12 ポイント 投稿者 GN⁺ 2025-02-24 | 3件のコメント | WhatsAppで共有
  • テキストラベル(text labels) を強く支持する
  • 現代のインターフェースはアイコンが過剰に多く、ユーザーはその意味を解釈するためにあまりにも多くの認知資源を消費してしまう
  • その結果、作業速度が遅くなり、非効率な体験を繰り返し経験することになる
  • アイコンだけで意味を伝えるのは簡単ではなく、ほとんどのアイコンは テキストラベルなしでは不完全

# アイコンが生む問題点

1. ほとんどのアイコンは即座に明確な意味を伝えられない

  • 「良いアイコン」なら十分に意味を伝えられるという主張もあるが、現実にはどんなアイコンでも解釈には認知的負荷が伴う
  • 例えば、"ゴミ箱アイコン"は比較的明確に削除(Delete)を意味するが、"鉛筆アイコン"は曖昧だ
    • 文章を書く? 修正する? 描く? 作成する?
  • コンテキスト(Context)が意味を補完することはできるが、これも追加の認知的負荷を要求する

2. インターフェース内のアイコンが増えるほど探索が難しくなる

  • 機能が増えるほど、アイコンだけで差別化するのは難しくなる。
  • 5〜7個の機能まではアイコンで区別できても、15〜20個になると保存/共有/編集/作成などの似たアイコンが互いに混同される可能性が高い。
  • 似た機能を持つアイコン同士の差別性が弱まることで、可読性も低下する。

3. アイコンの意味は特定のインターフェースの中でしか通用しない

  • ユーザーはさまざまなインターフェース環境(Webブラウザ、オペレーティングシステム、アプリなど)を行き来しながら使わなければならない
  • あるインターフェースで使われるアイコンが、別の環境ではまったく異なる意味を持つこともある
  • 特に標準アイコンセット(Google Material Design など)を使う場合、同じアイコンが別の意味で使われると混乱がさらに大きくなる

# テキストラベルがインターフェースにもたらす利点

1. テキストだけでもより効率的

  • 私たちの脳は単語を素早く認識するよう最適化されている。
    • 見慣れた単語は 文字を一つひとつ読まなくても 即座に理解できる
    • 一方で、ほとんどのアイコンは 新しい視覚言語を学習する必要があるため、より多くの労力 を要する
  • テキストの一覧は上から下へ読めばよいが、アイコンだけの場合は横・縦に交互にスキャンしなければならない。
    • 特にモバイル環境では 似た形のアイコンが並ぶと視覚的な混乱が大きくなる。

2. テキストはアイコンをより効率的にする

  • テキストラベルが追加されると:
    • アイコンの意味が より明確になり、探索が速くなる
    • デザイナーがアイコン一つだけですべての意味を伝えなければならない負担が減る。

3. アイコンはテキスト中心のインターフェースで重要な視覚要素になりうる

  • アイコンは 視覚的な目印(visual anchor) として機能し、テキストと組み合わせたときに 最も効果的なインターフェースを提供する

アイコンとテキストのバランスを見つける

  • アイコンとテキストラベルを選ぶときは、ユーザーの認知負荷を考慮しなければならない。
  • アイコンだけで構成されたUIは 最初はすっきり見えるかもしれないが、むしろユーザーに解釈の負担を与えて非効率 になりうる
  • 完璧なアイコンを見つけることが解決策ではない。
    アイコンとテキストを組み合わせて最適な体験を提供することが重要だ。

# 最適なUIデザインのための重要原則

  1. アイコンだけですべてを表現しようとしないこと。
  2. テキストラベルを追加すると可読性とアクセシビリティが向上する。
  3. アイコンとテキストは競合関係ではなく、相互補完的な要素である。
  4. アプリやWebサイトがデジタル環境全体の中でどのように使われるかを考慮すること。
  5. ユーザーがインターフェースを「解釈」するのではなく、「即座に理解」できるようにすること。

結論: 「見た目の良いUI」ではなく「理解しやすいUI」が重要

  • 新しいアイコンを作ったり、テキストラベルを削除したくなったりしたときは、そのたびにもう一度考え直そう。
  • 本当にすっきりしたデザインとは「単純に見えること」ではなく、「理解しやすいこと」だ。

3件のコメント

 
ndrgrd 2025-02-26

アイコンは、一目で理解できる状況でのみ使い、長押しして補助テキストを表示する機能も必ず必要だと思います。

 
nemorize 2025-02-24

私たちは、アイコンのみを使用する状況を極力限定しています。

  • 自明なアイコンを自明な位置に配置する場合(ChevronLeftを左上、Vertical3Dotsを右上に)
  • そのアイコンが表示されるためにユーザーのインタラクションが必要であり、かつそのインタラクション領域に同じアイコンがラベル付きで表示される場合(通知オフのアクション時に該当要素へBellOffアイコン)
  • 自明な数値データが後ろに続く場合(いいね、よくないね、時間)
  • そのアイコンまたはそのまとまりを説明するツールチップ、チュートリアルなどを通じて、アイコンの用途を説明する機能が含まれている場合
    ** お客様からの要望がある場合(笑);
 
GN⁺ 2025-02-24
Hacker Newsの意見
  • バランスが重要。メニューにいくつかアイコンがあると、アンカーポイントになってメニューに独特の「形」を与える
    • すべてのメニュー項目にアイコンがあると混乱しやすい
  • 1990年代から、UI研究はラベルのほうがアイコンより認識に優れていることを示している
    • 現在はディスプレイ技術が向上しているが、デザイントレンドやローカライズの手抜きによってテキストを排除しようとする傾向がある
    • ユーザビリティのガイドラインがあっても無視される。UIデザインが感覚頼みの職業になってしまったからだ
    • たとえば、AppleのiOSヒューマンインターフェイスガイドラインでは、タブバーにアイコンとテキストラベルを含めるべきだと明確に記している
    • 多くのデザイナーはこうしたガイドラインを読んでいない
  • 多くの研究は、ヨーロッパとアメリカで異なる形で再現されるだろうという推測がある
    • アメリカの道路標識は主にテキストで構成されている
    • ヨーロッパは小国が多いためピクトグラムを使う
    • ヨーロッパ人はアメリカ人よりピクトグラムから意味をうまく読み取る
  • 世界の大半はずっと前に音声文字へ移行した
    • ピクトグラムより音声文字のほうが優れている
    • アイコンは任意だが、テキストは必須だ
  • 特定の話題で忙しくしていると、翌日それがHNに現れることがよくある
    • 27か月の息子のために小さなお絵かきアプリを作ったが、最初はアイコンだけを使っていて混乱していた
    • テキストラベルを追加すると視覚的な混乱が減った
  • アイコン自体は悪くないが、ホバー時のツールチップや代替テキストのようなラベルがないとフラストレーションを感じる
    • 新しいソフトウェアの学習が遅くなり、ドキュメントや動画チュートリアルを探す必要が出てくる
  • UX Myth — アイコンがユーザビリティを向上させるという神話
  • アイコンとその広がりは昔から嫌いだった
    • テキストを擁護しているが、あまり受け入れられない
    • 多くの人は読書が遅いのではないか、という新たな仮説を立てた
    • メニュー内のラベルを全部読むのにかかる時間は約1秒だ
    • アイコンよりテキストのほうが解釈に時間がかかるということはない
    • 読むのが遅い人々に配慮すべきだという点には同意するようになった
  • テキストを空虚さから守りたい
    • テキストラベルは小さく、周囲に十分な余白がある
    • テキストを強調し、視覚的なスキャンをしやすくできる
    • 究極の解決策は、ユーザーがデザイナーのミスを無視できるようにすることだ
    • テキスト認識のほうがアイコン認識より容易だという点を強調している
    • アイコンは占有スペースが少なく、効率が高い
  • 「一枚の絵は千の言葉に値するが、しばしば一つで十分だ」という表現を聞いたことがある