9 ポイント 投稿者 xguru 2024-11-18 | 1件のコメント | WhatsAppで共有
  • Euclid VCの分析によれば、あらゆる産業がカスタムソフトウェアへの移行の初期段階にあり、特に LLM(大規模言語モデル)と ビジネスモデル革新 が重要な推進力として機能している
  • SaaSモデルの拡張と、バーティカルソフトウェア における新たな価値創出モデルを紹介

従来の垂直SaaSモデルの限界

  • 初期の垂直SaaSは、クラウドアプリを特定業界向けにうまく転換したモデル(例: Autodesk, Appfolio, Veeva)。
  • しかし、席数ベースのSaaSサブスクリプションモデルは、すべての業界に適しているわけではない。
  • SaaSの主な限界は、顧客の席数と席単価に起因しており、IT予算の制約が成長の障害として作用する。
  • 新たなビジネスモデルが必要であり、業界特化型の収益モデルが求められる。

ハイブリッドビジネスモデルの台頭

  • 従来のSaaSモデルの限界を克服するために、ハイブリッドモデル が登場している。
  • ハイブリッドモデル は、ソフトウェア収益に加えて、非ソフトウェア支出領域(物流、マーケティング、決済、金融サービスなど)もターゲットにする。
  • 代表的な事例:
    • Toast、Flexport、ServiceTitanは、ソフトウェアと金融技術(Fintech)モデルを組み合わせて成功を収めた。
  • ハイブリッドモデルはTAM(総獲得可能市場)を拡大し、ベンチャースケールへ成長できる新たな機会を生み出す。

Synthetic Roll-Upの登場

  • Synthetic Roll-Up: 既存の事業運営を包括的に支援し、成長パートナーとして機能する新しいモデル。
    • SaaSモデルとは差別化されており、収益の一部を獲得する構造。
    • 例: Sliceはピザ業界で新規顧客獲得を支援し、団体交渉力を活用してコスト削減のメリットを提供する。
  • 主な特徴:
    1. 業界特有の成長制約を取り除く。
    2. 規模の経済を通じてTAMを拡大する。

Synthetic Roll-Upの成功事例

  • 事業立ち上げ:
    • Moxie、Grow、Rulaは、独立した専門人材に対して事業支援やマーケティングツールを提供。
    • Foraは、旅行インフルエンサーがライセンスを持つ旅行代理店として活動できるよう支援。
  • マーケティングサービス:
    • BroadlumeとSliceは、小規模事業者のオンライン上での存在感強化サービスを提供。
  • 販売支援:
    • Roofrは、自動化された測定と提案書生成によって顧客獲得の可能性を高める。
    • EvenUpは、人身傷害を扱う法律事務所の収益増加に向けて、デマンドレター生成の自動化サービスを提供。
  • 事業運営:
    • Dandyは、デジタルスキャン技術によって歯科医院の売上増加と患者アウトカムの改善を支援。
    • Centsは、ランドリーおよびドライクリーニング業界の事業成長を支援。
  • 決済・金融:
    • Toastはレストラン向けのPOSシステム、Dutchieはディスペンサリー向けのPOSシステムを提供。
    • Flexは、家賃決済ソリューションを通じて、不動産管理者が期日どおりに支払いを受けられるよう支援する。

5. Synthetic Roll-Upの戦略と拡張可能性

  • 顧客アグリゲーション を通じて初期需要を確保し、交渉力を強化する。
  • 顧客の収益拡大とコスト削減を通じて、高いウォレットシェアを実現する。
  • 成功したSynthetic Roll-Upモデルは、顧客収益の10%から30%までを収益化できる。
  • これは従来のSaaSモデルよりはるかに高い収益性をもたらし、TAM拡大とベンチャースケールでの成長可能性を高める。

AI技術とのシナジー

  • LLMベースのAI技術が収益創出の機会を切り開いており、とりわけ 販売支援事業運営 の分野で活発に活用されている。
  • AI技術は音声およびテキストデータを分析して重要な情報を抽出し、それによって新たな市場参入が可能になる。
  • AIと結びついたSynthetic Roll-Upモデルは、コスト制約のある市場でも迅速に採用される可能性が高い。

今後の展望と戦略

  • Synthetic Roll-Upモデルの基本戦略:
    1. 収益成長を制限する問題を解決する。
    2. 導入しやすさを通じて顧客集約を拡大する。
    3. 垂直業界向けのオールインワンソリューションへ発展し、顧客当たり収益を最大化しながら勢いを強める。
  • 将来展望:
    • AIと結びついたアプリケーションレイヤープラットフォームは、より広い市場で競争力を持つ可能性が高い。
    • 顧客の売上拡大だけでなくコスト削減にも関与することで、長期的に強力な市場ポジションを築くことができる。

1件のコメント

 
yangeok 2024-11-25

それでも、サイドプロジェクトなら縦特化のほうがスケールが小さいので大丈夫ですよね?