ROACH PI – AIコーディングエージェントにエンジニアリング規律を与えるオープンソース拡張
(github.com/tmdgusya)GitHub: https://github.com/tmdgusya/roach-pi
最近、Claude Codeのソースコードが流出したことで、AIコーディングエージェント内部でどのようなプロンプトが注入され、どのような動作が行われているのかをユーザーがまったく知ることができない点が、あらためて話題になっている
ROACH PIは、piコーディングエージェント(https://github.com/badlogic/pi-mono)の拡張であり、すべてのプロンプト・エージェント定義・ツール・イベントフックが公開されたオープンソースプロジェクト
何をするのか
AIコーディングエージェントはコードを書くこと自体は得意だが、計画なしに作業し、自分で書いたコードを自分で検証する構造は信頼しにくい
ROACH PIはこの問題をマルチエージェント・オーケストレーションで解決する
- 明確化 → 計画 → 実行 → 検証 → 整理 というソフトウェアエンジニアリングのライフサイクルをAIエージェントに適用
- 実行エージェント(Worker)と検証エージェント(Validator)は別プロセスに分離され、検証側は実行側の出力を見ることができない(情報分離)
- 検証に失敗した場合は再実行するWorker-Validatorループで品質を担保
主な機能
- 12の専門エージェント: 探索、実行、計画、検証、コード整理 + 5つの独立レビュアー(実現可能性、アーキテクチャ、リスク、依存関係、ユーザー価値)
- Ultraplan: 複雑な作業を5人のレビュアーが並列分析した後、マイルストーン依存DAGへ分解
- Long Run: 大規模な作業をマイルストーン単位に分け、計画-実行-検証を反復。チェックポイントベースでコンテキスト喪失後も継続可能
- 行動ガードレール: Karpathyルール(読む前に書かない、外科的修正のみ)、Rob Pikeルール(測定なき最適化禁止)、体系的デバッグ(まず再現)などをエージェントに自動注入
- AIスロップクリーナー: 実行後、自動でLLM特有のコード臭を6段階で整理
- Session Loop: cronスタイルで反復作業をスケジューリング (
/loop 5m git 상태 체크)
透明性
- プロンプトキャッシュのヒット率をリアルタイムで確認可能
- コンテキストウィンドウ使用量、アクティブツール、ブランチ、モデル情報がフッターに表示
- エージェント定義はYAMLフロントマター付きのMarkdownファイル、スキルは純粋なMarkdown — コード1行まで完全に閲覧可能
- 隠されたシステムプロンプトはない。すべての動作がソースにそのままある
インストール
pi install git:github.com/tmdgusya/pi-engineering-discipline-extension
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