- CBPの Average Wait Time データで主要国際空港の入国処理を見ると、直近30日間の外国人旅客は前年同期間比で 10%以上減少 している
- 新しいデータセットを分析する際は、実際の変化と 報告遅延 をまず見分ける必要があり、San Antonio の窃盗統計は最新数値が後から変わり得ることを示している
- JFK、LAX、Miami、Orlando では 非米国人旅客 だけが大きく減り、米国人旅客は増加傾向を示しているため、単純な入力遅延の可能性は低い
- JFK の 2025年3月29日〜4月3日の処理件数は、以前のダウンロード分と翌日のデータがともに 260,250件 で一致した
- カナダの空港での事前入国審査や Easter の時期の違いといった制約は残るものの、CBP データは米国行き外国人旅行の減少が続くかを追跡するのに使える
CBPデータで見た外国人入国の減少
- Axios は米国行き海外旅行の減少を取り上げる中で、CBP の Average Wait Time データにリンクしており、この資料が最近の流れを確認するための公式データセットとなっている
- このデータでは、米国の主要国際空港で CBP が処理した 米国人旅客と非米国人旅客 を日別に分けて見ることができる
- ただし、システムの使い勝手はあまり良くない
- 個別の機関とターミナルを選択する必要がある
- データ収集は 2008年に始まったが、オンライン画面では直近 3年分 しか見えないようだ
- データをエクスポートして加工すれば、主要国際空港の日別入国処理の流れを分析できる
季節性を考慮した30日比較
- 米国内で 最も混雑する8つの空港 のデータをダウンロードし、今年の入国処理量の変化を確認した
- 旅行需要は季節性が大きいため、単純な前月比較ではなく 前年同期間 と比較した
- 日々の変動ノイズを減らすため、30日移動基準 で最近の変化を見た
- この空港群では、直近30日間に CBP が処理した外国人旅行者が前年比で 10%以上減少 している
犯罪データが示す検証の必要性
- 最新データの分析では、実際の変化と 未完了の報告データ を区別しなければならない
- Texas Department of Public Safety の Uniform Crime Report ウェブサイトでは、Texas が FBI に報告するデータを、各機関の提出直後にダウンロードできる
- San Antonio Police Department は、完了した月のデータを翌月初めに素早く掲載する
- 2025年2月のデータも 2025年3月初めに掲載された
- 単純集計だけを見ると、San Antonio の 2025年1〜2月の窃盗犯罪は 2024年同期間比で 18%減少 したように見える
- しかし Ad Hoc Query で日別の窃盗報告を見ると、2月末の数値が急激に低下している
- 1月1日〜2月18日: 1日平均 121件
- 2月19日〜24日: 1日平均 105件
- 2月25日、26日、27日、28日: それぞれ 88件、67件、75件、18件
- 法執行機関は 2025年の最終データを FBI に提出するまでに 1年以上 の時間が残っており、初期数値は通常上方修正される
- 2024年の San Antonio の窃盗は 5%減少 し、2025年初めのデータも減少を示しているが、初期データの不確実性のため、減少幅の推定には注意が必要だ
航空旅客データのクロスチェック
- CBP データは初めて使うデータセットで、最初の分析結果が 大きく急な最近の減少 を示したため、検証が必要だった
- 実際の減少なのか報告上の問題なのかを確認するため、同じ方法で 米国人旅行者 の処理量も比較した
- 検証の前提は、米国人旅行者の行動は大きく変わっていないはずだという点にある
- 米国人と非米国人の両方が大きく減っていれば、データ報告の問題である可能性が高くなる
- JFK、LAX、Miami、Orlando を確認した結果、4空港すべてで同じパターンが見られた
- 直近30日間で 非米国人旅客 は大きく減少している
- 米国人旅客 は目立った減少ではなく、増加傾向を示している
- このパターンは、データ入力の遅れによる可能性を低くする
- 入力遅延であれば、米国人旅客と非米国人旅客の両方に同じ方向の減少が現れる可能性が高いからだ
JFKの再ダウンロードで確認された同一数値
- データ報告上の問題の可能性をさらに下げるため、翌日に JFK の直近1週間の CBP 処理データを再度ダウンロードした
- 2025年 3月29日〜4月3日 区間の以前のデータは 260,250件 だった
- 新たに更新されたデータも同期間で 260,250件 と正確に一致した
- この一致は、観測された変化がデータ入力の問題よりも 実際のトレンド である可能性に強い信頼を与える
解釈に残る制約
- カナダの空港から米国へ向かう旅行者は、カナダの空港で税関手続きを済ませる場合が多い
- 現在のデータは、米国行き外国人旅行の減少をむしろ 過小評価 している可能性がある
- Easter が今年はより遅いため、Orlando の Spring Break 旅行者数に影響した可能性があるという指摘もある
- ただし、Easter 2024 が Easter 2023 より早かったときには同じ影響は見られなかったため、この要因が大きな役割を果たしたかには懐疑的だ
- 現時点の証拠は、外国人が昨年の同時期ほど米国に来ていないことを示している
- CBP データセットは、時間の経過とともにこの流れが 改善、悪化、維持 のどれに向かうのかを追跡するのに有用だ
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