Firefox 85、スーパークッキーもブロック
(blog.mozilla.org)-
ネットワーク接続とWebサイトのキャッシュを分離(パーティショニング)し、スーパークッキーによるキャッシュ悪用(クロスサイトトラッキング)もブロック
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スーパークッキー:通常のクッキーと同様にユーザー情報の保存に使われるが、削除やブロックが難しい
→ Flashクッキー、ETags、HSTS などを利用
- パーティショニングによるクロスサイトトラッキング遮断の仕組み
→ すべてのWebブラウザーはオーバーヘッドを減らすため、接続や画像キャッシュのような内部リソースを共有
→ 同じ画像が複数のWebサイトに埋め込まれている場合、最初のサイトでのみ取得し、2つ目のサイトからはディスクから読み込む
→ Firefoxは複数のWebサイトで1か所(アドレス)のリソースが使われると、1つの接続を共有する(Keep-Alive)
→ これにより、ユーザー側の転送量と時間を節約してきた
→ 一部のトラッカーが、この共有リソースを悪用する方法を見つけた
→ 画像キャッシュの場合、画像自体にユーザー識別子をエンコードする方式で、そのユーザーが別のサイトを訪れたかどうかを把握する
→ これを防ぐため、FF 85ではユーザーが訪問するすべてのサイトごとに別々の画像キャッシュを使用
- スーパークッキーをブロックするためにパーティショニングされる項目
→ HTTP cache, image cache, favicon cache, HSTS cache, OCSP cache, style sheet cache, font cache, DNS cache, HTTP Authentication cache, Alt-Svc cache, and TLS certificate cache
→ pooled connections, prefetch connections, preconnect connections, speculative connections, and TLS session identifiers
- 性能低下は約0.09%~0.75%程度で、最大でも1.32%ほどと大きくない
1件のコメント
ネットワーク使用量を減らしてコストと性能を改善できるように発展してきた技術が、プライバシー侵害のせいで少しずつ無用の長物になっていくように感じますね。少し前に、フォントを CDN から受け取るのはもはや効率的ではないという話を聞いたときはかなり衝撃的でしたが、この記事とも関係のある内容のようですね。