3 ポイント 投稿者 GN⁺ 2026-01-17 | 1件のコメント | WhatsAppで共有
  • デスクトップWebブラウザーから AI機能、リモートデータ収集、スポンサーコンテンツ、製品統合 などを取り除き、純粋なブラウザー環境だけを残すプロジェクト
  • Google Chrome、Microsoft Edge、Mozilla Firefox 向けの構成ファイルとインストールスクリプトを提供し、すべての資料は GitHubのオープンソース として公開
  • Windows、macOS、Linux で簡単なコマンドにより設定を適用でき、手動での構成も可能
  • ブラウザーの グループポリシー (Group Policy) 機能を活用して設定を変更し、実行ファイル自体は変更しない
  • 代替ブラウザーへ移行しなくても、既存ブラウザーの利点を維持したまま不要な機能を取り除ける 点が核心

プロジェクト概要

  • Just the Browser は、デスクトップWebブラウザーから不要な機能を取り除き、「純粋なブラウザー」だけを残すよう設計された構成プロジェクト
    • 削除対象には AI機能、リモートデータ報告 (telemetry)、スポンサーコンテンツ、製品統合 などが含まれる
    • 企業向けの隠し設定を活用し、ブラウザーの基本機能だけを維持
  • プロジェクトには 構成ファイル、インストールおよび変更に関するドキュメント、自動インストールスクリプト が含まれる
    • すべての資料は GitHubでオープンソースとして提供 され、MITライセンスが適用される

インストールと使い方

  • 自動インストールスクリプト により、数回のクリックで設定ファイルをインストール可能
    • Windowsでは PowerShell(管理者権限)でコマンドを実行
    • macOS および Linux ではターミナルで curl コマンドを実行
  • 手動インストールガイドも提供

対応ブラウザーとプラットフォーム

  • 対応対象: Google Chrome、Microsoft Edge、Mozilla Firefox
  • Linux向けの Chrome と Edge は現在未対応
  • モバイル (Android、iOS/iPadOS) への対応はまだない
    • 関連イシューが GitHub に登録されている

削除または変更される機能

  • AI機能の大半: Microsoft Edge の Copilot、Firefox のタブグループ提案など
    • ただし、Firefox のページ翻訳機能 は例外
  • ショッピング関連機能: 価格追跡、クーポンコード、分割払い決済の統合など
  • スポンサーおよびサードパーティコンテンツ: 新しいタブページのおすすめ記事、スポンサーサイトの提案など
  • 既定のブラウザー変更通知初回起動画面およびデータ取り込みプロンプト を削除
  • Telemetry(データ収集) を無効化
    • ただし Firefox の場合、クラッシュレポート (crash reporting) は別オプションとして維持
  • Startup Boost 機能を無効化
    • OS起動時にブラウザーが自動実行されないよう設定

設定管理と復元

  • 構成ファイルは グループポリシー (Group Policy) を通じて適用
    • ブラウザーの実行ファイルは変更されない
  • 設定はブラウザーがそのポリシーをサポートしている限り維持される
    • ブラウザー更新でポリシーが変更された場合は、最新版の再インストールが必要
  • ユーザーは 設定ファイルを直接修正または削除可能
    • 自動化スクリプトでも復元できる

その他の情報

  • ブラウザーに「組織によって管理されています」というメッセージが表示される場合がある
    • これはグループポリシーの適用による正常な動作
  • 設定の適用有無は Firefox の about:policiesChrome/Edge の chrome://policy で確認可能
  • 広告ブロッカーは含まれず、uBlock Origin または uBlock Origin Lite の使用を推奨
  • 代替ブラウザー (Vivaldi、SeaMonkey、Waterfox、LibreWolf など) には、プラットフォーム制約やセキュリティアップデートの遅れといった欠点がある
    • Just the Browser は、主流ブラウザーの安定性と安全性を維持しつつ、不要な機能だけを取り除く アプローチ

プロジェクト情報

  • 開発者: Corbin Davenport
  • コード、ドキュメント、スクリプト、Webサイトはすべて GitHubでオープンソースとして提供
  • ライセンス: MIT License

1件のコメント

 
GN⁺ 2026-01-17
Hacker Newsの意見
  • Firefoxの設定を見てみると、実際にやっているのは AI機能フラグの無効化、デフォルト検索エンジンの変更、そしていくつかの追加設定の変更程度だった
    この程度の単純な作業のために サードパーティ製シェルスクリプト を実行する必要があるのか疑問だ
    • 参考までに、Mac/Linux向けのシェルスクリプトは こちら、Firefox向けのポリシーファイルは このリンク にある
      主な設定は Telemetry の無効化、Sponsored コンテンツの削除、GenerativeAI の無効化、Perplexity 検索エンジンの削除などだ
    • スタートガイドの2文目で手動設定方法に従うよう案内している
      スクリプトを実行せずに直接設定できる 2つの選択肢 を提供するアプローチは良いと思う
    • こうしたスクリプトは、レジストリやグループポリシー を直接扱うのが難しいユーザーが、Telemetry や Copilot をオフにするために単にコピー&ペーストで使うもののようだ
    • Chrome設定のほうはかなり抜けが多いように見える
  • 数週間前、私のインターネット速度を食い潰している正体不明のアプリがあったが、調べてみると ChromeがAI関連の大容量ファイルをダウンロード していた
    UIには何の表示もなく、これがChromeのメモリ使用量が多い理由なのではないかと疑っている
    • それは ローカルAI API用のモデルファイル だ。画像からテキストを抽出したり、レシートを解析したりする オンデバイスAI 機能に使われる
      私もこうした機能を活用するアプリを開発中なので、すべてのユーザーにモデルが標準搭載されるのは助かる
    • だから私はFirefoxを使っている。CloudflareのせいでどうしてもChromium系ブラウザが必要なときは Brave を使う
    • Chromeがそんなことをするのは初めて聞いた。もう少し具体的な情報があるのか気になる
    • Chromeは絶対に使わず、Brave や Vivaldi を使うほうがずっと良いと思う
  • Edgeは Microsoft に Telemetryを送信できる経路が多すぎる
    安全なURL検査、ショッピングおすすめなどの「役立つ」機能の大半がデータを収集している
    完全なプライバシー保護は難しいが、Microsoftは特に ユーザー習慣の収集 に積極的なようだ
  • Firefoxの ローカル翻訳モデル も削除されるのか気になる
    この機能のおかげでChrome翻訳に依存しなくなり、CPUベースのローカルモデルとして性能もかなり良い
    LLMやTTS、文法修正のような機能がブラウザに統合されるのは良いが、ローカルモデルベース の場合にだけ意味があると思う
    • そのスクリプトでは翻訳モデルは無効化されない
      興味深いことに、人々は 機械翻訳をAIとして認識しない傾向 があるので、こうした機能は例外扱いにされているようだ
      10年後には自動タブグループ化も翻訳のように自然な機能と見なされている気がする
    • 翻訳用ローカルLLMには プライバシー面で明確な利点 がある。ただし、それに見合う評価は受けていない
  • 前にも書いたが、このプロジェクトは興味深い
    主要ブラウザの設定を分析して AI・Telemetry機能を無効化 するのは大変な作業だ
    ただしセキュリティ面では サードパーティ製スクリプトの実行は危険 だと感じる
    むしろスクリーンショット付きの手動設定ガイドを提供するほうが良さそうだ
    以前のコメントへのリンク
  • Windowsで管理者権限のPowerShellを開くよう案内されているが、会社支給でロックされたPCでは事実上不可能だ
    その代わり、ローカルMITMプロキシ で広告や望ましくないリクエストをフィルタリングする方式のほうが現実的だと思う
  • Windows向けのインストールコマンドは、単にインターネットからコードを読み込んで実行する形式なので、セキュリティ上きわめて危険
    このやり方は一般ユーザーに マルウェア実行の習慣 を身につけさせるようなものだ
    最低限、実行前に SHAハッシュ検証 くらいは追加すべきだ
    • ちなみに corbindarvenport というスペルミスのアカウント名がまだ空いているので、タイポスクワッティング に悪用される可能性がある
  • FirefoxのTelemetryやStudiesをオフにすることは、Mozillaの品質向上には役立たない かもしれない
    • もはやMozillaの目標は品質改善ではないのかもしれない
      AI機能をオフにするユーザーが増えることを 問題視している雰囲気 を感じる
    • この10年間でほぼすべてのサービスがTelemetryを導入したが、品質はむしろ 低下傾向 だった
    • IKEAに自宅カメラへのアクセス権を与えても家具の品質が上がらないのと同じで、Telemetryも同じだ
    • こうした現象が繰り返されれば、いつか McNamaraの誤謬の泥沼 から抜け出せるかもしれないが、それは楽観的すぎるかもしれない
    • Firefoxはすでに 10年以上にわたって誤った選択 を繰り返して信頼を失ったと思う
  • 「AI機能、Copilot、ショッピング機能の削除」という目標を見て、昔の UI/UX革新の時代 を思い出した
    DOS時代からIE3、Firefoxのタブ、Tweetieのプルダウン更新まで — あの頃には本当の革新があった
    今はそういう感動が消えた気がする
    Mosaicブラウザを使ったHTML入門書を覚えている人がいるだろうか
    • UI革新を願うのは 猿の手 のような願いだ
      今のウェブは革新的すぎて、むしろ 一貫性が足りない。標準やショートカットが恋しい
    • WhatsAppで上にスクロールしようとすると音声録音ウィンドウが出るなど、UXの混乱 が多い
      Windowsのウィンドウが独自のクロームで上書きされるのも嫌いだ。多少のカスタマイズは良いが、完全な置き換えは不便だ
    • 昔のようにすべてが新しかった時代は過ぎた
      今は 標準的なUXパターンが定着した時代 なので、革新の幅が狭くなったのは自然だ
    • 探していた本は Larry Aronson の HTML Manual of Style である可能性が高い
      当時は1日にウェブページが40〜50件増えていた時代だったとは驚きだ
      書籍リンク
  • 自動インストールスクリプトのアイデアは良いが、私は 手動インストール方式 を好む
    自分でファイルをダウンロードして正しいディレクトリに置くほうが安全だと感じる
    しかも私はブラウザごとに カスタムプロファイルディレクトリ を使っているので、スクリプトは合わない
    • スタートガイドの2文目に手動インストールへのリンクが含まれている
    • だが手動インストールでも結局は 他人のコードを信頼 しなければならない点は同じだ
      少なくともシェルスクリプトは内容を自分で読めるという点で、バイナリインストールより透明性が高い