MorphOS 3.20 公開 — Mirari対応、SFS2導入、Radeon/TinyGLの大規模アップデート
(morphos-team.net)MorphOS TeamがMorphOS 3.20を公開しました。
今回のリリースには、新しいMirariプラットフォーム対応をはじめ、RadeonグラフィックスドライバとTinyGLの大幅な改善、SFS2ファイルシステムの導入、開発ツールおよびデスクトップ環境の改善など、OS全体にわたるかなり大きなアップデートが含まれています。
主な変更点
-
Mirariプラットフォーム対応
- Mirari専用のブートおよびハードウェア対応を追加
- Qoriq Ethernetドライバを提供
- SATA、LED制御などプラットフォーム対応を強化
-
グラフィックススタックの近代化
- AMD Radeon Southern Islands / Sea Islands GPU対応を拡大
- HDMI、DVI、DisplayPort対応を改善
- マルチモニター処理を改善
- ハードウェアアクセラレーションによるTintingに対応
-
TinyGLの大規模アップデート
- Framebuffer Object(FBO)
- Renderbuffer
- Cubemap
- Shader機能を拡張
- DMAベースのバッファアップロード
- パフォーマンスと安定性を向上
-
SFS2ファイルシステム導入
- 4GB超のファイルに対応
- 最大2TBパーティションに対応
- 2038年以降の日付処理に対応
- ナノ秒単位のタイムスタンプに対応
-
Ambientデスクトップ環境の改善
- 検索機能を強化
- パターンマッチングに対応
- PNGファイルをアイコンとして直接利用可能
- Drag & Dropの安定性を向上
- 各種UIを改善
-
開発者ツールのアップデート
- FlowStudioの機能を大幅拡張
- Markdown対応
- 自動補完とプロジェクト管理を改善
- OpenSSH 10.3p1を適用
-
マルチメディア機能を追加
- FLAC対応
- QOI画像フォーマットに対応
- WebP対応を改善
- 最大192kHzのオーディオ再生に対応
-
ThorVGベクターグラフィックスエンジンを含む
- SVGおよびベクターグラフィックスのレンダリング機能を強化
- モダンなベクターグラフィックス処理エンジンを搭載
なぜ重要なのか?
MorphOSは依然としてPowerPCベースの独自路線を維持していますが、今回の3.20リリースは単なる保守レベルを超え、グラフィックススタックとファイルシステムを近代化し、新しいプラットフォーム対応を追加した大規模アップデートです。特にRadeon/TinyGLの改善とSFS2導入は、今後のMorphOSエコシステム拡大の基盤となり得る変化に見えます。
リンク
- Release Notes: https://www.morphos-team.net/releasenotes/3.20
まだコメントはありません。