、人として気にかけよ」と述べている。共感 (empathy) がなければ、フィードバックは本当に必要な地点まで届かない
- 善意のうそ (white lies) は、それ自体が悪いわけではないが、人を成長させることはできない
- 起きたことについて率直に話し、改善案を提示するのがよい
b. コードレビュー
- ここではコードレビューを例にしているが、実際には非同期コミュニケーション全般に当てはまる内容
- 詰問や非難ではなく、好奇心のトーンを保つ
- 対象や方法よりも理由に集中する
- 深く掘り下げるときは、悪意や無能さを前提にせず、何かを見落としていたのだと考える
- 修正を求めるより説明を求め、オープンな質問を活用する
- 些細な修正事項には
nitpick: のような接頭辞を付けて、これが任意の項目であることを明示する
- nitpick が多く発生するということは、自動化によって改善できる余地があることの示唆でもある
- コメントが多すぎるなら、同期的なコミュニケーションに切り替えることを勧める
c. 心理的安全性
- 最初の段階は、まず自分から同僚に(特にネガティブな)フィードバックを求めること - 結果として、自分を脆弱な状態にさらすことになる
- スプリントのレトロスペクティブ形式で十分:うまくいったことは? うまくいかなかったことは? 次に試すことは?
- すべての人を包摂するよう努めること - 誰かが会議や文書に貢献していないなら、その人が声を上げられる方法を見つけ、必要であれば貢献度の測り方を再構築する
- 個人のミスの大半はシステムの問題であると認識する
- あらゆるミス、失敗、出来事を成長と学習の機会として受け止める
- リスクを取って新しい実験ができるほど十分な安全性が確保されてこそ、イノベーションは可能になる
d. フィードバック / 批判
- 感情的に受け取らないこと
- できるだけ具体的で完全な例を示すこと - そうすれば改善点を具体化しやすくなり、誠実さも強まる
- 可能なら、ネガティブなフィードバックを相殺できる解決策や助言もあわせて示す
- フィードバックを受ける方法について:
- フィードバックの受容性を高めるため、自分自身の好みをよく理解しておくこと — 公の場で?、非対面で?、…
- たとえ好ましくないフィードバックであっても、まずはフィードバックをくれた人に感謝を伝える
- 即座に反応しない。15分の散歩がおすすめ
- 具体例を求める
- フィードバックを与える方法について:
- 感情 - 自分の感情ではなく、受け手の感情に集中する
- 信頼 - その言葉が善意から出たものだと、受け手が心から信じられなければならない。 そのために、批判的なフィードバックに加えて、明確な助言と称賛できる点もあわせて伝える
- 論理 - なぜそのフィードバックをするのか、そしてそこに至った過程を具体的に示すことで、結果として信頼も高まる
8件のコメント
親切で良い文章ですね。
私も定期的に見返して、実践していこうと思います。
ノート
良い文章を興味深く読みました。定期的にまた読み返したいと思います。
いくつかの方法論には非同期コミュニケーションに適用できる部分がありますが、基本的にはコミュニケーション全般に通じる内容のように見えますね…!
非同期コミュニケーション(Asynchronous Communication): 非同期コミュニケーションとは、送信者と受信者が同時にやり取りする必要のないコミュニケーション方式です。メッセージを送ると、受信者は自分の準備ができたときにそれを確認し、返信できます。
同期コミュニケーション(Synchronous Communication): 同期コミュニケーションとは、送信者と受信者が同時にやり取りしなければならないコミュニケーション方式です。リアルタイムで会話や情報交換が行われます。
同期・非同期コミュニケーションと言われると、少し聞き慣れない感じがしますね
よく使う用語です!
電話とメールくらいの違いとして理解しています!