- テキストラベル(text labels) を強く支持する
- 現代のインターフェースはアイコンが過剰に多く、ユーザーはその意味を解釈するためにあまりにも多くの認知資源を消費してしまう
- その結果、作業速度が遅くなり、非効率な体験を繰り返し経験することになる
- アイコンだけで意味を伝えるのは簡単ではなく、ほとんどのアイコンは テキストラベルなしでは不完全
# アイコンが生む問題点
1. ほとんどのアイコンは即座に明確な意味を伝えられない
- 「良いアイコン」なら十分に意味を伝えられるという主張もあるが、現実にはどんなアイコンでも解釈には認知的負荷が伴う
- 例えば、"ゴミ箱アイコン"は比較的明確に削除(Delete)を意味するが、"鉛筆アイコン"は曖昧だ
- コンテキスト(Context)が意味を補完することはできるが、これも追加の認知的負荷を要求する
2. インターフェース内のアイコンが増えるほど探索が難しくなる
- 機能が増えるほど、アイコンだけで差別化するのは難しくなる。
- 5〜7個の機能まではアイコンで区別できても、15〜20個になると保存/共有/編集/作成などの似たアイコンが互いに混同される可能性が高い。
- 似た機能を持つアイコン同士の差別性が弱まることで、可読性も低下する。
3. アイコンの意味は特定のインターフェースの中でしか通用しない
- ユーザーはさまざまなインターフェース環境(Webブラウザ、オペレーティングシステム、アプリなど)を行き来しながら使わなければならない
- あるインターフェースで使われるアイコンが、別の環境ではまったく異なる意味を持つこともある
- 特に標準アイコンセット(Google Material Design など)を使う場合、同じアイコンが別の意味で使われると混乱がさらに大きくなる
# テキストラベルがインターフェースにもたらす利点
1. テキストだけでもより効率的
- 私たちの脳は単語を素早く認識するよう最適化されている。
- 見慣れた単語は 文字を一つひとつ読まなくても 即座に理解できる
- 一方で、ほとんどのアイコンは 新しい視覚言語を学習する必要があるため、より多くの労力 を要する
- テキストの一覧は上から下へ読めばよいが、アイコンだけの場合は横・縦に交互にスキャンしなければならない。
- 特にモバイル環境では 似た形のアイコンが並ぶと視覚的な混乱が大きくなる。
2. テキストはアイコンをより効率的にする
- テキストラベルが追加されると:
- アイコンの意味が より明確になり、探索が速くなる
- デザイナーがアイコン一つだけですべての意味を伝えなければならない負担が減る。
3. アイコンはテキスト中心のインターフェースで重要な視覚要素になりうる
- アイコンは 視覚的な目印(visual anchor) として機能し、テキストと組み合わせたときに 最も効果的なインターフェースを提供する
アイコンとテキストのバランスを見つける
- アイコンとテキストラベルを選ぶときは、ユーザーの認知負荷を考慮しなければならない。
- アイコンだけで構成されたUIは 最初はすっきり見えるかもしれないが、むしろユーザーに解釈の負担を与えて非効率 になりうる
- 完璧なアイコンを見つけることが解決策ではない。
→ アイコンとテキストを組み合わせて最適な体験を提供することが重要だ。
# 最適なUIデザインのための重要原則
- アイコンだけですべてを表現しようとしないこと。
- テキストラベルを追加すると可読性とアクセシビリティが向上する。
- アイコンとテキストは競合関係ではなく、相互補完的な要素である。
- アプリやWebサイトがデジタル環境全体の中でどのように使われるかを考慮すること。
- ユーザーがインターフェースを「解釈」するのではなく、「即座に理解」できるようにすること。
結論: 「見た目の良いUI」ではなく「理解しやすいUI」が重要
- 新しいアイコンを作ったり、テキストラベルを削除したくなったりしたときは、そのたびにもう一度考え直そう。
- 本当にすっきりしたデザインとは「単純に見えること」ではなく、「理解しやすいこと」だ。
3件のコメント
アイコンは、一目で理解できる状況でのみ使い、長押しして補助テキストを表示する機能も必ず必要だと思います。
私たちは、アイコンのみを使用する状況を極力限定しています。
** お客様からの要望がある場合(笑);
Hacker Newsの意見