3 ポイント 投稿者 GN⁺ 2025-05-24 | 1件のコメント | WhatsAppで共有
  • この拡張機能は AIベースの IntelliSense と「@pgsql」GitHub Copilot エージェントにより、クエリ作成とデータベース管理を簡素化する
  • Entra ID 認証、Azure Database for PostgreSQL との連携などにより、統合されたセキュリティとクラウド展開管理を支援する
  • スキーマの可視化、クエリ履歴管理、コンテキスト IntelliSense など、開発者の生産性と効率向上に重点を置いている
  • 複数のデータベース接続、パスワードレス認証、直感的な UI により、オンボーディングと作業切り替えのコストを最小化する

紹介

  • Microsoft は Visual Studio Code(以下 VS Code)向けの 新しい PostgreSQL 拡張機能 のパブリックプレビューを発表した
  • この拡張機能は、PostgreSQL データベース管理 と開発者ワークフローを単一の環境で簡単に処理できるよう設計されている
  • 開発者は VS Code を離れることなく、データベースオブジェクト管理、クエリ草案の作成、コンテキスト IntelliSense、「@pgsql」GitHub Copilot エージェントの支援を受けられる。

開発者が直面する課題と解決策

  • 最近の 2024 StackOverflow 開発者調査 によると、41% の開発者が 作業切り替えの難しさ を経験している
  • 2024 Stripe Developer Coefficient Report では、開発時間の 最大 50% がデバッグと問題解決 に費やされていることが確認できる
  • データベース管理とアプリケーション開発を 統合する拡張ツールの不在 が非効率性に影響している
  • 新しい拡張機能は Postgres データベースツール と @pgsql GitHub Copilot を統合し、1つの環境で開発、管理、デバッグを処理できる
  • Entra ID 認証、Azure Database for PostgreSQL との緊密な連携などにより、セキュリティと集中管理を支援する

主な機能

スキーマの可視化

  • オブジェクト エクスプローラー(Object Explorer)でデータベース項目を 右クリック すると、「Visualize Schema」オプションでスキーマを可視化できる

データベース認識型 GitHub Copilot

  • VS Code 内で PostgreSQL コンテキストを認識 する AI 支援を提供
  • 自然言語によるデータベース問い合わせ、スキーマ最適化、SQL 実行などを簡素化
  • 「@pgsql」コマンド、「Rewrite Query」「Explain Query」「Analyze Query Performance」などのコンテキストメニューで AIベースのクエリ分析/最適化 を支援
  • 開発中に リアルタイムで専門家レベルのガイド とセキュリティ、性能向上機能を提供

Copilot チャット エージェントモード

  • 対話型のインテリジェントなチャットエージェント(@pgsql)が、質疑応答を超えて多段階タスクまで支援
  • ワークスペースの実際のコンテキストを理解し、許可を得てコード作成やデバッグも実行 可能
  • データベース作成、拡張機能の有効化など複雑な作業も自然言語で指示できる
  • データベース変更作業には 明示的なユーザー許可 が必要

データベース接続と管理

  • ローカルおよびクラウドの PostgreSQL インスタンス に簡単に接続
  • 複数の接続プロファイル、接続文字列の解析、接続情報設定の簡素化
  • Azure Database for PostgreSQL のデプロイ を直接参照・フィルタリング可能
  • Entra ID 連携 によりセキュリティを強化し、管理者主導のデータベースアクセス管理を支援

パスワードレス認証とセキュリティ

  • Entra ID によるパスワードレス認証 を提供
    • 手動ログイン不要で、自動トークン更新を支援
    • 認証タイムアウトを最小化し、開発中の継続性を確保
    • エンタープライズのセキュリティ基準に適合
    • 既存の Entra ID 資格情報を利用可能
    • 別途アカウント管理は不要

データベース エクスプローラーとクエリ履歴

  • スキーマ、テーブル、関数などのデータベースオブジェクトを構造的に確認・管理 できる
  • オブジェクトの作成、修正、削除を支援
  • クエリ履歴管理により 過去に実行したクエリを再利用しやすい

クエリ編集とコンテキスト IntelliSense

  • SQL キーワード、テーブル名、関数名の自動補完 と構文ハイライトを支援
  • クエリの自動フォーマット、履歴管理、読みやすい編集環境を提供

差別化ポイントと強み

  • 生産性向上: コンテキスト IntelliSense、SQL フォーマットなどで作業時間を短縮し、エラーを削減
  • スマートな AI 支援: データベース/ワークスペース認識型 Copilot チャットエージェントによる多段階支援
  • 迅速なオンボーディング: 接続マネージャーにより、初心者でも数分で環境セットアップが可能
  • セキュリティ: Entra ID 導入による集中型アクセス制御、Azure デプロイの参照が容易
  • 統合ツールセット: データベースオブジェクト管理、クエリ実行、インスタンスのデプロイまで VS Code 内で可能
  • クラウド親和性: Azure Database for PostgreSQL との深い統合により、クラウドデータベース運用を簡素化

始め方

  • VS Code Extensions Marketplace で「PostgreSQL」を検索し、Preview PostgreSQL extension(青い象のアイコン)をインストール
  • GitHub Copilot および Copilot Chat 拡張機能が必要で、「@pgsql」コマンドで Copilot と対話可能

フィードバックと今後の計画

  • VS Code 内のフィードバックツール でユーザー意見や課題を送信可能
  • 標準プレビューライセンスは今後更新予定
  • 詳細情報とスタートガイドは https://aka.ms/pg-vscode-docs を参照

1件のコメント

 
GN⁺ 2025-05-24
Hacker Newsのコメント
  • 私たちのチームのリリースを祝いたい気持ち。先週のMicrosoftスポンサーセッションで、これを実際に最初にデモしたときの体験を共有。デモ動画はこちらで見られるとの案内。さらにMSFTブースで別セッションも行ったが、録画版はまだ未公開とのこと。代わりに、私がデモしたすべての機能を自分で試せるリポジトリがこちらにあるという情報共有。もし問題があればここでチームに知らせてほしいとの案内

  • 以前自作したnpmパッケージ「pgstrap」で解決していた主要な問題を、このツールもまた解決してくれるという話。このツールはデータベース構造をディレクトリ形式で生成して、自分のデータベーススキーマをLLM(大規模言語モデル)が活用できるようにし、コードレビュー時にテーブル変更を確実に見えるようにする利点がある。自分のDBの各テーブルごとにSQLファイルを生成し、スキーマごとにディレクトリへ整理する。Railsのschema.rbに近い概念。エディタがデータベースを認識するほうがよいのか、それともコードベースにコンテキストをコミットするほうがよいのか悩ましい。生成されるコードや成果物が少なければ、コードベースはよりクリーンになる。ただ、全員がVS Codeを使っているわけでもなく、この統合を活用できるとも限らないのが現実。DBブラウザGUIは常に決定的な勝者がいなかった。それでもVS Codeの圧倒的なシェアによって、開発環境内でのDB参照の標準になるかもしれないという見方。pgstrapリンク

    • データベーススキーマの現在の状態とすべてのマイグレーションをバージョン管理に含めるのは、Webフレームワークでは完全に標準ではないかという疑問提起
    • 実用的なツールだという評価とともに、共有への感謝。テーブル・カラム・インデックス以外に、トリガーやストアドプロシージャなども出力するのか気になる。多くのツールはテーブル定義までで止まるという指摘。DBのより多くの機能を活用できるツールがさらに必要だという願い
    • MCPサーバー(およびcopilot/cline)で、自分のDBにread onlyログインを1つだけ使う方式を紹介
  • このツールは本当に素晴らしく見えるという第一印象。MicrosoftがSQL ServerではなくPostgres向けツールに力を入れているのが驚きで、それだけPostgresの需要が多いのだろうという推測

    • すでにMicrosoft SQL Server拡張機能がVS Codeにあり、今回出たものは実質それに近いクローンだという意見。実際に使ってみると、メニューやダイアログなど全体的に同じ印象とのこと。以前はAzure Data Studio(現在はサポート終了)がこの拡張のベースだったという説明。SQL Server拡張リンク
    • Microsoftのデベロッパーエバンジェリストの立場から見ると、SQL Server拡張開発チームもPostgreSQL拡張開発チームも、それぞれ非常に大きな努力を注いでいるという体験共有。両チームのユーザビリティテストやバグバッシュに参加して、開発者フレンドリーなツールを作ろうとする情熱を確認したという話。必要なことはぜひチームにフィードバックしてほしいとのお願い。SQL Serverのニュースはカルロス・ロブレス PostgreSQLのニュースはJoshua Johnson をフォローとの案内
    • 私の考えでは、MSSQLツールがADSを通じて継続的にメンテナンスされてきて、品質も高かったからではないかという推測。Azure Data Studioは現在終了に向かっており、VS Code向けPostgres拡張にはここ6年間意味のあるコミットがなかったという話。それまではPostgres向けの代替がなく、ずっとADSを使っていたという体験。参照リンク
    • SQL Server Management Studio(SSMS)がすでに似た役割を担っているのではないかという考え。おそらくSSMSを最終的にVS Codeへ移そうという計画があるのだろうという推測。そのためにまずPostgres対応で実験しているのかもしれないという見方。SSMSリンク
    • SQLiteにもこういう似た拡張があればいいのにという願い
  • この拡張はぜひ自分で使ってみるつもり。自分のキャリアの始まりはSQL Serverで、SSMSが自分にはぴったりだという話。Postgresを10年近く使ってきたが、pgadmin、dbeaver、datagripのような管理・クエリツールには満足できなかったという告白。PostgresというDBMS自体は素晴らしく、SQL Serverもコストさえ除けば最高だと思う。ただ、コミュニティでもっとPostgresのDBツーリング生態系への不満が大きくなってもよさそうなのに静かだったのが不思議

    • 個人的には、これまで使った汎用DBツールの中ではDatagripが圧倒的に印象的だという評価。いろいろなDBツールを使ってきたが、その多くはDBの専門家が作った感じで、IDEの専門家が作った製品は珍しいという見方。機能、拡張性、改善速度のすべてに満足している。オープンソースのpgadminやdbeaverとは次元が違うという考え。Oracle業務ではDatagripが精神衛生を守ってくれたという体験共有
    • ほとんどのSQL開発者は、実際のところツーリングをあまり気にしていないという現象の診断。たいていデータベースやテーブル設計者は別にいて、普通の開発者はDBそのものよりテーブルやビューだけを気にし、インデックスにはほとんど関心を持たない傾向がある。ツーリングに関心のある人は「開発DBA」と呼ばれ非常にまれで、そのぶん採用も難しく離職率も高いという業界の現実
  • JetBrainsがVSCodeに対して明確に優位な点として、洗練された内蔵DBツールの提供を挙げる話

    • 毎年一度はVSCodeに戻ろうとするが、JetBrains特有の強力なgitおよびDB統合機能がいつも足を引っ張るという告白
    • DataGripだけを別に使ってもよいが、自分はこのやり方を選んだという体験共有
  • PosticoはずっとPostgresとやり取りする自分の標準ツールだったという話。Posticoユーザーの中で新しい拡張を試した人がいるのか気になる

    • PosticoはMac向けにかなり特化しており、IntelliJ内蔵のDBエディタのほうが機能面ではずっと豊富だという考え
    • Posticoを10年以上使ってきたユーザーとして、今回の拡張も試してみるつもり。node-pgと一緒に使うときにCopilotがスキーマを認識してくれることを期待
  • 現在Microsoftで最も「価値ある」IDEは何なのか気になるという点から、数年前まではVSCodeが「初心者向けVisual Studio」のように宣伝されていたが、最近ではVSCodeが最も多く使われる「IDE」になったという現象共有。Visual Studioは主に「レガシー」(C++や.NETには依然として良いが)と見なされているという見方

    • 開発者への到達範囲という意味では、間違いなくVSCodeという評価。MSエコシステムに大きな関心がなくても、.Net開発者はRiderを多く使う流れで、Visual StudioはEclipseやNetbeansのように変化が難しい環境に主に残っていくだろうという見通し。自分はemacsユーザーだが、SQL Serverを非Windows環境で使うときはどうしてもVSCodeを開くことになるという告白
    • 収益性という面ではVisual Studioのほうがはるかに高いという考え。エンタープライズのワークフローやプラグインのかなりの部分はVSCodeへ移植されないだろうという予想。ただし、MSエコシステムへの入口、マインドシェア、Web IDEへの拡張性などではVSCodeが優位だという診断。さまざまな長所の説明とともに、Electron shellの限界への惜しさも表明
    • 圧倒的にVSCodeだという主張。VSCodeは無料だが、MSエコシステムへの流入ゲートウェイの役割を果たし、MSが開発者市場に残り続けられるようにする効果があるという分析
    • ゲーム業界ではVisual Studioがいまだ広く使われており、一部プラットフォームをターゲットにするときは必須だと述べる。Riderの利用も増えているが、ビルドシステムの一部としてVSが一緒に使われている
    • VSCodeからVisual Studioへ移って「本物の開発者」になるという構図で宣伝されたことは一度もなかったという指摘。Python、HTML、JavaScriptなどはそもそもVSでうまく動かず、実質的な移行経路自体がなかったという説明
  • Microsoft AccessとPostgreSQLが、およそ30年ぶりに再会する感じなのかという質問

    • Accessに関する部分を見落としているなら教えてほしいというお願い。DBeaverより良い代替があるなら勧めてほしいという現実的な吐露
  • SQLiteでもこういう機能があるのか気になる。DBごとにまったく新しい拡張が必要なのか、それとも共通で使える部分があるのかという質問

  • VSCodeはかなり良さそうだが、複数モニターでVSCode自体を分散して使う簡単な方法があるといいのにという願い。今はコードを1台のモニター、DBツールをDataGripで別モニターに分けて使っている

    • VSCodeはすでにマルチモニターをサポートしており、公式ドキュメントの案内
    • VSCodeではすでにタブを別ウィンドウに切り離して複数モニターに置けるという体験共有。ターミナルも可能。UIは直感的とは言えないが、慣れると非常に満足できるという評価。コードとターミナルを並べて置くことも可能だという例示(昔からemacsではこうした機能が使えたという言及)
    • 昨日知った事実として、タブを新しいウィンドウに切り離せるという点。完全に自然なマルチモニター体験ではないが、2台のモニターに置けるので一応参考になるという意見
    • ハードウェアで問題を解決する方法、つまり38インチのウルトラワイドモニター1台で済ませる案も提案