書くことでデフォルトの思考様式から抜け出す
(kupajo.com)- 私たちの脳は平均的なカテゴリーにとどまる傾向があり、過去の記憶を効率的に保存できない
- 現在この瞬間には、刺激的な思考の断片に流されやすく、混乱を整理できないままさまよいやすい
- 書くことは、このような無秩序な思考に構造を与える道具であり、効果的な思考を可能にする
- 考えを体系的に構成し、より深く考えるプロセスを可能にする役割を果たす
- ときには書くことが「本当に考え始める」ための唯一の方法になることもある
人間の基本的な思考様式: 「永遠の近似モード(perpetual approximation mode)」
- 私たちはアイデア、うわさ、些細な事実、過去の論争に簡単に流される
- 思考の土台にある意味を探さなければ、多くの時間をこうした断片的な考えの間を行き来して過ごすことになり、
実際に行動したり自分で探求したりするよりも、頭の中でぼんやり想像するだけで終わりがちである - 悲劇、混乱、機会のような強い出来事が起こるまでは、その背後にある意味を探らないことが多い
書くことは思考の混乱を整理する
- 思考を文脈と論理に沿って整理するよう強いる
- 書き出す過程で、精神的な「がらくた」を整理し、取り除くことになる
- 頭の中だけを漂っているときには見えなかった盲点、偏り、前提などを「形にして」認識できるようにする
- 単なる思考だけでは不可能なレベルの明確さとつながりを可能にする
- より大きなアイデア同士を結びつけられるようにするだけでなく、つながっていない考えの誤りや非合理性を明らかにする役割もある
- 私たちの 偏り、盲点、そして前提 を明確に認識できるよう助けてくれる
書くことと読むことの力
- 書くことと読むことは、自分でも気づいていなかった感情や思考のゆがみを明らかにするきっかけになる
- 深く根を張り、無意識のうちに感情や信念を操ってきた誤ったアイデアを見つけ出す手段でもある
- 新しいアイデアが実際には幻想かもしれないことや、他人の意図や動機を誤って解釈していたことに気づくこともある
繰り返し浮かぶ考えは文章にして整理すべき
- 思考、感情、信念が繰り返し浮かぶなら、速く粗くでも文章にしてみることが重要である
- 子どもたちが絶えず「なぜ?」と尋ねるように、 「私はなぜこのような考え/感情/信念を持っているのか?」 と繰り返し自問すべきである
- 書く過程で思いがけない洞察が生まれることがあり、まるで缶詰のスパゲッティのようにもつれた考えを書き出してしまえば、そのぶん心の余白が生まれることもある
> 「自分について書くことは、澄んだ川の水に木の枝を入れて川底の泥をかき回すようなものだ。」
> — スティーヴン・キング, Different Seasons
4件のコメント
思考を明確にし、批判的に見つめるうえで、書くことは大いに役立ちます。
「自分について書くことは、澄んだ川の水に木の枝を入れて、川底の泥をかき回すようなものだ。」
— スティーヴン・キング, Different Seasons
これって書くなってことじゃないですか(笑)
特に今のような生成AI時代には必要なことのようですね。最近は意識して紙の本をたくさん読もうとしているのですが、文章を書くことも定期的に意識してやるべきだなと思います。
Hacker Newsの意見
「Writing is thinking」という言葉を聞いたことがあり、それは自分の人生に大きな影響を与えた
繰り返し浮かんでくる考えや感情があるなら、すぐに書き留めてみるべきだという意見に同意する
Julia Cameron の The Artist’s Way という本では、毎朝3ページ書くことが主要な課題になっている
書き留めると、見返さなくても記憶に残る
David Foster Wallace の "This is Water" スピーチが言及されていないことに驚いた
私たちは道具を作り、道具が私たちを形作る
白紙への恐怖を克服するために、スマートフォンを横向きにして書いている
最近はアイマスクをして書くことで自己検閲を避けている
論文作業中に書くことに苦労していたが、利き手ではない方の手で手書きを始めた