OpenAI GPT 5.6リリース
(openai.com)OpenAIは2026年7月9日、GPT-5.6ファミリーを正式リリース(GA)しました。6月26日のプレビュー後の正式公開であり、Sol(フラッグシップ)、Terra(バランス型)、Luna(最安コスト)の3つのティアで構成されます。
主要ポイント
- 効率性を優先し、必要時に最大性能: Solはコーディング・知識労働・サイバーセキュリティ・科学の全領域でSOTAを達成しつつ、従来/競合モデルと比べてより少ないトークンと低コストで同等以上の結果を実現。「性能対コスト」が今回の発表の中核メッセージ。
ultraモードを新設: 複数のエージェントを並列に調整し、複雑な作業をより速く処理する最高性能設定。Responses APIでマルチエージェントベータとして利用可能。- コーディング: Artificial Analysis Coding Agent Index 80点でSOTA(Claude Fable 5比 +2.8点、トークン使用量は半分以下)。
- デザイン & コンピュータ利用: レンダリング結果を直接検査・修正する能力を強化。プレゼンテーション/文書/スプレッドシートの品質が向上し、テンプレート/参照文書のデザインシステムを推論して新しいコンテンツに一貫して適用。
- サイバーセキュリティ: ExploitBench、ExploitGym、SEC-Bench ProなどでGPT-5.5比で大幅に向上。ただし、自律攻撃の実行よりも脆弱性の検出・パッチ適用(防御)のほうに強み。Trusted Access for Cyberプログラムでアクセスを制御。
- 科学: 生命科学・化学ベンチマークでGPT-5.5比で改善。(参考: Claude Fable 5は高度な生物学の質問の大半を拒否したため、この比較から除外)
- 社内研究の加速: OpenAI社内研究者のトークン使用量がGPT-5.5比で2倍以上に増加し、RSI(自己改善)関連指標が16.2ポイント向上。
- 安全性: 生物・サイバーの両方で依然として「Critical」の閾値未満。約70万A100e GPU時間規模のレッドチームテストを実施。
価格と提供
- ChatGPT、Codex、API全体で順次ロールアウトを開始(24時間以内に全面適用予定)
- API価格(100万トークンあたり):
- Sol: $5 入力 / $30 出力
- Terra: $2.5 入力 / $15 出力
- Luna: $1 入力 / $6 出力
- プロンプトキャッシングを改善: 明示的なキャッシュブレークポイント、最小キャッシュ寿命30分を導入
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