- Vite+ は既存のViteを拡張した統合開発ツールチェーンで、プロジェクト作成からテスト、ビルド、リンティング、フォーマット、パッケージ化までを一度に処理できるコマンド型ツール
- Rustで書かれた高性能コンパイラスタックを基盤とし、
vite new、vite test、vite lint、vite fmt、vite lib、vite run、vite ui など一貫したCLIコマンドを提供
- Vitest、Oxlint、Rolldown、tsdown など既存のオープンソースエコシステムのツールと互換性があり、React・Vue・SvelteKit など主要フレームワークをそのままサポート
- 企業向け単一ツールチェーンを目指し、性能とチーム間の一貫性の問題を解決しつつ、内部的にはキャッシュベースのモノレポビルドランナーやGUI Devtoolsまで含む
- 個人とオープンソースには無料で提供され、企業には年間ライセンス形式で提供予定で、オープンソースプロジェクトを維持しながら上位レイヤーで収益化するモデルを志向
Vite+の概要
- Vite+ はnpmでインストール可能なコマンドラインツールで、既存の
vite dev と vite build に加えて、さまざまな統合コマンドを追加提供
vite new: モノレポ構成を含む新規プロジェクトのスキャフォールディングとコード生成をサポート
vite test: Vitestベースの単体テストを実行。Jest互換APIとブラウザモード・ビジュアルリグレッションテスト機能を含む
vite lint: Oxlint を活用し、600以上のESLintルールを最大100倍高速に実行
vite fmt: Oxfmt によるコードフォーマットで、Prettier 99%以上の互換性と行折り返し制御機能を提供
vite lib: tsdown + Rolldown ベースのライブラリバンドリングと高速なDTS生成
vite run: モノレポタスクランナーとして、自動キャッシュ推論により設定なしでもキャッシュ最適化を実行
vite ui: GUI開発者ツールとして、モジュール分析、バンドルサイズの可視化、フレームワーク別Devtools統合をサポート
Rustベースのツールチェーン
- パーサー、リゾルバー、トランスフォーマー、ミニファイア、バンドラーまで、すべてRustで実装されたOxc・Rolldownベースのアーキテクチャ
- 各レイヤーは徹底した性能チューニングが施されており、すでにFramer・Linear・Atlassian・Shopify などで導入済み
parse および transform APIも外部公開し、カスタム開発ツールの作成を支援
解決しようとしている課題
- JavaScriptエコシステムの断片化と複雑性は、大規模Webプロジェクトの主要なボトルネック要因として指摘されている
- 複数チームがそれぞれ異なるツールチェーンを使うと、依存関係管理・セキュリティ点検・マイグレーションコストが急増
- Vite+はこうした非効率を減らす統合型ソリューションとして、開発者がツール設定ではなく製品開発に集中できるよう設計されている
ライセンスと持続可能性
- 個人・オープンソース・小規模企業には無料提供し、スタートアップとエンタープライズには年間ライセンスモデルを適用予定
- 商用化で得た収益を基盤オープンソースプロジェクトの改善に再投資するという原則を明示
- Vite、Vitest、Rolldown、Oxc など中核プロジェクトはMITライセンスで永続的にオープンソースを維持
- Vite+はそれらの上に構築された独立した上位レイヤーであり、性能改善はそのままオープンソースの改善につながる
公開と参加計画
- 2026年初頭の公開プレビューを目標とし、現在本番環境テスト向けの初期導入企業を募集中
- 関心のある開発者は viteplus.dev から問い合わせ可能
3件のコメント
Nx化していく感じかな
Vite の人気を、いよいよ商品化する段階にまで持っていくことになるんですね..
void(0) という会社だったので、BM が必要だったのでしょう。