死んだインターネットはもはや理論ではない
(adriankrebs.ch)- オンライン空間全体で AI生成コンテンツとボット活動 が急速に拡大し、人間中心のインターネットが崩壊しつつある
- Hacker News は新規アカウントによる ShowHN 投稿を制限し、AI生成コメント禁止ルール を追加した
- Reddit では特定のSaaS製品を宣伝する ボットコメント が多数見つかっており、アカウントがそれを隠している
- LinkedIn のタイムラインも大半が AI生成投稿 で埋まり、実際の人間による更新はまれになっている
- GitHub でも意味のない AI生成PR が増えており、レビュー担当者すらAIであるケースまで発生している
インターネットの変化と「死んだインターネット」現象
- インターネット全体で ボットとAI生成コンテンツ が人間中心の対話を置き換えつつある
- 筆者は求職者とのメールのやり取りをきっかけに、この現象を実感したと述べている
- その後、複数の事例を通じて「死んだインターネット」がすでに現実になっていることを確認した
Hacker Newsの対応
- Hacker News(以下HN) は、新規アカウントによる ShowHN投稿の制限 措置を実施
- 理由として、「vibe-coded」な投稿や低品質な投稿の急増が明示されている
- HNはガイドラインを改定し、AI生成または編集されたコメントの禁止ルール を追加
- 「HNは人間同士の対話のための場」という文言が含まれている
RedditとLinkedInの事例
- 筆者が過去の自身のサイドプロジェクトに関する Reddit投稿 を再訪した際、
SaaS製品を宣伝するボットコメント が多数見つかった- それらのアカウントはプロフィール上でコメントを隠しており、
類似のコメントが数百件存在していた
- それらのアカウントはプロフィール上でコメントを隠しており、
- LinkedIn ではタイムラインの大半が AI生成コンテンツ で埋め尽くされており、
本当に興味深い専門的な更新はごくわずかだった
GitHubにおけるAIスパム問題
- オープンソースリポジトリ(OSS repos) でも 意味のないAI生成Pull Request(PR) が多数発生
- さらに皮肉なことに、レビュー担当者すらAIである場合 があると指摘されている
- このような現象は、開発者コミュニティの質の低下と人間中心の協業の弱体化を示している
結論
> 「以前のインターネットに戻れるだろうか?」
> 「おそらく無理だろう」
1件のコメント
Hacker Newsの意見
この問題には2つの帰結しかないように見える。1つは 身元認証ベースのインターネット(IDアップロードから始まるもの)、もう1つは 有料インターネット。有料であれば誰が使っていても構わないが、お金を払ってメールやRedditのアカウントを作るなら、AIスパムである確率は下がる。でも正直、どちらにも期待はしていない
自分はAIが書いた文章を弾く、そこそこ良いフィルターを使っている
人々が言う Dead Internet Theory は、実際には「インターネットが死んだ」というより、中央集権的なプラットフォームがボットに占領された現象 に見える。以前は個人ブログやフォーラムが活発で、今でも誰でも直接サーバーを運用できる。こうした中央プラットフォームはもともとユーザー搾取の構造だったのだから、むしろ 「Small Internet Theory」 を祝うべきだ。AIボットが搾取企業を崩壊させる世界なんて最高だ。昨夜は1999年のコナン・オブライエンの映像を見て、あの頃のインターネットへの郷愁を感じていた
ひょっとすると AIスパムが現在のソーシャルメディア構造を崩壊させ、良い結果 をもたらすかもしれない。皆が疲れ果てて、むしろ ローカルコミュニティ中心の人間的な交流 に戻る可能性もある。だが多くのサイトやプロジェクトが消えてしまうのは惜しい。ChatGPTやGoogleのAI要約機能が発展するにつれてトラフィックは激減し、サイトを運営する動機そのものが失われる危険 がある。Stack Overflowがそうだったように、ほぼすべてのサイトが影響を受けそうだ。インターネットの過去はすでに死んでおり、ただまだ自覚していないだけだ
最近は多くのスタートアップが 自動化されたマーケティングエージェント を売りにしている。サイトを巡回し、会話に割り込み、製品リンクをばらまくというものだ。こうしたものは結局 「人間のインターネット」を破壊 するが、自分たちも長くは持たずに崩れるビジネスだ。短期的な利益しか見ていない
未来のインターネットには、収益化が完全に排除された空間 しか残らないのかもしれない。レコメンドも、レビューも、企業の意見もない スローウェブ(slow web) の形で、まるでYahooが最大の検索エンジンだった時代に戻る可能性がある
インターネットは死んでいない。むしろ 人間とLLMが共存しながら爆発的に生きている。昔のようには戻れないだろうが、それでも多様なコンテンツは存在している。たとえばGary Brolsmaはいまでも Numa Numa (2023) をやっている。世界には今も面白いものがたくさんある
インターネットにはもともと クローラー、スクレイパー、自動化スクリプト のようなボットが多かった。それ自体は問題なかった。問題は 公的な言論に参加するボット だ。だがある程度は解決可能だ。非公開コミュニティ、閉鎖型インターネット、公開APIのないプラットフォーム が役に立つだろう
しばらくのあいだ 動画コンテンツ は、人間が直接作った証拠として信頼されていた。だが今や 偽動画生成技術 が一般化し、それすら崩れつつある。結局 身元認証システム が唯一の解決策なのかもしれない。技術の発展は常に 破壊的な結果 を伴う。結局はパンドラの箱を開けることになる
ゲームのコツを検索したら、Google上位の結果が AIが作ったでたらめなページ だった。"Bannerlord IIで粘土はどこで売ればいい?" と検索したら、そのページはeBayへ誘導した。しかも Google AI Overview がそのページを回答として表示していた。
結論として、これはもう終わったゲームだ