1 ポイント 投稿者 GN⁺ 2025-12-12 | 1件のコメント | WhatsAppで共有
  • 米国務省が公式文書の標準書体として Times New Roman を再採用し、アクセシビリティを理由に Calibri を使っていた体制を覆す措置を発表
  • 2023年に導入された Calibri は、視覚障害への対応を目的とした アクセシビリティ改善 と Microsoft の標準書体であることを理由に選ばれたが、新たな指針では Calibri を 非公式的で格式に欠ける書体 と位置づけている
  • ルビオ長官は、この変更が 無駄なDEIAプログラムの廃止 の一環であり、文書の品位と専門性を回復するための措置だと強調
  • 指針では、大統領の One Voice for America’s Foreign Relations の指示に合わせ、外交文書の統一性と専門的な調子を維持すべきだという論理が示されている
  • DEI政策をめぐる米国内の 政治的緊張と保守陣営の反発 が続くなか、今回の書体変更もその流れの中で解釈される事例として示されている

ルビオ、書体クーデターを断行: Times New RomanがCalibriに取って代わる

  • ルビオ長官がすべての在外公館に Times New Romanへの復帰 を指示した内部公電が12月9日に送付された
    • 公電では、書体が文書の 専門性・格式 を形作ると記している
    • Calibri は serif 系に比べて 形式性の弱い書体 と評価されている
  • Blinken 体制での Calibri採用の背景 も詳しく言及されている
    • 2023年初め、国務省は障害者アクセシビリティを理由に Calibri を導入した
    • 装飾的な線がなく、Microsoft エコシステムの標準である点が根拠として示された
  • ルビオ長官の公電は、Calibri 導入を 無駄なDEIAプログラム と規定している
    • 「省の文書の品位回復」と「不要なDEIAプログラムの廃止」が目的だと明記
    • 大統領指針である One Voice for America’s Foreign Relations との整合性を強調している

Times New RomanとCalibriの対比

  • Times New Roman は伝統的なセリフ体(serif)で、印刷媒体で長年使われてきたフォント
  • Calibri は2007年以降 Microsoft Office の既定書体として使われてきたサンセリフ体(sans-serif)のフォント
  • 両書体の交代は、文書の視覚的印象と形式的な雰囲気の変化 をもたらしうる

DEI政策撤回の基調とのつながり

  • これはトランプ政権の 広範なDEI廃止政策 に沿うもの
    • 就任直後に連邦機関の多様性担当者の解任を指示
    • さまざまなプログラムの補助金撤回を指示
    • 民間・教育分野全体で DEI を抑制する措置が広がっている
  • 2020年の非武装の黒人死亡事件以降に拡大した DEI 政策は、保守陣営で 逆差別論争 とともに強い反発を招いた
    • DEI が 公正性と成果ベースの意思決定 を損なうという批判も併記されている
    • 書体変更措置は、こうした政治的潮流の中に位置づけられている

追加言及

  • 国務省は本措置について 公式コメントを直ちには出していない
  • 一部の研究では、sans-serif 書体の方が 特定の視覚障害のある利用者にとって可読性が高い という結果もあると紹介されている

1件のコメント

 
GN⁺ 2025-12-12
Hacker Newsのコメント
  • 私たちのスタジオ LucasFonts が Calibri をデザインした。CEOの Luc(as) de Groot の考えを共有する
    Calibri を「無駄な多様性フォント」だとして捨てようとする決定は、滑稽であると同時に残念でもある。Calibri は 現代のディスプレイでの可読性 を高めるために設計され、2007年に Microsoft が Times New Roman に代わる Office の既定フォントとして採用した。Times は印刷向けに最適化されたセリフ体で、低解像度モニターでは歪みが大きかった。一方で Calibri は小さなサイズでも鮮明で、言語ごとのカーニング調整 もよくできている。Times New Roman はデジタル版ではカーニングがほとんどなく、たとえば “CHICAGO” のような単語で文字間隔が不均衡になる。Microsoft がこれを修正すると既存文書の見た目が変わってしまうため、手を付けられない

    • Comic Sans MS こそ、今の米国政府を 精神的・美学的に 最もよく反映しているフォントのように思える
    • たぶん Calibri がオランダ人デザイナーの作ったフォントだから排除したいのかもしれない。冗談だけど、私はオランダ人だ
    • 可読性重視フォント の Atkinson Hyperlegible についてどう思うのか気になる。個人的には、Calibri のほうが可読性と洗練さのバランスが良いと思う。ミュンヘン交通公社(MVG)がこのフォントを地下鉄の案内画面に採用したが、文字幅が広くなってフォントサイズを下げる必要があった。結果として、可読性の向上がサイズ縮小で相殺された形だ
    • CEO の文章を見ると、セリフ体全般ではなく Times New Roman 自体の問題を指摘しているようだ。デジタル環境における Times の 技術的限界 を語るのは妥当だが、だとすると解決策が必ずしもサンセリフである必要があるのか気になる。政府文書にはサンセリフを使うべきだと考えているのか、それとも Times 固有の問題なのか、はっきりさせてほしい。おすすめできるセリフ体の代替フォントがあるのかも知りたい
    • 高齢者のアクセシビリティを強調した部分は興味深い。ただし、特定の人物をなぞらえた冗談にも聞こえる
  • Reuters の記事によると、米国務長官 Marco Rubio が Calibri を廃止し、Times New Roman に戻すよう指示した。前任の Blinken の決定を「無駄な多様性措置」と呼んだ。こんなことに政府資源を使うのは無駄だと思う

    • 「無駄な多様性措置」だなんて、本当にあきれる。誰かがフォントを 一番ゲイっぽいものから一番ストレートっぽいものまで 並べたリストでも持っているのかと気になる
    • フォントを変えるのにどれくらいの費用がかかるのか気になる
    • 最初は “Rubio” が人名ではなくフォント名だと思った。なのに本当に国務長官がフォント選びに関わっているなんて、あまりにおかしい
    • 記事本文を見ると、部門文書の 格式と専門性の回復 を理由に Times に戻すとしている。Reuters が多様性の部分だけを強調したのは残念だ。セリフ体のほうがより権威ある見た目になるという点には同意する
    • この政権の 些末なことへの執着 には終わりがないようだ。次は “woke” という単語の使用禁止令でも出しそうだ
  • Calibri は障害のある人にとってより読みやすいと知られていたが、今回の変更理由はそれではない。単にそうした取り組みが DEI(多様性・公平性・包摂) に分類され、現政権が拒否しただけだ

    • Calibri が実際により読みやすいのか気になる。Nielsen Norman Group の研究によると、人々が好むフォントと、実際により速く読めるフォントは別にある。だがほとんどの人は既定設定を変えない
    • 実際のところ Calibri に変わったのは、単に Office の既定フォント がそれだったからだと思う
    • それなら視覚的アクセシビリティを助けるついでに理解力も助けるべきでは、という冗談を言う
    • この決定は深い検討というより、DEIA(アクセシビリティを含む)部門の提案で行われたように見える。この政権は 象徴的ジェスチャー に集中し、実際の理解は不足している
    • 単純に Times New Roman のほうが見た目がいいと思う
  • 最初に記事の見出しを見たとき、“Rubio” がまさかあの Rubio なのかと思ったが、本当にそうだった

    • これはほとんど The Onion の記事のように感じる。風刺みたいだ
    • こんなことに時間を使っているというのは、権力を振り回す以外にやることがないという意味に思える
    • 今の世の中では、何でも予想外のことが現実になる
    • 「タイヤ会社がレストランのレビューをする」みたいな話で、あきれる
  • Calibri は “I” と “l” の区別がつきにくいのでよくないと思う。フォント選択には 可読性、空間効率、印刷コスト などさまざまな要素がある。Times と Calibri 以外にも多くの代替案がある。政府が独自の パブリックドメインのフォント を作って使うのがよい

    • 実際、政府はすでに Public Sans というオープンソースフォントを持っている。公式サイトGoogle Fonts のリンク を参照
    • 国務長官がフォント会議をすることほど 非効率なこと もない。国民の暮らしに影響しない些細な問題だ
    • 可読性が理由なら Times は良い選択ではない。Georgia のほうがはるかに良い。画面でも印刷でも読みやすく、無料で使える。昔は Times を使っていたが、Georgia が登場してすぐに切り替えた
    • 実際、“I, l, 1, |” の区別はセリフ体の利点ではある
    • ただ、通常の文脈では I と l を取り違えることはほとんどなく、セリフをなくすことのほうが多くの人にとって肯定的な影響がある
  • Calibri と Times New Roman はどちらも 非自由フォント なので不適切だと思う。政府文書には著作権上の制約がないべきで、オープンライセンスのフォント を使うか新しく作るべきだ

    • すでに政府の公式オープンソースフォントである Public Sans がある。アクセシビリティと原則を重視して設計されているが、印刷より画面向けに適している
    • 私も同感だ。ただ、Times には 代替オープンソースフォント が多く、ツールの対応も良いのでまだましだと思う。Calibri の代替である Carlito もあるが、互換性と法的リスクがある
  • Google で “Times New Roman font” を検索すると、検索結果がそのフォントで表示される(リンク)。私の画面では本当に見づらい

    • 最初は目が疲れたが、すぐに慣れた
    • Courier と Comic Sans にも同じイースターエッグがあるが、Helvetica にはない
    • 結局のところ 慣れと連想 の問題だと思う。私はフォントに大きな価値を置いていないが、フォントに本気な開発者も多い
  • Times New Roman は1932年に The Times 紙が可読性を高めるために作らせたフォントだ。Calibri は丸みのあるサンセリフで、平板すぎて嫌いだ

    • 見た目はよくても、ディスレクシアや視覚障害 のある人にはセリフ体のほうが難しいと言われる。サンセリフのほうが機能的だ
    • 媒体が違うのだから皮肉ではない。Calibri のデザイナーの インタビュー でも、Times は印刷用、Calibri は画面用だと説明している。視力の弱い人には Calibri のほうがずっと良いと思う
    • Times には新聞向けの 狭い字幅、高い x-height、短いアセンダ・ディセンダ といった印刷最適化の特徴がある。こうした特性は別の媒体ではむしろ可読性を下げる
    • 低品質な印刷時代に作られたフォントなので、現代の 高解像度ディスプレイ には別の基準が必要だ
  • Blinken が Calibri に変更したのは多様性・包摂部門の勧告によるものだった。正当だったかどうかは別として、DEI イニシアチブ だったのは事実だ

  • 最初は “Rubio” がスペインの子ども向け学習帳ブランド Cuadernillos Rubio のことかと思った。あちらのフォントは Times New Roman ではない
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