- Ritman Library所蔵の2,178冊のオカルト書籍がデジタル化され、オンラインで閲覧可能に
- Dan Brownの支援で実現した今回のプロジェクトには、ヘルメス主義的テーマの希少な古書が含まれる
- その大半はラテン語、ドイツ語、オランダ語、フランス語など複数のヨーロッパ言語で書かれており、さまざまな言語の利用者にとって有益
- 魔術、錬金術、天文学、哲学など多様な学問と関連する内容が、当時の知識の融合的な性格を示している
- デジタル図書館には誰でもアクセスでき、知識と歴史を幅広く活用できる
概要
- アムステルダムのRitman Libraryが所蔵する、1900年以前に出版された錬金術、占星術、魔術、秘教的学問に関する古書約2,178冊が一般向けにデジタル化され公開された
- このプロジェクトはDan Brownの支援によって始まり、「Hermetically Open」というデジタル教育プロジェクトの一環として進められた
- 現在はRitman Libraryのオンライン閲覧室を通じて、誰でもこれらの資料を自由に閲覧できる。
主な特徴と言語
- デジタル化されたオカルト書籍は複数のヨーロッパ言語で構成されており、中心はラテン語、そのほかドイツ語、オランダ語、フランス語など
- 利用者は言語フィルター機能を使って、比較的アクセスしやすいCambridge、Londonなどで刊行された英語資料を探すことができる
- 書籍には主にアルケミー、占星術、神秘主義、哲学的議論、医学的手法など幅広い内容が収められている
- 文体や表記には、現代と比べて多様で独特な表現(例: long s、古風な綴り)が多い
内容上の特性
- これらの書物には、植物・動物・天体との魔術的な相関関係の追跡、名前の分析、占星術、言語学的な語源探求、数秘術的議論、哲学詩、初期心理学、性格分類、暗号化された神話や医学知識などが含まれている
- 大衆メディアでよく見かける「魔法書=レシピ本」という印象とは異なり、実際にはより複雑で統合的な知識の集積である
- Aleister Crowley、Madame Blavatskyのような解釈者の影響を受けた読者なら、さまざまなフォーミュラ(定式、図式)を見て取ることができる
- ヨーロッパ近代以前には、神学、哲学、医学、自然科学などの諸分野と秘教学、錬金術とのあいだに明確な区分はなかった
- 例としてIsaac Newtonもまた、数学者、科学者、アルケミストとして複数分野を横断して活動していた
活用と意義
- 今回のプロジェクトにより、長年書棚の片隅に眠っていた重要な古書が誰もが利用できるデジタル資産になった
- ヨーロッパ思想史、神秘主義、古典知と現代知の連関を研究するうえで非常に有用
- Ritman Libraryのデジタルコレクションは、哲学、神学、自然科学、秘教学の境界をまたぐ豊富な資料を一覧できるようにしてくれる
参考資料
- 秘教音声アーカイブ、18世紀の黒魔術ガイド、Isaac Newtonの錬金術レシピ、Aleister Crowleyの録音や絵画などもOpen Cultureで追加確認できる
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