11 ポイント 投稿者 xguru 2024-10-13 | 3件のコメント | WhatsAppで共有
  • GoogleがAndroid向けのLinuxターミナルアプリを開発中
  • ターミナルアプリは開発者向けオプションから有効化でき、仮想マシンにDebianをインストールする
  • このアプリはChromebook向けに作られているが、モバイル端末でも利用できる可能性がある

Linuxアプリ実行に向けたGoogleの取り組み

  • 最近、GoogleのエンジニアがAndroid向けの新しいターミナルアプリの開発を開始
  • このターミナルアプリはAndroid Virtualization Framework (AVF) の一部で、ローカルIPアドレス経由でLinux仮想マシンに接続するWebViewを含み、Androidホスト上でLinuxコマンドを実行できるようにする
  • 当初はシェルコマンドを使ってこのターミナルアプリを手動で有効化し、その後Linux VMを直接構成する必要があった
  • しかし最近Googleは、ターミナルアプリをAndroidに統合し、VM上でLinuxディストリビューションを実行するためのオールインワンアプリへ移行する作業を開始
    • 「ferrochrome-dev-option」タグの下で一連のパッチが最近AOSPに提出され、このパッチは 設定 > システム > 開発者向けオプション の下に Linuxターミナル という新しい開発者向けオプションを追加する
    • この新しいオプションは、提案されている説明によれば「VM内部で実行されるLinuxターミナルアプリ」を有効にする
    • このオプションを切り替えると、AVFにバンドルされているターミナルアプリが有効になる
  • 現在Androidのターミナルアプリでは、依然としてDebianイメージを提供し、vm_config.json ファイルを生成してLinux VMを手動で構成する必要があるが、Googleはこれを自動処理するようターミナルアプリをアップグレードする計画
    • 「ferrochrome-dev-option」タグの下にあるパッチの1つで、GoogleはAVFを通じてVM上でDebianをダウンロードして構成する既存の「LinuxInstaller」アプリが「まもなくターミナルアプリに統合される」と述べている
    • これは、ターミナルアプリがVM上で動作するDebianインスタンスをダウンロード、構成、起動し、操作するためのオールインワンアプリになることを示唆している

ターミナルアプリとAVFの改善作業が進行中

  • Googleはこの機能を提供する前に、ターミナルアプリとAVFの改善を継続している
  • AVFはすでにグラフィックスと一部の入力オプションをサポートしているが、スナップショットのバックアップと復元、ネストした仮想化、x86_64アーキテクチャの端末対応を追加する準備を進めている
  • また、ターミナルアプリにいくつかの設定ページを追加する準備も進めており、現在はIPアドレスのコピーと既存VMインスタンスの停止メニューを除けば非常に簡素な状態
  • 設定ページでは、ディスクサイズの調整、ポートフォワーディングの構成、場合によってはパーティションの修復が可能になる
  • これらの設定を追加するパッチは、Pixel TabletとPixel 9 Pro XLのコードネームである「tangorpro」と「komodo」でテストされた
  • これは、ターミナルアプリが新しいAndroid向けデスクトップ版ChromeのようなChromebook限定ではないことを示唆している
  • ターミナルアプリがいつ登場するかは不明だが、来年のAndroid 16アップデートで見られる可能性が高い

AndroidでLinuxアプリを実行する理由

  • Googleは、開発者が開発に役立つLinuxアプリをChromebookで実行できるようにするため、Chrome OSにLinuxサポートを追加した
    • たとえば、Androidアプリ開発向けの推奨IDEであるAndroid StudioのLinux版をChromebookで実行できる
    • また、コンテナ内で安全かつ安定的にLinuxコマンドラインツールを実行できる
  • 多くのChromebookはx86ベースのプロセッサを搭載している一方で、大半のAndroid端末はARMベースのプロセッサを採用しているため、多くのLinuxアプリは大多数のAndroid端末では動作しない可能性がある
  • ただしLinuxアプリのサポートが追加されれば、開発者にとってのAndroidの有用性は大きく高まり、特にARM対応アプリが増えるにつれて、将来的にデスクトップ級プラットフォームとしての実用性も増していく
  • さらにChrome OSは、Androidのアーキテクチャとフレームワークをますます多く採用しており、Androidに一層近づいているため、Googleにとってもこの取り組みは重要

3件のコメント

 
yes89929 2024-10-13

Termuxと比べて、使い勝手の面でどれだけ改善されるのか楽しみですね

 
2147483647 2024-10-13

どうせ Linux ターミナルアプリは Android で動くのだから、Android OS 上で x11 クライアントさえ適切に実装して、開いているアプリのウィンドウを Android 内に表示してやれば終わる問題だと思っていましたが、思ったより難しい問題のようですね

 
ganadist 2024-10-13

ChromeOSでAndroid VMを動作させる機能はARC(Android Runtime for Chrome)で、

Ferrochromeは逆に、AndroidでChromeOSを動作させる機能なんですね。
https://android.googlesource.com/platform/packages/… に説明があります。
これをベースにdebianも載せられるように作業している過程で、Linuxターミナルも含まれたようです.