- ドイツのハッカー団体 Chaos Communication Congress(39C3) の公式カンファレンスで、ハッカーと技術コミュニティが集まり、2025年12月27日から30日まで開催
- AI、セキュリティ、デジタル権利、アート、社会問題 など多様なテーマを扱う数百のセッションで構成され、すべてオンラインで配信される
- 初日は開会式とともに AI・サイバネティクス・ファシズム、中国のグレートファイアウォールのハッキング、オープンハードウェア、気候技術 などの発表を実施
- その後の日程には AIエージェントのセキュリティ、データプライバシー、ハードウェアハッキング、インターネットガバナンス、オープンソースの持続可能性 などの発展的なセッションを含む
- 世界各国の研究者・活動家・開発者が参加し、技術と社会の交差点でイノベーションと倫理を議論する場 として構成
イベント概要
- 39C3(39th Chaos Communication Congress) は、ドイツのハッカー団体CCCが主催する年次技術カンファレンス
- 2025年12月27日から30日までの4日間開催
- 公式サイト(fahrplan.events.ccc.de)で詳細スケジュールを公開
- テーマは 情報セキュリティ、人工知能、デジタル権利、アート、社会変化 など幅広い領域を網羅
- 各セッションは発表者名、時間、テーマ別リンクで構成されている
Day 1 – 12月27日
- 開会式の後、AIとファシズム、テキストレンダリング技術、中国のグレートファイアウォールのハッキング事例、DIY自動フィルム現像機 など、技術と社会を横断するテーマの発表を実施
- セキュリティセッション として Demystifying Fuzzer Behaviour、Bypassing RP2350’s Secure Boot、BitLocker Secretsの抽出 などを含む
- 社会・政治的発表 として Zentrum für Politische Schönheit、気候アップデート、デジタル住宅問題 などがある
- アート・文化セッション として Algorithmic Art 60周年、Coding Dissent、AI-generated content in Wikipedia などを実施
- 1日のスケジュールは深夜過ぎまで続き、Unnecessarily Complicated Kitchen で締めくくられる
Day 2 – 12月28日
- 午前には 中国モバイルアプリのネットワーク暗号のハッキング、ケニアのデジタルID抵抗運動、デジタルアクセシビリティ のセッションを実施
- AI・ロボットセキュリティ 関連として Skynet Starter Kit、Agentic ProbLLMs、AIxCC関連研究 などを含む
- Cory Doctorow による A post-American, enshittification-resistant internet の発表を含む
- データセキュリティ・監視 をテーマに Live, Die, Repeat、Trump government demands access to European police databases などを扱う
- CCC年次回顧(CCC-Jahresrückblick) と The Maybe Talent Show で締めくくられる
Day 3 – 12月29日
- 環境データのアクセシビリティ、3Dプリンティング設計、AIデータ考古学、自転車シェアデータ分析 など、科学技術中心のセッション
- セキュリティテーマ として Learning from South Korean Telco Breaches、Spectre in the real world、Rowhammer in the Wild などを含む
- 社会・政治セッション として Programmierte Kriegsverbrechen?、The Last of Us - EU監視法への抵抗、AI Agent, AI Spy などを実施
- 文化・芸術発表 として Transkultureller Hack auf die klassische Musikszene を含む
- 深夜には Die große Datenschutz-, Datenpannen- und DS-GVO-Show で締めくくられる
Day 4 – 12月30日
- Asahi Linux - Apple Silicon移植、オープンソースのセキュリティ維持、CUIIのウェブサイト遮断、FOSSの省エネルギーへの取り組み など、技術中心のセッション
- ハードウェアセキュリティ をテーマに Laser Beams & Light Streams、Security of Cardiac Implantable Devices などを含む
- 社会・政策セッション として Who runs the www? WSIS+20 and the future of Internet governance を実施
- 最後のセッション は Security Nightmares と Infrastructure Review で構成
- 閉会式(Closing Ceremony) で4日間のイベントを締めくくる
主な特徴
- AI、セキュリティ、オープンソース、社会正義 を横断する多層的なプログラム構成
- 技術的実験と芸術的表現、政治的抵抗とデジタル権利 が共存
- グローバルな登壇者ネットワーク を通じて技術と社会の境界を探求
- 深夜セッションと実験的な発表形式 により、CCC特有の自由なハッカー文化を反映
- 技術専門家、研究者、活動家 がともに参加する国際的な技術議論の場
1件のコメント
Hacker Newsの意見
すべての発表はライブストリーミングで配信される
発表直後にはrough cut動画が「re-live」セクションにすぐ上がるので、最終録画版が出る前でも視聴できる
最終録画版は1日か2日以内にmedia.ccc.deへ掲載される
また、より細かくフィルタリングできるスケジュール表はこちらで見られる
一部の発表は録画されず現地でしか見られないが、その点はcongress hubサイトで明確に表示されている
現地で録画済みセッションを飛ばして現在の時間帯のプログラムを見るために作った
ワークショップ、ミートアップ、音楽プログラムなどの自律セッションも含まれていて、何年も運用しているので自宅で配信を見る人たちにもよく使われている
たとえばsecurity/hardware/scienceだけ見たいのに、今は切り替え続けなければならず、かえって不便
ストリームが実際に動いているのか気になる
streaming.media.ccc.de/39c3にアクセスすると「まだ開始していない」と表示される
15〜20年前は友人たちと一緒によくCCCに行っていた
当時は初日に現地へ行ってそのままチケットを買えたが、今回は規模が大きくなりすぎて驚いた
2回目の予約販売が1〜2秒で完売して完全に逃してしまった
チケットを手に入れた人たちには楽しいハッキングを祈る
なので余った1枚(€190)を売りたい
興味がある人は私のGitHubでメールアドレスを確認してほしい
CCCと連携した各ハッカースペースに独自の割り当てがある
もう一つの方法は前年にangelボランティアとして参加してvoucherをもらうこと
ヨーロッパに住むようになったら必ず行こうと思っていたが、ここ3年はチケットの問題で行けていない
録画されない発表が増えたのは残念
ほとんどの人は知人ネットワークを通じてチケットを手に入れていた
今回はfefeがいない初めてのイベントなので少し物足りない
今回のイベントを本当に楽しみにしている
今ハンブルク行きの飛行機の中で、2日目に「Agentic ProbLLMs - Exploiting AI Computer-Use and Coding Agents」という題で発表する予定だ
発表の詳細
面白そうな発表が多くて、どれに注目すべきか気になる
それとHarald Welteの「ISDN + POTS Telephony at Congress and Camp」も興味深い
イベント内で直接電話インフラを構築する過程を扱う
2人ともいつも考えさせられるテーマを扱う
たとえば「10 years of Dieselgate」シリーズのように
今年は新しいテーマのほうがより面白そうに見える
おすすめセッション一覧
HN参加者が集まれるようにMatrixチャットルームを作った
#hn-at-39c3:rustch.at
いつかまたfefeが発表者リストに戻ってきてほしい
今月ブログに新しい投稿が上がっているのを見てうれしかった
今年もCCCに参加できて本当にわくわくしている
God bless!
いつも通り素晴らしいコンテンツが満載だ