- MicrosoftがAIで生成したQuake IIデモを公開したことへの批判(開発者の価値を損なうという主張)に対する反論
- Doom/Quakeの開発者John Carmackは、AIが開発者・アーティスト・デザイナーのスキルをおとしめるという主張を理解しつつ、それに対する自身の考えを整理
技術の進歩は避けられない変化
- 過去には機械語を手作業で組み立て、方眼紙に絵を描いて16進数に変換していた
- こうしたやり方は今では馬車の車輪整備のように時代遅れの作業になった
- コンピューターの発展は本質的に「パワーツール」を生み出す過程である
ゲームエンジンとAIツールのポジティブな影響
- ゲームエンジンはシステムエンジニアリングの重要性を下げたが、より多くの人がゲーム開発に参加できる環境を作った
- AIツールは優れたクリエイターがより高い成果を達成できるようにし、小規模チームの能力も大きく拡張する
- 従来型の開発者以外にも、新しいタイプのクリエイターが登場する可能性がある
プロンプトベース生成と創作の未来
- 未来には、1つのプロンプトでゲーム・小説・映画などのインタラクティブなコンテンツを作れる世界が来るだろう
- それでもなお、情熱的な開発チームが作るはるかに優れた作品は依然として存在するだろう
- 結局のところ、同じコストでアクセス可能なコンテンツの量と多様性は大きく増加することになる
開発者の仕事の未来は流動的
- 農業のように、技術進歩によって少数の人員がすべての需要を担うようになるかもしれない
- ソーシャルメディアのように、さまざまな規模で創造的な起業が繁栄する可能性もある
- しかし、どちらの場合でも「パワーツールを使うのはやめよう、仕事がなくなるから」という主張は説得力のある戦略ではない
3件のコメント
ジョン・カーマックの意見は、いつも耳を傾ける価値があります。Doom の時代には、物理学の原理をアセンブリでコーディングしていたのでしょうが、今ではゲームエンジンなしでゲームを作れる人はどれくらいいるのでしょうか。
過去の足跡をたどってみると、未来に結局残るのはエンターテインメントであり、技術の発展によって今の形ではないかもしれません。
Hacker Newsの意見
ゲーム業界の根本的な問題は、ゲームの価値が低下していること
John、これはパワーツールではなくコピー機だ
人々は同じテーマについて二つの異なることを議論している
AIツールをプロ向けのコードベースに使うのは危険かもしれない
ありふれた意見のように見える。何の話なのか気になる
初期のゲームは機械語を直接組み立て、方眼紙上のキャラクターを16進数に変換するものだった
ユーザーフレンドリーなIDEが技術的な障壁を自動化するまで待つべき
AIツールがプログラマー、アーティスト、デザイナーの技能を取るに足らないものにしているという不満は理解できる
参入障壁を下げすぎると、質の低いコンテンツが増え、経済が悪化する可能性がある
関連リンク: https://www.astralcodexten.com/p/the-colors-of-her-coat
人に楽しみを与えるというゲームの実際の価値は下がっていないと思います。供給の拡大によって市場価値が下がっただけです。
根底にあるものを抽象化して、より高水準の作業ができるようにする過程こそが文明の進歩ではないでしょうか。アセンブリやコンパイルのような基盤を補強する作業は、専門家の領域として残るはずです。コンピュータを使うのに、トランジスタの動作原理まで知る必要はないでしょう。
AIを通じて、より多くの人が芸術を行えるようになってほしいです。