- Zedはテキスト操作を極めることに注力してきた
- パーサージェネレーターの制作、プログラミング言語の設計、2つの本番運用レベルのテキストエディタの公開など
- 大規模言語モデル(LLM)がテキストの解釈と生成に革命をもたらす中、Zedはこれを探求することを決めた
- この2年間、Zedは高速で信頼性の高いテキストエディタの構築に集中すると同時に、LLMをワークフローに統合する実験を進めてきた
- AnthropicのエンジニアたちがZedを見つけ、Zedのテキスト中心インターフェースの価値を認めたことで、協業が始まった
Zed AIの紹介
- Zed AI: AnthropicのClaude 3.5 SonnetをベースにしたAI支援コーディングサービス。Zedにログインすると利用できる
- Claude 3.5 SonnetのFast Edit Mode: テキスト編集に最適化された新しいモードで、コードのリファクタリングやドキュメント編集をほぼリアルタイムで実行できる。
Zed AIの仕組み
- Anthropicとの協業を通じて、Zed AIはAI開発の最前線にいる専門家たちに強力かつ高精度なツールを提供する
- ZedのAI支援コーディングのアプローチは、2つの中核機能に依存している: アシスタントパネルとインライン変換
アシスタントパネル: 膨大なコンテキストを掌握
- アシスタントパネルはAIモデルと対話する場所であり、LLMへの完全なリクエストをテキストとして公開する
- スラッシュコマンドシステムを導入:
/tab: 開いているタブの内容を挿入
/file: 特定のファイルまたはファイルツリーの内容を挿入
/terminal: ターミナル出力を含める
/diagnostics: コードベース全体の診断情報を挿入
/fetch: 任意のHTTP URLのレスポンスを挿入
インライン変換
ctrl-enterで有効になり、自然言語プロンプトを通じてコード変換と生成を行う。
- ZedのCRDTベースのバッファとカスタムのストリーミング差分プロトコルを使い、モデルの出力をトークン単位でリアルタイムにストリーミングする。
- Fast Edit Modeにより、コードのリファクタリングやドキュメント編集をほぼリアルタイムで実行できる。
Zed AIの今後の計画
複雑な変換のためのワークフロー
/workflow コマンドを通じて、アシスタントパネルとプロジェクトファイル間の相互作用を拡張する。
- この機能により、アシスタントパネルで作業しながら、コードベースに直接影響する変更を調整できる。
効率的なコンテキスト作成ツール
/project: プロジェクト情報を素早く見つけてアシスタントパネルに挿入するコマンド。
/auto: 現在の作業に基づいて自動的にコンテキストを挿入する機能。
GN⁺のまとめ
- Zedはテキスト操作への深い理解を基盤に、AI支援コーディングツールを開発した
- Anthropicとの協業を通じて、Zed AIは強力で高精度なコーディングツールへと進化した
- アシスタントパネルとインライン変換機能を通じて、開発者に透明で制御可能なAI支援コーディング環境を提供する
- Zed AIはオープンで協調的なソフトウェア開発を志向し、ユーザーとともに発展していくことを期待している
1件のコメント
Hacker Newsの意見
ZedのAI統合は非常にスムーズで使いやすい
高速でプログラマブルなテキストエディタを求めている
neovimからZedに乗り換え、全体として満足している
telescopeや一部のvimナビゲーション機能が恋しいAnthropicによるCopilot代替の発表に興味を持っている
AIアシスタントは速度を落とすと考えている
新機能の要望
コードを書くことよりも理解することに多くの時間を使っている
「LLMにシェルコマンドを頼んでそのまま実行する」時代を恥ずかしく思うようになってほしい
ML/AI機能を無効化できるビルドオプションの追加を望んでいる
nvimと独自のAIプラグインエコシステムを使っている場合でも、Zed AIを試す価値があるのか気になっている