5 ポイント 投稿者 hwaan2 2025-07-02 | 1件のコメント | WhatsAppで共有

概要

最近、Sudoユーティリティで2件のローカル権限昇格の脆弱性が公開され、パッチが提供された。
これらの脆弱性により、一般ユーザーがroot権限を取得できる。

  • CVE-2025-32462

    • Sudoのhostオプションに存在する、深刻度が低い権限昇格の脆弱性。
    • 12年以上コード内に存在していたバグで、特定の(一般的に使われている)Sudo設定で、ホスト名によって権限が制限されている場合、追加のエクスプロイトなしでroot権限への昇格が可能。
    • Sudo v1.9.0~1.9.17、v1.8.8~1.8.32に影響
  • CVE-2025-32463

    • Sudoのchrootオプション(-R)に存在する致命的(Critical)な脆弱性。
    • ユーザーが指定したルートディレクトリ配下で、任意の共有ライブラリを読み込むようSudoをだますことができる。
    • /etc/nsswitch.confファイルを利用して攻撃可能(このファイルをサポートするシステムのみ)。
    • Sudo v1.9.14~1.9.17に影響。レガシーバージョン(v1.8.x)にはこの機能がないため影響を受けない。

対応策

  • アップデート: Sudoの最新セキュリティパッチの適用(1.9.17p1以降)を推奨
  • 暫定措置: /etc/sudoersおよび/etc/sudoers.dのすべてのSudoルールを確認
    • SudoルールがLDAPに保存されている場合は、ldapsearchのようなツールでルールを確認
    • 各ルールでrunchroot=オプションまたはCHROOT=ディレクティブの使用有無を確認
    • HostまたはHost_Aliasオプションが含まれているか確認。

推奨事項

  • システム管理者およびセキュリティ担当者は、直ちにSudoを最新バージョンへ更新する必要があります。(chrootオプションは1.9.17p1からサポートされなくなりました。)
  • システムログを点検し、異常なSudo使用履歴がないか確認してください。

1件のコメント

 
techiemann 2025-07-04

私はSudoが動いているシステムでも全部取り外して、doas をエイリアスで sudo の代わりに動くようにしているのですが、こちらのほうがセキュリティ上の利点があると聞いた気がします