10 ポイント 投稿者 monarchjuno 2026-04-17 | 1件のコメント | WhatsAppで共有

main agentがsubagentを呼び出す瞬間、マルチエージェントは協業というより従属に近づきます。最初は役割を分けたように見えても、時間がたつほどsubagentは独立したagentというより、main agentの内部機能のように固定化されます。そうなると、別のフローで再利用しにくくなり、対等な実行単位として再配置するのも難しくなり、各agentをそれぞれ独自のMCP、skill、system prompt、modelを持つ主体として維持することも難しくなります。

そこで、マルチエージェントをこれ以上orchestrationとして見たくありませんでした。choreography、つまりタルチュムとして見たかったのです。一人が指揮し残りが従う構造ではなく、それぞれ役割と性格を持つ存在たちが関係を結び、場面を作り上げていく構造により近いと考えました。

問題

従来のマルチエージェント構成は、たいてい次のように進みます。

  • main agentがsubagentを呼び出す
  • subagentは独立したparticipantというより内部機能のように扱われる
  • 再利用よりも単発の呼び出しに最適化される
  • 関係性とフローはコードや設定ファイルの中に隠れてしまう
  • agentごとに異なる設定を比較したり組み合わせたりすることが、次第に難しくなる

結局、agentが増えるほど協業構造が豊かになるというより、上位agentの下に機能が次々とぶら下がる形になりやすいのです。

アプローチ

dance-of-talは、この問題をマルチエージェントのパッケージマネージャという形で解きます。核心は、agentをmain/subの階層で結ばれた呼び出し対象としてではなく、再利用可能な構成要素として扱うことです。

dance-of-talはマルチエージェントを4つの単位で扱います。

  • Tal(タル): agentのアイデンティティと性格
  • Dance(ダンス): 再利用可能な能力とスキル
  • Performer(パフォーマー): Tal + Dance + model/tool/MCP/runtimeが結合した実行単位
  • Act(アクト): 複数のPerformerの関係と協業フロー

整理すると、次のように捉えられます。

  • Talは誰か
  • Danceは何ができるか
  • Performerは実際に実行されるagentか
  • Actは複数のagentがどのように一緒に動くか

つまりdance-of-talは、subagentを増やすためのツールというより、agentをパッケージ化し、再構成し、別のフローで再利用できるようにするレイヤーに近いものです。

DOT Studio

その上に作られたDOT Studioは、この構造のためのFigmaスタイルのエディタ兼ランタイムです。

  • 異なる設定を持つagentをキャンバス上に載せられます
  • Tal、Dance、Performer、Actを配置して接続できます
  • 関係性と協業フローを目で見ながら修正できます
  • 直接編集することも、Studio Assistantで反復作業を減らすこともできます
  • OpenCode上で動作するagent構成をブラウザから扱えます

重要なのは、このツールが単に「きれいに描いてくれるUI」ではないという点です。
異なるMCP、skill、system prompt、runtimeを持つagentたちを一つの画面に並べ、どんな役割を担わせ、どう接続するかを自分で設計できるようにしてくれます。

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1件のコメント

 
runableapp 2026-04-17

本当に素晴らしいプロジェクトです。ネーミングも素敵ですし、ウェブサイトのデザインも見事です。👍🏻