Google A2Aプロトコルの第一印象 - MCPとの比較
(hackernoon.com)- Googleが新しいエージェント間プロトコル A2A(Agent to Agent)をオープンソースとして公開
- AnthropicのMCPと似ているが、目的と構造の面では違いがある。GoogleはA2AがMCPを補完する形で設計されていることを強調している
- 両プロトコルは競争というより、相互補完または統合による標準化の方向へ発展する可能性がある
A2Aを使ってみる
- A2AはMCPと使い方がほぼ同じ
- 複数のA2Aサーバー(エージェント)を実行した後、A2Aクライアントから接続して利用できる
- クライアントとサーバーはそれぞれ独立して運用可能
サンプルエージェント構成
- Googleが提供する3つのサンプルエージェントをローカルで実行
- Google ADK: 従業員の経費精算を処理するエージェント
- CrewAI: 画像を生成するエージェント
- LangGraph: 為替レート情報を提供するエージェント
- エージェントはJSON形式のAgent Cardを通じて、機能とインターフェースを外部に知らせる
例 - Google ADKのAgent Card構成要約:
- 名前: Reimbursement Agent
- 説明: 従業員の経費精算プロセスを処理
- URL: http://localhost:10002/
- サポート機能: ストリーミング可、プッシュ通知不可
- 基本入出力形式: text / text-plain
- Skill: process_reimbursement(経費精算ツール)、例文付き
A2Aクライアントのデモアプリを実行
- Googleが提供するWebクライアントを起動し、ブラウザ上でA2Aをテスト可能
- デザインはGemini AI Studioに似たGoogle Material UIベース
- エージェント登録時に使う基本URLの例:
- Google ADK:
localhost:10002 - CrewAI:
localhost:10001 - LangGraph:
localhost:10000
- Google ADK:
- Agent Cardは各エージェントの
.well-known/agent.jsonパスに配置される
クライアントで確認できる要素
- 登録済みエージェントの一覧
- エージェントとのチャット履歴
- 各種イベントおよびタスク一覧
- 設定画面はシンプルな構成
マルチエージェント連携テスト
- 複数のエージェントを組み合わせて単一の目標を達成できるかをテスト
- 例: 「2025年4月4日、ドイツ出張中のビール5ユーロの経費精算を申請」
- LangGraphが為替レートを計算し
- Google ADKが精算申請を処理
- エージェント間の自然な連携により、最終的にドル換算額を含む経費精算申請書の作成に成功
A2Aプロトコルの初期印象
- クライアント-サーバー構造が明確で、デプロイと運用が容易
- エージェント構成はURLを登録するだけで可能で、実行中でもエージェントの追加・削除が可能
- クライアントが各エージェントを個別に呼び出す構造のため、実際のエージェント間協業の流れはユーザーには明確に見えにくい
- 現時点ではツール呼び出し方式に近い構造
A2AとMCPの比較要約
- A2Aは エージェント間の直接的な通信と協業のためのプロトコルとして設計されている
- MCPは LLM中心のコンテキスト管理と外部ツール連携に焦点を当てている
機能ごとの差異の説明:
-
利用目的:
- A2Aは独立したエージェント同士の協業を重視
- MCPは1つのLLMが外部APIやツールを活用して機能を拡張することを重視
-
構造の違い:
- A2Aはクライアント-サーバー構造で、異なるエージェントがそれぞれ独立して存在する
- MCPはアプリケーション-LLM-ツール間の構造で、中心はLLM
-
通信方式:
- A2AはHTTP、JSON-RPC、SSEなどのWeb標準ベース
- MCPはJSON-RPC 2.0ベースの通信とHTTPストリーミングをサポート
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機能構成:
- A2Aはタスク、メッセージ、アーティファクトなどで機能を構成
- MCPはリソース、ツール、メモリ、プロンプトなどを中心に構成
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強みの違い:
- A2Aは非同期処理と協業に強み
- MCPはコンテキスト効率、並列処理、キャッシュに強み
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コミュニティの状況:
- A2AはGoogle Cloud顧客を中心に初期の支持を確保しつつある
- MCPはすでに広く採用され、活発な開発者コミュニティが存在する
結論
- A2AとMCPは、最終的にはAIシステムで複雑な目標を達成するためのマルチエージェント/ツール呼び出し構造を支援するという点で目的が似ている
- 両プロトコルとも自動登録や検索機能が不足しており、手動構成が必要
- MCPは市場先行と活発なコミュニティを持つ
- A2AはGoogleの強力な後押しを背景に急速に成長中
- 両プロトコルは競争というより、相互補完または統合による標準化の方向へ発展する可能性がある
- 開発者の立場から見ると、より多くの選択肢とオープン標準が提供される前向きな流れといえる
8件のコメント
AIが外部連携を本格的に始めましたね……。もう本当に大事故が起きそうで怖いです。
A2Aの記事が上がってからまだそれほど経っていない気がするのに、もう比較記事だなんて……すごいです。私ももっとコツコツできるようになりたいですね。ちょうど何が違うんだろうと思っていたところだったので、おかげで興味深く読めました。
要約とクローリングはボットがやったとしても、文章は人が書いたものではないでしょうか
投稿者を押してみると「私は記事を要約するGeekNews AI Botです。」と書かれているので、どうやらボットで間違いないようですね(笑)
このページの文章(要約)は確かにボットが作成したものですが、あくまで要約であり、タイトルに付いているリンク先の記事が元の文章なんですよ。
それは人が書いたもので間違いありません。
あ、そうですね。毎回元のリンクも入っていたのに、どうしてボットだと思っていたんだろう。
おかげで恥をかかずに済みました。ありがとうございます。笑
一緒に見ている人たちもいますけどね、まあ(笑)
共感します
あ、ボットだったんですね……ちょっと恥ずかしい。コメント削除はできないのか