量子アルゴリズムの専門家ピーター・ショアへのインタビュー
(nature.com)ピーター・ショア(Peter Shor) は、素因数分解を助ける Shor algorithm と量子コンピューティングの error correction アルゴリズムで有名な研究者です。
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自分が論文を出す前にも、Daniel Simon のような研究者が量子コンピュータの飛躍的な性能を証明していましたが、実用的なものになるとは思っていませんでした。自分の論文が、多くの人に量子コンピュータの有用性を知らせたと考えています。
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最初に factoring に関する内容を発表したときは、中間結果だけを発表していました。ところが数日のうちに驚くほどの速さでうわさが広がり、私が factoring 問題を解いたという話になってしまいました。当時の私はまだ factoring 問題を解けていなかったので、人々に返答することができませんでしたが、5日間で問題を解き、最終的には他の人たちに答えを伝えることができました。
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量子コンピュータは計算過程で情報が失われるため実現できないという懐疑論者もいますが、計算過程を壊さずに error correction が可能であることを示した論文によって、一部の懐疑論者も量子コンピュータは実現可能だと納得しました。
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物理的実体を持つ量子コンピュータでは必然的にノイズが発生するため、純粋な論理演算キュービット1つのために100個ほどのキュービットが必要です。この複雑さが量子コンピュータの難しさです。
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2019年のグーグルの量子超越性実験には作為的な部分もあり、広報で誇張された面もありますが、非常に印象的です。疑いようのないマイルストーンです。しかし、まだ発展の余地は多くあります。IonQ のように、ある面ではグーグルや IBM より優れたスタートアップもあります。
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量子コンピュータが RSA 暗号体系を崩壊させるという懸念がありますが、現時点では大きな問題ではないと考えています。むしろ、質の低いソフトウェア、ウイルス、信頼できない相手に送られる情報のほうがインターネットにとってより大きな脅威です。
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量子コンピュータ時代に対応するための新しい暗号体系を導入することは、単に意志とプログラミング時間の問題だと考えています。しかし、その対応が適時に行われるかどうかは分かりません。
3件のコメント
「5日間かけて問題を解いた」と
すごいですね
とても面白い内容です! 要約ありがとうございます!
Shor algorithm は RSA 暗号方式を破れる可能性があることでかなり有名なアルゴリズムの一つですが、周囲の評判に追われるようにして完成したという逸話が面白く、要約してみました。