1 ポイント 投稿者 GN⁺ 2025-04-09 | 1件のコメント | WhatsAppで共有

Cycプロジェクトの失敗

  • 要約: Cycプロジェクトは、40年にわたって人工知能の汎用知能を構築しようとした試みであり、記号論理を拡張する方式で進められたが、失敗に終わった。このエッセイは、Cycの秘匿的な歴史に光を当て、広く知らしめることを目的としている。

自動化された数学者とEURISKO

  • 自動化された数学者(AM): ダグラス・レナトの最初の伝説的プロジェクトであり、数学的概念を自動的に発見するシステムだった。しかしAMは、初期の発見の後、急速に知的疲労に陥った。
  • EURISKO: AMの限界を克服するために開発されたシステムで、新たな発見のためのヒューリスティック規則を自ら発見できるよう設計された。しかしEURISKOも結局、知的疲労に陥った。

Cycの歴史

  • Cycの始まり: 1985年、レナトは常識知識を手作業でエンコードすることでCycを開始した。約3,000万件の主張と2億ドルの費用が投入された。
  • 商用利用: Cycは2016年以降、商用アプリケーションへと転換したが、OracleやIBMのような既存企業のサービスと機能的に同一だった。
  • 秘密主義: Cycは秘密主義的な性格を帯びており、外部研究者が利用しにくく、公開ベンチマークでも成果を出せなかった。

Cycの失敗の原因

  • 記号論理の限界: レナトは記号論理アプローチを固守したが、これはAIの汎用知能を達成するうえで失敗した。
  • 常識知識の重要性: レナトは、人間が知的疲労に陥らない理由を膨大な常識知識に求め、それによって新しいアイデアを無限に生成できると考えた。

結論

  • 記号論理の限界: Cycの失敗は、記号論理アプローチがAIの汎用知能を達成するのに適していないことを示している。

1件のコメント

 
GN⁺ 2025-04-09
Hacker Newsのコメント
  • 「これは自覚のあるAIが書きそうな文章だ。『ここに見るべきものはない、通り過ぎろ』という感じがした」

    • Cycは有用な方向には進んでいないと感じる
    • McCarthyのブロックワールドのデモに感銘を受けた
    • AIが動作するための『コンテキスト』を作るルールを定式化したことが重要だと考える
    • LLMの初期の失敗事例は、コンテキスト失敗の典型例である
    • 既存のモデルは学習中にコンテキストがないため、出力がコンテキストに合わせて調整されない
  • 「非常に興味深く価値のある記事だ」

    • プロジェクトが失敗したと断定してしまうのは残念だ
    • ニューラルネットワークが有用になるまでには40年以上かかった
    • Cycorpの知識ベースが一般にアクセス可能になれば、LLMの学習に使えるだろう
  • 「オンラインで公開されている opencyc バージョンを実行できる」

    • GitHubにデータセット、知識ベース、推論エンジンがある
    • 古いバージョンのJavaで書かれている
  • 「AMとEURISKOについてたくさん読もうとしたが、Lenatの仕事は非公開だった」

    • 他の人たちがLenatの仕事を基に発展させられなかったのは残念だ
  • 「この記事はSymbolic AIに関する素晴らしいレビューだ」

    • 以前OpenCycに多くの時間を費やしたが、この10年は触れていない
    • Symbolic AIの生産的な未来は、LLMを使って非構造化データから知識グラフと記号的関係を構築することに関係しているだろう
  • 「CycはWebサイトによれば順調に進んでいる」

    • Lenatは2023年に亡くなったが、今でも『リーダーシップチーム』の唯一のメンバーとして掲載されている
  • 「Lenatは、有用な知能を得る鍵がデータ量にあるという点で、方向性は正しかったと思う」

    • Cycプロジェクトは批判していたが、LLMでも似たようなことが起きた
  • 「素晴らしいエッセイだ! OPの絶え間ない調査に感謝する」

  • 「Cycについて強い意見はないが、この死亡記事はかなり悪意があるように感じる」

    • Lenatの基本的な信念はMLでも共有されている
    • MLには圧倒的な量の計算資源が必要だった
  • 「昨年の大きなCycスレッド」