- イラン系ハッカーグループ Handala Hack Team がFBI長官 Kash Patel の個人 Gmail アカウントのハッキングに成功し、司法省(DOJ)がこれを公式に確認
- ハッキングは、DOJがHandalaのウェブサイトの一部を遮断し、Patelがこのグループを「追い詰める」と脅した直後に、その 報復攻撃 として実行された
- ハッカーグループは、Patelの個人情報・メール・会話内容・文書、さらには 機密ファイル まで奪取して公開ダウンロード可能な状態にしたと主張しているが、独立した検証は不可能
- Reuters は、流出した Gmail アドレスがダークウェブインテリジェンス企業 District 4 Labs が保管していた過去のデータ流出記録と一致すると確認しており、DOJはメールが本物に見えると明らかにした
- FBIはまだ公式見解を出しておらず、Patelも自身のXアカウントに関連投稿をしていない状態
ハッキングの経緯
- イラン系ハッカーグループ Handala Hack Team がFBI長官 Kash Patel の 個人メールアカウント のハッキングに成功し、DOJがReutersにこれを公式確認
- Reuters は流出メール自体の真正性を直接認証してはいないが、当該 Gmail アドレスがダークウェブインテリジェンス企業 District 4 Labs が保存していた過去のデータ流出記録と結び付いたアカウントであることを確認
- DOJは流出したメールが本物に見えると言及
ハッカーグループの主張
- Handala Hack Team は自分たちのウェブサイトで、Patelの名前が「ハッキングに成功した被害者一覧」に載ったと公然と誇示
- 葉巻を吸ったりラム酒の樽を持ったりしている Patel の写真とともに、2010〜2019年 時期の文書を公開したと Reuters が報道
- 「FBIのいわゆる『破れない』システムは数時間で崩壊した」とし、Patelの メール・会話・文書・機密ファイル 全体が公開ダウンロード可能だと主張(独立検証は不可)
- 「FBIのセキュリティは冗談にすぎなかった」というメッセージもグループのウェブサイトに掲載され、X(Twitter)でスクリーンショットとして広く拡散
ハッキングの背景 — 報復攻撃
- 今月初め、DOJがHandalaのウェブサイトの一部を遮断すると、Patelは公式 報道資料 でこのグループを「追い詰める」と脅した
- DOJはこのグループが今月行った4件の攻撃を列挙し、メンバーに関する情報提供に対して 最大1,000万ドル の報奨金を提示
- Handala はドメイン差し押さえへの報復として今回のハッキングを実行したと、自身のウェブサイトで直接認めた
Handala Hack Team の正体
- 西側の研究者らは、このグループを イラン政府のサイバーインテリジェンス部隊 が使う複数のペルソナの1つに分類している(Reuters 報道)
- 親パレスチナ志向の自警ハッカー集団を名乗り、米国のイスラエル支援に反対する立場
- 米国とイスラエルの大規模な軍事攻撃でイラン最高指導者 Ali Khamenei が死亡した後、米国機関を標的にサイバー攻撃を展開
- DOJの報道資料には、このグループが米国内の反体制派に送った 殺害予告 メールの内容が引用されている
- 「我々 Handala Hack Team は最高指導者 Khamenei の忠実な追随者として、西側のすべてのイスラムの敵に戦争を宣言する」とグループが表明
現在の状況
- FBIは今回のハッキングについて、まだ公式見解を発表していない状態
- Patel も自身のXアカウントに関連内容を投稿していない(記事執筆時点基準)
1件のコメント
Hacker Newsの意見
リンク先のReuters記事には、はるかに多くの情報が含まれている
技術的な側面も興味深いが、この件は安全保障上きわめて敏感な状況に見える
アメリカが交戦中の国がFBI長官の個人情報を握っているのであれば、彼が完全に信頼され続けるのか疑問だ
たとえば、メールを事前に精査して攻撃ベクトルを把握し、本人がそのような攻撃にだまされないよう訓練する仕組みが必要になる
初期の事前確認段階に関する議論は以前のスレッドで扱われていた