Googleを作る方法 | How To Start Google by Paul Graham[翻訳]
(commits.world)- 会社員になるのは、多くの人が「現実的」だと信じている選択肢だ。だが、それが唯一の道ではない。一生一度も就職せずに生きる方法がある。自分の会社を作ることだ。
- 会社は仕事を避ける手段ではない。むしろ最も過酷な仕事だ。ただし、他人が決めた優先順位、上司の機嫌、組織につきまとう不要な不満からは自由になれる。何より、他人のプロジェクトではなく、自分が本当に興味を持てる仕事をすることになる。
- 最も多くのお金を稼ぐ人たちの道筋を見れば、答えは明らかだ。大半は自分の会社を作った人たちである。地域の小さな店であれGoogleであれ、幅は広いが原理は同じだ。
- Googleのような会社も、最初から偉大に見えたわけではない。創業者たち自身も、そんな会社を作るとは想像していなかった。スタートアップはいつでも「うまくいくかもしれないし、いかないかもしれない」状態で始まる。
- だから「Googleを作る方法」とは、成功の公式を教えることではない。Googleが最初に出発した地点、つまり同じ確率を持つ挑戦ができる位置までどう行くかを語るものだ。
- その地点に到達するために必要なのは、たった3つ。技術、アイデア、そして共同創業者だ。
- 技術に強くなる最も確実な方法はひとつ、自分のプロジェクトをやることだ。どんな技術が有望かを予測しようと無理をしてはいけない。そんな予測はいつも外れる。ただ、今いちばん面白いものを作ればいい。
- 興味は努力の燃料だ。無理やりやる勉強と、好きでやるプロジェクトでは、投入されるエネルギーがまったく違う。
- 途方に暮れるなら、まずプログラミングから始めればいい。スタートアップの中心には常にプログラミングがあり、これからも大きくは変わらない可能性が高い。
- 学校で学ぶコンピュータサイエンスの授業だけでは十分ではない。授業をきちんと聞くことと、実際にコードを書くことはまったく別の能力だ。だからシリコンバレーの企業は成績ではなくコードを見る。
- 本当にプログラミングが上達する瞬間は、「この機能をどうしても入れたいのに、やり方がわからない」という状況にぶつかったときだ。そのときの学習速度は授業とは比べものにならない。
- 技術とは、必ずしもコードだけを意味しない。作るというあらゆる行為が技術だ。核となる基準はひとつだけ。作っているのか、それとも消費しているだけなのか。
- 役に立たなさそうに見える技術でも、後になって決定的な役割を果たす。Steve Jobsのカリグラフィーのように、興味から始まった経験は、後に予想もしない形でつながる。
- プロジェクトは深刻である必要はない。気軽なものでいい。大事なのは、自分が楽しんでいるかどうかだ。ほとんどのプログラマーはゲームを作りながら始める。
- プロジェクトはいくつあってもいい。ひとつに固執する必要もない。大切なのは「本当の興味」を追いながら作り続けることだ。技術は結局、練習量の問題である。
- 十分に技術に慣れてくると、アイデアは無理にひねり出さなくてもよくなる。世の中の「空いている部分」が見え始める。直せるのに放置されている問題が目に入ってくる。
- プログラマーの目には、世界全体が「欠けたソフトウェア」のように見える。ドアが引っかかっているのに、ただ注意書きだけ貼ってある店のようなものだ。
- Facebookも壮大な事業計画から生まれたのではない。ただ「これ、一晩あれば直せるのに?」という発想から出てきたプロジェクトだった。
- AppleもGoogleも同じだ。会社を作ろうとしていたのではなく、ただもっと良い何かを作りたかっただけだ。
- 最高のスタートアップはたいてい、スタートアップを作ること自体を目標にして始まるわけではない。最初から明らかに良さそうに見えるアイデアなら、すでに誰か他の人がやっていただろう。
- 若くて技術に長けているなら、何が面白いかについての無意識の感覚は、どんな事業計画書よりも正確だ。
- スタートアップのアイデアに必要なのは、ひとつだけ。自分の友人たちが本当に欲しがるもの。サービスがなくなったら惜しいと思うほど気に入るものだ。
- 共同創業者は探して見つけるものではない。一緒にプロジェクトをやる中で生まれるものだ。話すだけでは実力も相性もわからない。作ってみて初めてわかる。
- 学校の勉強は重要だ。理由は明確で、良い大学には優れた共同創業者や仲間が集まっている。成功したスタートアップを多く生む大学のリストと、入学が難しい大学のリストは、ほとんど重なっている。
- これは名声の問題ではなく、フィルタリングの問題だ。入りにくい環境には、似た傾向の人たちが集まる。
- 大学が唯一の答えではないが、それでも共同創業者とアイデアが最も生まれやすい場所であることに変わりはない。
- 結局、やるべきことは単純だ。技術を身につけろ。プロジェクトをやれ。勉強して良い大学に行け。
それがすべてだ。
作り、学べ。
その先は自然についてくる。
4件のコメント
これはかなり前に読んだことがある記事のようですが……改めて自分にとって励みになる文章でしたね。アップロードしてくださってありがとうございます。
> 本当にプログラミングが上達する瞬間とは、「この機能をぜひ入れたいのに、やり方がわからない」という状況にぶつかったときだ。そのときの学習速度は、授業とは比べものにならない。
個人的なことに取り組むべき重要な理由ですね!
おい・めいたちに話してあげたい内容だけど、いざとなるとすらすら口から出てこないような話ですね(笑)
良い内容ですね ✍️