スケールアップするスタートアップを作りながら学んだ32のこと
(newsletter.posthog.com)- 11人・売上0から始まり、5年で150人・数百万ドルARRへと成長する中で、組織・文化・製品・セールス全般で繰り返し確認された原則をまとめた文章
- スタートアップでは、内部チームの有効性・基準の維持・明確な責任者の指定が採用より優先され、小さなチームが最も速く拡張する中核単位である
- 製品・エンジニアリングでは、小さなチーム・ICPの再点検・継続的なユーザー対話が成長を左右し、AIは問題の価値が明確でなければ答えにならない
- マーケティング・セールスでは、成長してもブランドの個性と意見を失わないこと、製品主導の成長を揺るがせないことが重要
- 市場競争は結局、B2B SaaS同士ではなく、人々の「注意(attention)」との競争である点を強調
Culture and Hiring
- 楽観主義は技術力より重要
- 悲観主義の波及効果は組織全体を弱くする
- 基準を一度下げた採用は必ず後悔として返ってくる
- 時間がたっても同じ失敗を繰り返すことになる
- 面接段階で断るほうが1000倍簡単
- 後で解雇するコストははるかに大きい
- https://posthog.com/newsletter/job-interview-questions-engineers
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新しい人を採るより、既存チームの有効性を高めるほうがはるかに重要
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SuperDayが最高のシグナルを与える
- 面接が上手い人と実際に仕事ができる人の相関は非常に弱い
- https://posthog.com/handbook/people/hiring-process#4-posthog-superday
- 最初の担当者となる役割でワイルドカード採用をしてはいけない
- 実務経験のある人が必要
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外部エージェンシーが内製より良かったことは一度もない
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リリース後のフィードバックが承認プロセスに変わることを警戒する
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問題の大きさに関係なく、「一人の責任者」がいなければ失敗する
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給与の例外は組織文化に負債を作る
- 年収見直しのたびに後悔することになる
- 現実で使わない「管理職っぽい話し方」が出てきたらすぐに正すべき
- 実際に口にしそうな言葉を使うべき
- 成功した会社の要素は部分的に取り入れ、全体を模倣しないこと
- 私たちはジェンスン・フアンほど賢くない可能性が高い
Product and Engineering
- 小さなチーム(6人以下)が最もスケールしやすい
- ICPを継続的に問い直し、再定義しなければならない
- PMFは一度見つけたら終わりではない
- https://posthog.com/newsletter/ideal-customer-profile-framework
- https://posthog.com/founders/product-market-fit-game
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「AIで何をしようか」より「AIが自分のために何をできるか」が重要
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問題が「明確で価値ある問題」でなければ、AIでも解決できない
- ユーザーとの対話を続けなければならない
- ユーザーの要求は時間とともに必ず変わる
- https://posthog.com/newsletter/talk-to-users
- 目標は「リリース基準」で設定すべき
- OKRよりはるかにうまく機能し、しかも楽しい
- Focus on What you're going to ship
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優先順位を決められないなら、いちばん面白いことからやれ
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最高の開発者が最高のマネージャーとは限らない
- チームリーダーはICへの報酬ではない
- ストレッチゴールの達成率は0%になる
- 計画から外すのが正解
- リリース後のユーザー意見 > リリース前の社内意見
- 優先順位判断では「ユーザーの実際の反応」が絶対的に重要
Marketing and Sales
- アップマーケットに行くからといって、ブランドの面白さを殺す必要はない
- 大企業でも結局読むのは「人」
- https://posthog.com/blog/brand
- 成長するほど意見を失いやすい
- 意見がなければICPも関心を失う
- https://posthog.com/handbook/growth/marketing
- 良い製品を作り、それを継続的に知らせることが核心
- 製品主導の成長(PMF)があったなら、広告へ方向転換する必要はない
- https://posthog.com/handbook/growth/marketing
- 機能を直接売る戦略は、アップマーケットでも surprisingly うまく機能する
- 巨大企業でも「○○機能をするツール」をそのまま探していることが多い
- https://posthog.com/founders/features-sell
- グッズを速くうまく作る方法はない
- 物流の限界は絶対的
- https://posthog.com/merch
- 技術系の人がセールスをしても、スケーラビリティがないわけではない
- ただ難しく、訓練が必要なだけ
- 少数のマーケティングチャネルをうまくやることが、拡張でも重要
- あれこれ全部やろうとしないこと
- アトリビューションに絶対満足することはできない
- 完璧な答えを探すのは無駄骨
- マーケティング・セールスが製品より遅れるのは問題ない
- ユーザーの基本姿勢は「あなたに関心がない」
- リリースから数か月たってからローンチしても構わない
- 競争相手は他のSaaSではなく、TikTokのような「注意の競合相手」
4件のコメント
https://posthog.com/ のホームページ自体が本当に新しくて斬新ですね。
「面接プロセスの最終段階は PostHog SuperDay と呼ばれるものです。これは当社と一緒に行う有給の終日勤務で、応募者の都合に合わせて柔軟に調整できます。この段階を省略することはできないため、応募者が最終面接に参加しない場合、残念ながら当社はそこで選考を終了し、その応募者は以後その職種の選考対象にはなりません。」
「当社は、SuperDay への参加に対する報酬として、すべての応募者に一律 1,000 米ドルを支払います。まれに、すでに求人が掲載されている別の応募者の採用が決まり、予定されていた SuperDay を中止しなければならない場合には、その時点までの労力に対する補償として 500 米ドルのキャンセル料を支払います。」
5番の SuperDay は、有給で実際に一緒に働いてみる採用プロセスですね。実施できるのであれば、かなり良さそうなプロセスですね。
「試用期間」とは別の概念ですか?
内容からすると、1日ほどオフィスに来てもらい、合格したら一緒に働くことになる同僚たちと実際に一緒に働いてみるプロセスのようです。有給を使って来ればよさそうなので、採用や転職が確定した状態ではないようですね。