Microsoft、EdgeにCopilotモードを導入
(blogs.windows.com)- Edgeブラウザーに実験的AI機能として『Copilotモード』が導入され、単なるタブベースのウェブ閲覧を超えて、AIが能動的にユーザーのWeb体験をサポートし、業務フローを革新します。
- Copilotモードでは1つの入力窓でチャット、検索、ナビゲーションが統合され、複数タブの全体的なコンテキストを認識して情報比較・意思決定・整理までサポートします。
- 音声コマンドによる自然言語ナビゲーション、リアルタイム作業(Action)、動的アシストパネルなどにより、クリックや入力なしで効率的な探索が可能です。
- プライバシー・セキュリティの強化、ユーザーがいつでも機能をオン/オフできることを前提に、ブラウザーデータ処理とアクセス範囲を明確に管理します。
- 無料かつ完全オプトイン(Opt-in)で、Windows/Mac用Edgeで限定期間提供されており、フィードバックをもとに継続的に改善される予定です。
Copilotモードとは?
- 既存の直線的なタブ閲覧から脱して、AIがユーザーの意図と文脈を把握し、能動的に提案・支援する新しいブラウザーモードです。
- 新規タブを開くと、チャット・検索・ナビゲーションを統合した単一入力窓と、簡潔なUIが提供されます。
- Copilotは、ユーザーが開いている複数タブの全体像を理解し、情報比較・意思決定・整理などの複雑な探索プロセスを能動的に補助します。
主な機能
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マルチタブの文脈ベースブラウジングをサポート
- 開かれているすべてのタブの文脈を認識し、たとえば旅行先を比較する際に、海に最も近い宿をAIが素早く見つけることで、タブの切り替えと手作業を最小化します。
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自然言語コマンドとAction
- 音声コマンド対応: 「このページで情報を探して」、「商品オプションを比較するタブを開いて」など、自然言語でリクエスト可能です。
- 今後は履歴と認証情報まで選択的に連携して、予約・購入・情報収集などの複合タスクをCopilotが自動化する予定です。
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ダイナミックアシスタントパネル&情報要約
- 必要なときにCopilotをパネル形式で呼び出し、ページ切り替えなしでレシピ変換・翻訳・ポップアップ削除・長文要約など集中力低下の要因を排除し、主要な情報を即座に提供できます。
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作業と探索のジャーニーを継続
- 今後は過去〜現在のブラウジング履歴をトピック別・プロジェクト別のジャーニーとして整理し、後続アクションや学習、カスタム提案をサポートします。
- ユーザーは、Copilotのデータアクセスのタイミングと範囲を明確に認知・制御できます。
プライバシー保護とユーザー制御
- Microsoftの高品質なプライバシー・セキュリティ基準をベースに、ユーザーがデータの収集・利用を直接設定・制御できます。
- CopilotモードはいつでもEdge設定でオン/オフ可能で、使用しない場合は既存のEdge環境をそのまま使用できます。
- Copilotがブラウザーデータにアクセス・分析する際には、常に明確な視覚的通知を提供します。
実験的導入とフィードバック
- Copilotモードは無料・限定期間・Opt-in方式で優先提供され、ユーザーフィードバックを反映しながら継続的に進化します。
- Discordコミュニティなどでアイデア提案や議論に参加可能です。
始め方
- aka.ms/copilot-mode ですぐに使ってみて、新しいAIブラウジング体験を試し、フィードバックを送信できます
1件のコメント
Hacker Newsの意見
最近のMicrosoftのCopilot関連戦略は理解しにくい。似たような機能はすでに何十個もあり、価格もばらばらなのに、肝心のどれもまともに動かない。収益につながるポイントは 「Excelで自然言語で複雑な要約・分析を依頼すると、新しいシートやグラフまで自動生成される」 ような日常業務なのに、現状のCopilotは手順の説明をしてくれるだけだ。すでにExcelやOfficeにはAPIがあるのだから、自然言語の命令をExcel実務につなぐAI さえ作れば、どの会社でも使われるはずだ。私はこういうツールを本当に必要としていて複数のAIを試したが、実際に望む水準までできることはない。思った以上に難しい問題なのだろうが、Microsoftが 数十億ドルを投じてもなかなか解決できていない。企業のビジネスロジックが核心なのに、これを新しい発想でうまく広げられていないのが残念だ
AIに莫大な金を投じた以上、Microsoftなどは まだ未完成のAI製品を無理に押し出している。とにかく何かを公開しなければならないので、未熟なサービスでユーザーデータを集め、そのデータを使っていつかより良いAIを作れることを期待する構図だ。同時に、ユーザーが無意識のうちに まずAIを探す習慣を身につけるよう誘導 している
ChatGPT Proに加入して実際にExcelの要約を依頼したことがある。ものすごく熱心に作業していたのに、出てきた結果は 書式もめちゃくちゃで、データの一部は欠けている 本当にがっかりするファイルだった
最近、社内研修でCopilotの活用法を見せていた際に、CSVヘッダーファイルの読み込みに失敗して15分間もたつく場面を見た。技術的にまだ信頼して売れるレベルのAI-Excel統合には遠いと感じた
私も同じようなことを考えたが、Microsoftが本当にやるべきことはとても単純な 「AIスクリプト記録機能」 だ。たとえばCSVダウンロード→ データ加工→ 新しいシート追加→ 検証→ システムアップロードといった反復的な作業フローを一度だけAIで録画し、あとで自動化できるようになれば、コーディングやExcel、VBAに詳しくない人でも業務効率が劇的に向上するはずだ。会社の大半の部署には反復的なデータ作業が非常に多い
「AIはOSの利用フローに自然に溶け込み、改善された検索、OCR、手書き認識など 実際のユーザー体験を高めるべき だ。無理やりチャットウィンドウを付けるのではなく、自然さがポイントだ。Edgeを使う理由はますます減っている。問題は、VS、VSCode、PowerShell、Windows Terminal、Aspire、Azureなど、あらゆる開発者向けツールにもAIを入れようとしている雰囲気があることだ。各チームがAI成果目標に追われているのが見える」
最近のMicrosoftの動きは、ユーザーに配慮するより不便に追い込む方向に向かっているように感じる。Edgeの強制、ダークパターン、テレメトリの初期化、Recall論争など、利用者の疲労感を増す事例 が多い。私の推測では、Googleのブラウザ収益をうらやみ、「自分たちはOSを持っているのだからもっと多くの収益を得るべきだ」 という経営陣の姿勢に由来している。こうした短期的な利益追求が、数十年かけて積み上げてきた信頼を消耗させている。いっそWindowsを プライバシー保護の手本 にするか、macOSのように本当の ネイティブアプリのエコシステム を育てれば、長期的な忠誠心を確保できるはずだ
マイクロソフトは、ユーザーを犠牲にしてでも莫大な金を稼げるし、Windowsユーザーには代替手段があまりないので大して心配していないという姿勢だ。実際、Appleに移る人はすでに移っているし、Linuxは少しずつ伸びているが、それすら恐れていない印象がある。独占企業は忠誠心や価値創出にわざわざ気を配る必要がなくなる
一部のMicrosoft製品には大きな可能性が見えていたのに、経営陣がユーザーからあらゆる価値を搾り取ろうとしている雰囲気 ばかり強くなっている。単にUIをすべて一貫させ、広告や検索結果を無理やり見せないなど、基本に忠実な製品 を作ればもっと良かったはずだ。昔はEdgeのファンだったが、クーポンのような余計な機能が追加されて失望した。VS Codeは素晴らしいが、.NetサポートやARM、RDP、Copilotなどはだんだん期待外れになっている。オープンソースや代替サービスと比べても、最も必要な機能 がないことが多い。今では新しいプロジェクトにはMS-SQLではなくPostgreSQLを使いたい。Windows Serverベースのソリューション開発も避けつつあり、VS Codeですら考えることが多くなった
Googleの収益の大半は広告から来ており、ChromeやYouTubeのサービスが無料である点が特異だ。Microsoftは伝統的に有料(Windows、Officeなど)中心だ
BloombergのMicrosoft Copilot分析記事(リンクあり)と関連するHNでの議論がある。「結局のところ誰もCopilotを使いたがらない。理由は品質が低いからだ」 ということだ
Edgeが最初に出たときは気に入ってしばらく既定のブラウザとして使っていた。だが、クーポンオファーなど余計な機能 がどんどん増え、設定で手動ですべて切らなければならず、結局Braveに戻った。ブラウザ間の同期機能は良いが、マーケティング的な広告や商業的な宣伝 は大嫌いだ。検索に広告が表示された瞬間にLinuxへ移った。米国政府の統計によればLinuxデスクトップのシェアは最近6%まで上がっており、Valve/Steamも実際にゲーム互換性をかなり改善している。マイクロソフトは開発者ツールやサービス(.Net、VS Code)では多くの好機があったが、一般ユーザーに対してあまりに執拗に収益だけを追っている のが残念だ。最近の商用ソフトウェアはLinux向けパッケージング作業(特にAppImage/Flatpak)を必ず考慮すべきで、Adobe代替 の市場にも好機が多い
Copilotが 開いているすべてのタブの文脈を把握する 点に触れ、もし開いているタブに質の低い SEOスパムブログ が多ければ、AIの文脈が汚染されることを懸念している。今後、コンテンツ制作者がWebに精巧な偽情報まで大量投入すれば、AIがそれを無差別に引用してしまう危険がある。私は自分で情報を評価するとき 情報源の信頼性 を重視するが、AIにはそれを誤って扱う限界がある。大量のデータ盗用が疑われるAIなので、出典の帰属付与が構造的に難しいという推測 だ
Copilotが特定ユーザー(例: Dylan)が サッカー好きだという嗜好を推測し、ブラウザ起動時にチケットを推薦する 例に言及している。ユーザーの行動を本質的に支援するというより、AI機能を無理やり押し込んでいる 印象だ。わざわざプロンプトしなくても、とにかく常に出てくることを指摘している
AI時代には基本的なプロダクトマネジメント(Product Management)が消えたように感じる。こうしたブラウザ自動化のような機能を、実際に誰が求めたのだろうか。プロダクトマーケットフィット(product-market fit)はどこにあるのか疑問だ
否定的な評価が多いが、私はむしろ前向きに見ている。SafariやFirefoxにも一部プラグインはあるが、タブ間の統合された文脈を認識するディープインテグレーション を物足りなく感じていたユーザーだ。15個を超えるタブを開いて調査するとき、LLMに全体の文脈にもとづく質問をするのは魅力的だ。ただ、私がまだインストールしていない理由は、OpenAIも類似機能を準備中 という噂があるからだ。近いうちに似た機能が出ることを期待している
APIのないサイトでデータ抽出・操作を自動化すること は非常に難しい課題だ。ほとんどのデータ分析業務では、こうした内部プロジェクトが必須で付随する。Webサイト側がサービスを正式に提供していなかったり、技術力不足でAPIがなかったりすると、人が直接クリックやダウンロードを繰り返すことになる。これまでは RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション) ソリューションがその代替策だった。悪意というより、単純な反復労働から人を解放する効果 のほうが大きい
AIスタイルのインターフェースでOSを置き換える 方向から革新が来ると思う。今はどこもブラウザ単位の反復にとどまっているが、本当の目標はユーザーの 技術との相互作用の仕方を根本から変えること だ。要するに 「必要なものがすべてChatGPTなら、OS全体をチャットインターフェースとして実装してしまう」 試みが重要なのだ