- 開発中に AI とともに「フロー状態(Flow)」を体験する Vibe Coding について、反省的に考察した文章
- この2か月、Vibe Coding に依存してきたが、生産性とコストの面で満足できないと判断した
- Vibe Coding は特定の開発方法論ではなく、ある種の状態や感情を中心とした開発スタイル
- AI コーディング支援ツール(Cline、Roo Code、Cursor など)に依存し、流れに任せてコードを書く
- 明確な計画なしに直感と没入感だけで作業し、ドーパミンに導かれて「進んでいる感覚」を追い求める
Vibe Coding の問題点
- 時間の浪費: 最初は速く進んでいるように見えるが、構造がないためエラーや変更に振り回される
- コスト増加: AI のコンテキストウィンドウが大きくなるほど API 呼び出しコストも増える
- 例: 数十万トークンの送信、数千行の生成 → 結果としてコスト負担が大きい
- 手戻りの増加: 初期に素早く作ったコードが結局は目的に合わず、全体を作り直さなければならない状況が発生する
利点もある
- 繰り返しのデバッグと再理解を通じて、コード構造や言語そのものへの理解が向上する
- 筆者は Python 学習に集中しており、エラーを理解し、モデルを正しく導く能力が少しずつ身についてきた
Vibe Coding vs. AI Chat vs. Web検索
- Vibe Coding: 初期の探索や実験的な試みには有用だが、構造的な開発には不向き
- AI Chat (ChatGPT など): 素早い回答やボイラープレート生成には有用だが、盲目的に信頼するのは危険(AI のハルシネーションの可能性あり)
- Web検索: 概念や正確な解決策を探すのに不可欠だが、時間がかかることがある
現在好んでいる組み合わせ: Gemini + Open WebUI
- Gemini Code Assist (VS Code で使用):
- 無料で、テストコード生成とエラー修正に強い
- ユニットテストを初めて行う人に特に有用
- Open WebUI:
- さまざまなモデルをサポートし、カスタマイズ可能
- 特定の目的(コーディング、論文、特許など)に合わせたプロンプト設定が可能
- テキスト整形、テーブル変換など、コスト対効果の高い作業に適している
非効率な選択: 無制限 AI エージェント
- Roo Code、Cline などは長時間動作し、トークン使用量が多い
- 特に Claude ベースは性能は良いが、コストが過度に高い
- その代わり、Gemini 2.0、DeepSeek V3/Chat などは無料または低コストで、性能も十分
結論: バランスを探っている途中
- Vibe Coding が完全に悪いとは言えない
- しかし、持続可能な開発スタイルではない
- 締め切りとコストを前にすると、現実的な代替手段が必要になる
- 筆者の現在の最適な組み合わせ:
- Gemini Code Assist(無料、ユニットテストに強い)
- Open WebUI(コントロール性とコスト面で有利)
- 今後の計画:
- Perplexity のような有料チャットアプリを検討($20/月、無料ティアも存在)
- API コストが月 $30 以上なので、構造的なコスト削減が必要
- 長期的にはローカルモデルの実行も検討し、より効率的なモデルが出れば切り替える可能性がある
1件のコメント
Hacker Newsの意見
他の人たちがLLMsを使ってコーディングする方法についての報告を読むのは興味深い
Vibeコーディングは、プロダクションコードの作成ではなく、探索的プロトタイプに適している
Vibeコーディングは、「流れ」に乗って簡単にコードを生成すること
Vibeコーディングはコーディングとは関係がないと思う
Claude Codeを使うのに1日30ドルを費やしている
ツリー構造で作業することが有用
Karpathyはネーミングがうまい
LLMを多用しているが、Vibeという概念はオンラインのジョークから始まった
自分の考えを形式言語で表現することには価値がある
AIチャットはWeb検索よりも優れた結果を提供する