7 ポイント 投稿者 GN⁺ 2026-02-26 | 1件のコメント | WhatsAppで共有
  • .com中心で運用してきた開発者が無料プロモーションで .online ドメインを使ったところ、サイト遮断とドメイン停止を経験した事例
  • Namecheapで無料提供された .online ドメインが Google Safe Browsing の「危険なサイト」警告を受け、アクセス不能な状態に移行
  • WHOIS の照会結果では serverHold 状態と表示され、レジストリ(Radix)がドメインを停止したことを確認
  • Google の検証手順とレジストリの解除条件がかみ合わず、ドメイン復旧が不可能な「検証のジレンマ」 に陥る
  • .com ドメインは依然としてゴールドスタンダードであり、非標準 TLD の使用は危険

Namecheapの無料 .online プロモーション

  • Namecheap が .online または .site ドメインを無料提供するプロモーションを実施
    • 筆者は小規模なアプリプロジェクト用に .online ドメインを選択
    • ICANN 手数料 0.20ドルのみを支払い、Cloudflare と GitHub Pages に接続してサイトを開設
  • 当初は正常に動作していたが、その後 Google とブラウザで「危険なサイト」警告が表示され、アクセス遮断が発生

サイト遮断とドメイン停止

  • Firefox と Chrome の両方で 全画面の警告ページが表示され、訪問者のアクセスが遮断
    • サイトには App Store リンク、スクリーンショット、簡単な説明だけが含まれていた
  • WHOIS の照会結果でドメイン状態が serverHold と表示され、レジストリ(Radix) が直接停止したことを確認
  • dig NS コマンドを実行するとネームサーバー情報は空で、Cloudflare の設定は正常だった

復旧の試みと検証のジレンマ

  • 筆者は Namecheap と Radix にそれぞれ問い合わせたが、Google Safe Browsing のブラックリスト解除なしでは復旧不可能
  • Google Search Console でドメイン所有権を証明しなければ審査を依頼できないが、
    • ドメインが停止されていて DNS レコードの追加が不可能で、検証自体が失敗
  • Google は「有効なページが提出されなかった」という応答しか返さなかった
  • 筆者は Safe Browsing、Safe Search、フィッシング報告など 複数の経路で誤検知の報告を試みたが効果はなかった

問題の原因と教訓

  • 筆者は 3つのミスを指摘
    • 非標準 TLD(.online)の使用
    • Google Search Console 未登録
    • 稼働監視の未設定
  • Radix と Google はいずれも 自動遮断と復旧手順の不透明さで批判される
  • 原因は明確ではないが、.online TLD の信頼性の問題または誤検知の可能性が挙げられている

結論とその後の対応

  • その後 Google の Safe Search ブラックリストからサイトが削除され、Radix の serverHold も解除されて サイトは復旧
  • 筆者は「.com は今なおゴールドスタンダードであり、もう他の TLD は買わない」と述べた
  • この事例は 低価格または無料の TLD を使う際に起こり得るリスクを示す警告として提示されている

1件のコメント

 
GN⁺ 2026-02-26
Hacker Newsの意見
  • 大企業の終わりのないアカウント認証ループは本当につらい問題だ
    「アカウントを確認してください」というメールを受け取ったときに、「これは自分ではありません」をクリックできる選択肢すらないのは呆れる
    こういうシステムを設計した人たちが仕事を分かっていないのか、それとも消費者と目標が完全にずれているのか分からない

    • うちの会社でも似たことがあった。Apple開発者アカウントを管理していた人が突然退職し、その後Appleサポートとのメールの往復が何カ月も続いている
      書類を要求してきたのにセキュアリンクは送ってこない、また1週間待たされる、書類の文が1つ抜けていると言って再提出を求められる……
      名刺まで要求されて、20年ぶりに新しく作る羽目になった。この程度なら詐欺師のほうが早く通過できるプロセスだ
    • 自分もGoogleでこういうループを経験した。Gmailが2FAを要求したが電話番号がないので復旧用メールを使った → その復旧用メールも2FAを要求した → その復旧用メールのさらに復旧用メールは、すでに消えていたsbcglobal.netのアドレスだった
      結局、Googleが復旧用メールを2FA手段として誤用していたことが問題で、解決するにはAT&Tに連絡しなければならなかった。20年前の顧客情報を更新してくれと頼む状況だった
    • 「これは自分ではありません」ボタンがあっても、実際に変わることはほとんどない
      たいていの場合、相手はメール認証を完了できず、それ以上何もできなくなり、サイト側も追加メールを送らない
      問題は、その状態だと自分が同じメールで新しいアカウントを作れないことだ。だが「パスワード再設定」手続きを通せば、結局そのアカウントを乗っ取れてしまう
    • 誰かが自分のGmailアドレスを自分のアカウントのバックアップメールとして何度も追加してくる
      Gmailで通知が来るたびに削除しているが、これを放置するとアカウント乗っ取りの危険があるのではと心配している
    • 昔、誰かが自分のメールアドレスをSantander UKの銀行口座に紐づけたことがあった
      連絡しようとしたが国際電話か紙の手紙しか手段がなく、諦めてそのメールを別に振り分けておいた
  • レジストラがGoogle Safe Browsingを根拠にドメイン停止を行うのは衝撃的だ
    こんなやり方では、そのTLD全体が信頼できない水準になる

    • .onlineのようなTLDは登録は1ドルでも、更新時に30〜35ドルへ跳ね上がる仕組みだ
      こうした価格政策は、真面目なTLDと短期詐欺向けTLDを見分けるシグナルになる
    • 問題はレジストリだ。自分が作ったtldrisk.comのドメインリスク解説ページでも扱っている
      ICANNの監督不在によりレジストリが勝手に方針を変え、結局人々は.com.orgのような長い歴史を持つTLDだけを信頼するようになる
      個人的には.com.caだけが信頼できると思っている
    • 結論として、Radixが管理するドメインは避けるべきだ
    • Safe BrowsingはWebサイト単位で動作するのに、Radixはそれを理由にアカウント全体を停止させる
      サブドメインだけを遮断すれば済む話なのに、アカウント全体を凍結するのは筋が通らない
    • もしかするとRadixのビジネスモデル自体が「真面目な利用」を想定していないのかもしれない
  • 今回の件のTLD所有者はRadixだった
    .store, .online, .tech, .site, .fun, .pw, .host, .press, .space, .uno, .websiteなどを運営している
    radix.website

    • こうしたTLDは詐欺サイトと頻繁に関連している
      いっそそのTLD全体を遮断したほうがよいかもしれない
    • 自分も.techドメインを個人メール用に何年も使っていたが、こんなレジストリの管轄だとは知らなかった
    • 自宅DNSで66個のTLDとすべてのIDN ccTLDを遮断しているが、これは漏れていた
      今ではhagezi rpz脅威インテリジェンスフィードを使って、たいていの怪しいドメインを防いでいる
  • 「Google Safe Browsingのブラックリストのせいでドメインが停止された」というのは、自分が10年前から警告していた検閲の滑りやすい坂道
    Google Search Consoleに登録していなかったのは大きな失敗だった。結局Googleの独占的な影響力がさらに強まった

    • これはGoogleではなくRadixの責任だ
      GoogleやMicrosoftが悪性サイトの一覧を維持するのは構わないが、それを絶対的な基準としてドメインを停止するのは問題だ
      Googleが権力を握ったのではなく、Radixが自発的に渡したのだ
    • Googleが見解を持つのは構わないが、レジストラの停止措置とは切り離すべきだ
    • 明らかにRadixの落ち度だ
    • BBBの評価が低いからといって会社を解散させるようなものだ。完全に非常識
    • なぜ第三者のブラックリストを根拠にドメインを停止するのか理解できない
      逆に、詐欺サイトを通報しても削除されない場合も多い
  • Google Search Consoleに登録していなかったせいでこんなことが起きるなら、これは反独占調査につながるべきだ
    Googleがインターネット上の存在そのもののゲートキーパーになってしまったわけだ

  • Radixが負のフィードバックループを作ったように見える
    Google側からすると、Safe Browsingに引っかかった後にDNSが消えるのを見て、「詐欺行為」だと誤認する可能性がある

  • 問題は.onlineが「変」だったことではなく、無料だったこと
    無料TLDはスパマーや詐欺師を引き寄せ、結局詐欺のシグナルとして認識される
    もちろん.com以外にも良いドメインはたくさんある

    • .online, .top, .xyz, .info, .shop詐欺サイト上位のTLD
      あまりに安く、短期のフィッシング用に使われるからだ。新しいドメインを作るときはこうしたTLDを避けるべきだ
    • おそらくOPのドメインは過去に悪用されたか、低価格TLDの烙印のせいで自動的に高リスク群に分類されたのだろう
      無料なのは魅力的だが、ときに致命的なリスクが伴う
  • 自分の経験では、vanityドメインは企業のセキュリティシステムでしばしば遮断される
    友人の.homesドメインは6カ月間、quad9と会社のセキュリティ網でブロックされていた
    自分も新TLDを買ったとき、1カ月ほど一部ISPの「セーフブラウジング」機能のために接続を遮断された
    結局学んだのは、新しいドメインは基本的に信頼されないということだ

    • 珍しい国別TLDも同じだ。自分の.vgドメインはSPF、DKIM、DMARCを全部設定しているのに、迷惑メールフォルダに入りがち
    • Fortinetは新しいドメインをデフォルトで遮断する。だから最近は新しいプロジェクトサイトを確認することすらできない
    • こうした方針には実際にセキュリティ効果がある
      祖母が受け取った詐欺リンクの大半は.topドメインだった。DNSで登録から90日以内のサイトをすべて遮断したら、詐欺リンクのクリックが完全になくなった
      だから自分もドメインを買うときは1ドルTLDを全部除外している
    • 結局、Webセキュリティの中核は今もドメイン名を信頼する構造
      TLDは末尾にあるので、人は見落としやすい
  • .onlineのようなドメインから送られたメールは迷惑メールフォルダに入る確率がはるかに高い
    SpamhausのTLD別マルウェア比率統計を見ると明らかだ

  • 以前、Googleが理由も説明せずに自分のAndroidアプリのアカウント全体を停止したことがあった
    単純なフィットネスアプリだったのに、理由も分からず復旧も不可能だった。その後、Android開発は完全にやめた

    • 親戚の事業もGoogleレビューが何年も凍結状態だ。異議申し立てをしても何の返答もない
      結局、小規模事業はシリコンバレーの気分次第ということだ
    • Googleは今後、Androidアプリ配布も自社プラットフォームだけを許可したいように見える
    • 自分も似たことを経験した。ある日突然Googleアカウントが停止され、デジタル生活全体がロックされた
      その後は完全に**脱Google(UnGoogled)**した