18 ポイント 投稿者 GN⁺ 2026-02-20 | 3件のコメント | WhatsAppで共有
  • 従来のアプリストアで汎用アプリを選んで使う方式は、次第に時代遅れの発想になりつつあり、LLMエージェントがその場でユーザー向けにカスタムアプリを生成する時代へ移行中
  • Karpathyがバイブコーディングでカスタム有酸素運動ダッシュボードを1時間で完成させた事例を共有
  • トレッドミルのクラウドAPIをリバースエンジニアリングで解析し、データを処理してWeb UIを構築したが、単位変換やカレンダー対応などバグ修正は依然として必要
  • 業界は人間向けフロントエンドではなく、エージェントが直接利用できるAIネイティブなAPI/CLI中心へ再編されるべきだが、99%の製品はまだ未対応
  • 最終的には「有酸素運動を追跡して」と一言伝えるだけで1分以内にアプリが完成する未来を目指しており、そのためには個人コンテキスト・スキルライブラリ・自動化インフラが必要

カスタムソフトウェアの具体例

  • 最近、有酸素運動をやや怠っていたため、安静時心拍数(Resting Heart Rate)を50から45に下げるための8週間の実験を設計することにした
  • 週あたりのZone 2有酸素運動の総分数目標と、週1回のHIITを主要手段として設定
  • これを追跡するためにバイブコーディングでカスタムダッシュボードを制作し、所要時間は約1時間
  • ClaudeがWoodwayトレッドミルのクラウドAPIをリバースエンジニアリングで解析して生データをプーリングし、それを処理・フィルタリング・デバッグしたうえでWeb UIフロントエンドまで構築
  • 完全にスムーズな体験ではなく、メートル法とヤード・ポンド法の単位混同、カレンダーの曜日と日付の対応ミスなどのバグを自分で見つけて修正依頼する必要はあった

アプリストアモデルの限界

  • この種の作業のための専用アプリはアプリストアには存在せず、存在する必要もない — 約300行のコードでLLMエージェントが数秒で生成可能
  • 「有酸素運動実験トラッカー」のようなアプリを検索してダウンロードして使うという発想自体が不適切で時代遅れ
  • アプリストアという離散的(discrete)なアプリのロングテール一覧から選んで使うという概念は、LLMエージェントがその場でユーザー専用アプリを即興生成できる時代には次第に合わなくなっている

産業再編:AIネイティブなセンサーとアクチュエーター

  • 業界は**エージェントネイティブなエルゴノミクス(agent native ergonomics)**を備えたセンサーとアクチュエーターのサービス群として再構成されるべき
  • Woodwayトレッドミルは物理的状態をデジタル情報へ変換するセンサーの役割を果たすが、現状では人間が読むフロントエンドを維持しているため、LLMエージェントがリバースエンジニアリングしなければならない
  • トレッドミルのような機器は、API/CLIでエージェントがそのまま利用できる形を提供すべき
  • 現在、99%の製品とサービスはAIネイティブCLIを提供しておらず、依然として .html/.css 文書を維持し、WebページでURLを開いてここをクリックするよう案内している
  • 2026年になっても人間にコンピュータのように振る舞うことを求める形であり、この移行は業界全体で非常に遅く進んでいて、失望感がありタイムラインの見通しもそのぶん遅くなっている

1時間から1分へ:未来像

  • 2年前であれば約10時間かかっていた作業が、現在は1時間に短縮された点は印象的
  • しかしさらに興味深いのは、この作業を1分以内で完了させるには何が必要かという点
  • 「これから8週間、有酸素運動の追跡を手伝って」と言えば、簡単なQ&Aのあとですぐにアプリが完成する形が理想
  • そのためには、AIがすでに豊富な個人コンテキストを持ち、追加で必要なデータを収集し、関連するスキルライブラリを参照・検索し、ユーザーのあらゆる小規模アプリや自動化を管理できなければならない

核心的な結論

  • 離散的なアプリ一覧から選ぶアプリストアという概念そのものが次第に時代遅れになっている
  • 未来は、AIネイティブなセンサーとアクチュエーターで構成されたサービス群がLLMのグルー(glue)によってオーケストレーションされ、高度にカスタマイズされた一時的(ephemeral)アプリとして組み合わされる形
  • ただし、この未来はまだ到来していない

3件のコメント

 
colus001 2026-02-21

何でも作れるからといって、何でも作るべきというわけでもないし、実際にそれができるわけでもありません。人は思っている以上に、自分が何を望んでいるのかよく分からないものです。ネットワーク効果はいっそう強まっているのに…

 
xguru 2026-02-20

こうしたWebアプリとは少し別の話ではありますが、昨日私がXに残したものがあります。
https://x.com/xguru/status/2024314395040551306?s=20

これからはApp Store/Google Playの収益源が「開発者プログラム登録費用」になるのではないでしょうか。
Googleは1回$25払えば永久ですが、Appleは毎年$99ずつ払わなければなりません。(やはりGoogleはお金を稼げない…)

最近はApp Storeの有料アプリの売上がだんだん落ちていて、昔よりはるかに少ない本数しか売れなくてもベストに入るそうです。

軽い機能の無料アプリは本当に居場所がなくなり、機能の多い有料アプリでも自分に必要な機能は実は数個しかないので、それだけ実装して使うようになるはずですから、次第にApp Store市場そのものが縮小する可能性もある気がします。

 
shw00 2026-02-20

市場のロングテールがスーパー・ローーーーーーングテールへと変わることで、市場がむしろ死ぬのか、それとも成長するのかといったことも興味深い研究テーマになりそうです。