Shopify CEO、「これからのShopifyではAI活用が当たり前です」
(x.com/tobi)- 創業者のメモがオンラインで拡散して話題となり、本人が全文をそのまま公開した
> "Reflexive AI usage is now a baseline expectation at Shopify" - 今は史上最も多くの商人と起業家が誕生しうる時代に入りつつある
- Shopifyは参入障壁を下げ、より多くの人が起業を選べるようにするため、複雑さの削減に注力している
- 起業の各段階は、技術・判断力・知識を要する意思決定の連続である
- いまやAIは助言者の役割を超えて実務そのものを担うことで、飛躍的なイノベーションを生み出している
- Shopifyの使命は、未来の最高のビジネスを構築できる最高のプラットフォームを作ることである
- そのために、全メンバーが最新技術に精通し、最高のツールを活用できなければならない
- Shopifyは、マーチャントが自分でも想像できなかった成功を実現できるよう支援するため、技術的に先行し続けることを最優先事項としている
Reflexive AI活用は、今やShopifyの基本的な期待事項
- すでにAIを思考のパートナー、深掘り調査役、批評家、チューター、ペアプログラマーとして活用しているなら、このメモは目新しく感じないかもしれない
- 私自身も常にAIを使っているが、その潜在力をまだ完全には把握できていないと感じている
- 今は働き方が最も速く変化している時期であり、キャリアの中でも前例のない転換点である
- AIに対するCEOの熱意は、週次ビデオ、ポッドキャスト、タウンホール、サミット発表など、さまざまなチャネルで繰り返し強調されてきた
- 特に昨年夏のサミット発表では、AIエージェントを使って発表を準備し、その場で実演した
- この行動は、全社員にAIを試してみるよう促し、AIの重要性に対する混乱や懐疑を払拭するための行動喚起(call to action)だった
- このメッセージを受け取った多くの社員は、AIがもたらす新しい能力やツールに深い印象を受けた
- AIは私たちのスキルと専門性を増幅し、個人の弱点を補う中核ツールとして機能している
- AIを使いこなす方法は、実際にたくさん使って身につける実践的なスキルである
- 従来のツールと異なり、AIはまったく異なる方法で動作するため、従来の学習方法はあまり当てはまらない
- これまではAI活用の推奨は「慎重な提案」にとどまっていたが、今では明確な要件へと変わった
- AIは単なるツールではなく、能力を倍加させるアンプとして機能する
- Shopifyには、従来の限界を10倍超えて成果を出す卓越した人材がそろっており、それが会社の誇りである
- AIは、そうした人材が不可能に見えた課題を100倍のスピードで達成できるようにするツールへと進化している
- これは、人とツールの双方が10倍成長し、100Xの結果を生み出す驚くべき協業の姿を示している
- 継続的な学習と成長はShopify文化の中核的価値である
- 過去のリーダーシップメモでは、Shopifyを**「赤の女王の競争(Red Queen Race)」**にたとえていた
→ つまり、その場にとどまるだけでも走り続けなければならない環境だということ - 毎年20〜40%成長する組織では、個人も毎年その分成長してはじめて期待に応えられる
- この要求はCEOを含む全メンバーに適用される
- 過去のリーダーシップメモでは、Shopifyを**「赤の女王の競争(Red Queen Race)」**にたとえていた
- この挑戦的な環境こそが、最高の人材が望む環境である
- 互いに学び、成長し、意味があり難しい問題を共に解くことが、Shopifyが提供したい理想の働く環境である
- これは単なるスローガンではなく、「学び続け、変化に適応せよ」というShopifyの中核価値の実践である
- Shopifyはこの文化をつくるために創業され、今の環境はその結実である
これが意味すること
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1. AI活用能力は、今やShopifyの全社員にとって基本スキルである
- AIは今日、あらゆる業務に適用できる汎用ツールであり、その重要性は今後も高まっていく
- AIを学ばないという選択は、事実上持続可能ではない
- 成長が止まることはすなわち緩やかな失敗であり、停滞は後退に等しい
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2. すべてのGSDプロジェクトのプロトタイプ段階では、AI探索が必須である
- プロトタイプの目的は学習と情報生成にある
- AIを使えば、チームメンバーがすばやく理解し活用できる成果物を、はるかに短時間で作れる
- したがって、AI主導の探索がプロトタイプの中核戦略であるべきだ
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3. AI活用の水準は、業績評価およびピアレビューの項目に含まれる
- AIをうまく使うことは直感的ではないスキルであり、練習とフィードバックが不可欠である
- 多くの人は最初の試みで望む結果が出ないと諦めてしまうが、プロンプト作成とコンテキスト構成の能力は継続的に伸ばすべき中核スキルである
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4. 学習は自律的に行い、学んだことは共有しなければならない
- Shopifyは最新のAIツール群への幅広いアクセスを提供している
- 例:
chat.shopify.io,proxy,Copilot,Cursor,Claude codeなど
- 例:
- 毎月のビジネスレビューや製品開発サイクルにも、AI統合のための時間を正式に組み込んでいる
- SlackやVault内の
#revenue--ai-use-cases,#ai-centaursチャンネルでは、プロンプト共有や実験結果の交換が活発に行われている
- Shopifyは最新のAIツール群への幅広いアクセスを提供している
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5. 追加の人員やリソースを求める前に、AIで代替可能かを必ず検討すること
- チームは、望む成果をAIなしでは出せない理由を明確に説明しなければならない
- もしAIエージェントがすでにチームの一員だったらどうなるか? という問いは、興味深いアイデアやプロジェクトにつながりうる
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6. 「全員」とは、例外なく本当に全員を意味する
- この基準はCEOと経営陣を含む全メンバーに適用される
今後の進む方向
- AIはShopifyと私たちの仕事、そして生活全体を完全に変える
- 私たちはすでにAI中心の変化に全面的に参加しており、この歴史的変化をともに進めるのに最適な場所がShopifyである
- 単に変化を見守るのではなく、ともに学び、ともにイノベーションを生み出す組織文化の中にいる
- AI時代の起業とは何か、その答えを探す旅
- 私たちの課題は、AIが一般化した世界で起業がどのような姿であるべきかを定義することである
- この旅を成功させるには、全メンバーの参加と協力が不可欠である
- すでに今年の主要テーマとあわせて、複数のAIプロジェクトがロードマップに反映されている
- 私たちの製品は、Shopifyの使命をよりよく体現する形へと進化しており、
- AIによって増幅された個人の能力と野心が組み合わさるとき、Shopifyはマーチャントに真の価値を提供できる
5件のコメント
私は、AIのおかげで人と人との直接的なコミュニケーションは、今よりもさらに減っていくのではないかと考えることがあります。
GSD は "Get Shit Done" の略で、1. 提案 2. プロトタイプ 3. ビルド 4. リリース 5. 結果 の段階に分かれる、Shopify 独自の作業追跡ツールだそうです。
日本語訳版です。
https://m.blog.naver.com/bizucafe/223827792501
ありがとうございます。
Hacker Newsの意見
主な対象読者は一般の人々や社内エンジニアではなく投資家。AIで革新的な問題を解決していると主張し、過大評価された企業に資金を投じさせようとしている
AIの使用に関する質問を業績評価および同僚評価アンケートに追加するとのこと
AIが技術を補完し、能力を拡張できる新しいツールを提供するとしている
AIの使用を業績評価に含めるのはばかげている
メッセージが長すぎて明確でない。簡潔で実行可能な内容であるべき
AIの使用を強要し、その成果を評価することは開発者に任せるべき
業績評価にAI活用への熱意を評価するセクションがある。これは組織が非効率的に運営されていることを示している
Shopifyはもはや技術企業ではなく、ありふれた会社になった。Tobiは辞任すべきで、これは士気の低下に非常に悪い
AIが人間のCEOの大半を上回りうるという記事へのリンクがある
会社は昨年AIブームに飲み込まれたが、今年はAIが有用ではないことに気づいた。会議メモの作成以外にはあまり役に立たなかった
LLMsは現代のBig Bluesのようなもの