PhysicsForumsと死んだインターネット理論
(hallofdreams.org)インターネットの未来像
- PhysicsForumsは2001年に設立された科学フォーラムで、学生に物理の宿題のヒントを提供することに重点を置いていた。
- 2012年までは着実に成長していたが、その後はStackExchangeのような中央集権型サイトの影響で衰退した。
- 2025年までURLを変更せず、投稿も削除していないため、かつてのインターネットの姿をのぞけるタイムカプセルの役割を果たしている。
Ravenprpの話
- Ravenprpは2006年から2007年までの7か月間に2,891件の投稿を行ったユーザーで、さまざまな分野の知識を持つ人物として描かれている。
- しかし実際には74件の投稿しかしておらず、残りの投稿は後から追加されたものとみられる。
インターネットは永遠である
- PhysicsForumsはMathHelpBoardsと統合し、15万件の投稿を取り込んだが、この過程でデータベースが修正された。
- 2023年から2024年にかけて、LLM(大規模言語モデル)によって書かれた115,000件の投稿が追加された。
死んだインターネット理論
- 「死んだインターネット理論」は、インターネットの大部分が人間ではないものによって構成されているという理論である。
- LLMの登場により、インターネット上のコンテンツは人間の寄与よりも機械によって生成されたものが増えつつある。
人間対機械
- PhysicsForumsコミュニティは、ChatGPTのようなAI生成コンテンツに懸念を示した。
- AIが生成したコンテンツはサイトの品質基準を満たせず、実験は失敗に終わった。
インターネットは人である
- Greg Bernhardtは、AI機能に対するコミュニティのフィードバックをもとに改善または削除する計画である。
- 既存ユーザーのアカウントにLLM生成コンテンツを追加することは、ユーザーのアイデンティティを希薄化させ、インターネットの歴史的記録をゆがめる。
この記事は、PhysicsForumsの変化とインターネットの進化に関する議論を扱い、AIがインターネット上のコンテンツに与える影響を探っている。
1件のコメント
Hacker Newsの意見
LLM生成コンテンツに対する否定的な認識の高まり: 多くの人はAI生成コンテンツを望んでいない。ブログやフォーラムでは人間が書いた文章を読みたいと思っている。AI生成コンテンツを避けるために多くの時間と労力を費やしている。Googleに「生成コンテンツ除去」フィルターがあれば使いたい。研究によれば、AI生成コンテンツだと認識すると即座に嫌悪感を抱く傾向がある。これは出版社がAI執筆コンテンツを人間が書いたように見せかける「人間ロンダリング」を行うよう促している。
従来型フォーラムとブログの衰退: 2012年以降、従来型フォーラムとブログの成長は鈍化した。Googleは主要サイトでない場合、品質に関係なく順位を下げ始めた。しかし、一部のフォーラムはURLを変更せず、古い投稿も削除せず、そのまま維持されている。
PhysicsForumsの変化: PhysicsForumsは以前はよく利用されていたサイトだったが、ソーシャルメディアの台頭によって訪問が減った。アーカイブは今でも有用だが、Twitterでリンクが共有されていないからといって、誰も関心を持っていないという意味ではない。
フォーラムと中央集権型サイトの違い: 米国や欧州の人々は多様なニッチフォーラムを好む一方で、中国の人々は中央集権型サイトを好む。ZhihuはQuoraのクローンだったが、今ではさまざまなテーマについて深い議論を行う最大級のサイトになっている。一方、Quoraの品質は時間とともに低下している。
AI生成コメントの問題: サイト所有者は、日付をさかのぼったAIコメントを追加したことを認めている。AIが履歴書を送り、読んで、拒否するという「死んだ経済」理論が存在する。人間との相互作用が重要だが、AI生成コンテンツはそれを妨げる。
オンラインコミュニティの社会的契約: オンラインコミュニティにアカウントを作るとき、主に人々と交流することを期待している。しかし、AI生成ユーザーとのやり取りでは、人間同士の交流の価値が失われてしまう。
フォーラム運営の難しさ: フォーラムやブログでユーザーが活動しない場合、運営者は自ら話題を作り、返答を書くことになる。これは時にスパム広告のような問題を引き起こす。
信頼と帰属の問題: Webにおける信頼と帰属の問題は常に存在していたが、現在はさらに深刻になっている。解決策が必要だ。
プライバシーと法的問題: 自分の名前やハンドルを守るために商標登録が必要になる可能性がある。PKIを使って投稿に署名し、検証する方法も検討されている。