- A4用紙1枚を使って、簡単に物の大きさを測る非公式な測定法を紹介
- A4用紙は**√2の縦横比を保ち、半分に切っても同じ比率を持つISO規格シリーズ**の一部
- A0から始めて半分ずつに分けるとA1、A2、A3、A4(21.0×29.7cm)へと続き、数学的に面積1㎡から導かれた体系的な構造を持つ
- 筆者はA4用紙を使って27インチモニターの大きさを計算し、実際に約27.2インチであることを確認
- 日常の中で正確ではないが実用的な数学的思考とユーモアを組み合わせた例として、技術的思考の柔軟さを示している
A4用紙の非公式測定法
- 日常で定規がないとき、A4用紙1枚を仮の測定ツールとして使う方法を説明
- 速くも正確でもないが、簡単で失敗しない方法
- キッチンキャビネットの設置など精密作業には不向き
- 筆者は定規を持ち歩いていないが、急いで長さを測る必要があるときにA4用紙を活用
- A4用紙はどこでも簡単に手に入り、多少の誤差が許容される状況で役立つ
A4用紙の数学的構造
- A4用紙は半分に切っても同じ比率(√2)を保つ幾何学的設計に基づいている
- 短辺をx、長辺をyとすると、y/x = √2 を満たす
- 半分に切ると、新しい紙も同じ比率を維持する
- A0用紙は面積が1㎡で、この比率を満たす最初の基準
- 計算するとA0の大きさは 0.841m × 1.189m
- その後、半分ずつに分けるとA1(59.4×84.1cm)、A2(42.0×59.4cm)、A3(29.7×42.0cm)、**A4(21.0×29.7cm)**へと続く
- 一般式としてAₙ用紙の大きさは 2^(-(2n+1)/4)m × 2^(-(2n−1)/4)m と表せる
- n=4 を代入すると、A4の実際の寸法 0.210m × 0.297m が導かれる
A4用紙でモニターサイズを測る
- 電源を切ったモニターの大きさを推定する場面でA4用紙を使用
- 横方向はA4を2枚(29.7cm×2)と約1cmの余り → 約60cm
- 縦方向はA4を1枚(21cm)とA5の半分(14.8cm)を超えて約2cm → 約34cm
- 計算結果、縦横比 60/34 ≈ 1.76 で16:9比率に近い
- ピタゴラスの定理を適用すると対角線の長さは √(60²+34²) ≈ 68.9cm
- 1インチ=2.54cm に換算すると約27.2インチ → 実際の27インチモニターと一致
- 周囲の人たちは静かだったが、筆者は自分のA4測定能力に満足している
非公式測定の意味
- 精密機器がなくても、数学の常識と基準単位の記憶だけで合理的な推定が可能
- 結果の正確さよりも、判断に十分な信頼性が重要
- ただの紙1枚が、正確な比率と体系的な設計の産物であることを示している
- もちろん、「今ではスマートフォンアプリでも長さを測定できる」
1件のコメント
Hacker News の意見
投稿者は面積と質量の関係を使った実用的なコツを紹介していた
A0 用紙は正確に 1㎡なので、GSM(平方メートルあたりのグラム数)がそのまま 1 枚の重さになる
たとえば 80gsm なら A0 1 枚は 80g、A4 は 1/16 なので 5g になる
そのため、封筒(約 5g)に A4 を 3 枚(15g)入れれば合計 20g と計算できる
おかげで郵便物の重さを量らなくて済み、メートル法の優雅さはこういうところに表れる
Applied Science の "Measure the mass of an eyelash with a DIY microbalance" 動画でも、1mm² の 80gsm の紙が約 80 マイクログラムであることを示している
CGP Grey の Metric Paper 動画 をおすすめする
メートル法の紙についてさらに深く扱っており、まだ見ていない人ならぜひ見る価値がある
生成 AI 以前は、これが「薬なしでできる最も幻覚的な体験」だと思っていた
ヨーロッパ出身で北米に住んでいると、A4 と US Letter の間で認知的な混乱が起きる
北米では Letter がずんぐりしすぎて見え、ヨーロッパでは A4 が細長すぎて見える
今ではその中間くらいのフォーマットが必要だ
今朝スキーブーツのフィッティングを見ていて、Fischer Sports のウェブアプリを見つけた
スマートフォンのカメラで足を測るのだが、基準としてA4 用紙を使う
アプリは このページ の「find your size」セクションにあり、Volumental の技術で動いている
A0 サイズが抽象的な制約条件から一意に定義される点が興味深かった
ただし「Measuring Stuff」の部分は、単に A4 の正確な寸法を覚える話のように見える
比率保存の概念が実際に適用されているわけではないようだ
A3 の寸法には誤植がある
それでも、こういう機会にメートル法の紙の話をするのはいつでも楽しい
1786 年 10 月 25 日、Lichtenberg は友人の Beckmann に 1:√2 比率の紙のフォーマットを提案した
「短辺が長辺に対して正方形の一辺と対角線のように比例すべきだ」という内容で、その形が美的で実用的だと述べていた
定規なしで物を測る、もっと良いコツがある
手を広げて小指と親指の間の距離を覚えておけば、それを単位として長さを測れる
何度か手を移動させれば、±1 インチ程度の精度で測定できる
たとえば指の関節 1 つは約 1 インチ、爪の幅は約 1cm だ
私は指を基準に測っている
人差し指と中指を少し開くと 10cm、親指と小指を広げると 22cm になる
この 2 つで大抵は十分な精度で測れる
メートル法の美しさを、金属加工を学びながら実感した
タップドリルの規格を調べるとき、数多くの標準があるが、ISO Coarse ひとつで十分だった
メートル法は本当に体系的で直感的だ
ねじサイズとドリルサイズを抵抗値のような比率で決められればよかったが、手作業の加工には不便だっただろう
√2 の比率は折りたたみスマホの画面比にも理想的かもしれない
今のスマホは開くとほぼ正方形だが、それがどんな用途に向いているのかはよく分からない