ReScriptの2025年ロードマップ
(forum.rescript-lang.org)昨年に続いて、今年の5月初旬にもウィーンでReScriptコア開発者が集まるReScript Retreatイベントがありました。
そこで次のバージョンであるv12の日程と2025年のロードマップを整理しました。
7月の正式リリースまでに、新しいビルドシステムと言語、標準ライブラリを大幅に磨き上げ、レガシーを整理してJavaScriptエコシステムとの一貫性を高めることを目標としています。
- v12リリース日程 — 5月に最初のベータ、6月にRC、7月に正式公開予定。
- 新ビルドシステム Rewatch を導入 — モノレポ対応、より高速なビルド、既存ビルドシステム(bsb)はopt-out可能。
- 言語構文の強化・整備
- カリー化/非カリー化モードは完全に削除されます。
(.)構文がなくなり、JS互換性が大きく向上します。 - JSX preserveモード、統合演算子、
dict{}パターンマッチ、RegExpリテラルなど、さまざまな機能が追加されます。
- カリー化/非カリー化モードは完全に削除されます。
- 標準ライブラリの統合 —
@rescript/coreをコンパイラに統合して提供し、Js/Js2のような古いAPIを廃止して、すっきりしたAPIサーフェスを提供します。 - 大規模なレガシー削除 — 内部・外部に残っていたOCamlの名残を完全に取り除きました。OCamlライブラリや
.ml構文、@bs接頭辞など、新規ユーザーを混乱させかねない部分をすべて整理しました。
まもなく最初のベータ版をリリースしたら、ぜひ一度試していただけるとうれしいです。
v12まで本当に長い道のりでしたが、その先にもさらに発展できる余地がたくさんあります。
そのために内部構造を改善し、さまざまな実用的なアイデアを探っていく中で話題が尽きず、プロジェクトに参加する楽しさが大きいように思います。
コンパイラやエディタなど、プログラミング言語を形作る技術に興味がある方も、一度見てみるとよいかもしれません。
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