SSH Term – スマートフォンでClaude Codeをきちんと使うために作ったSSHアプリ
(play.google.com)要約
- Claude Code公式の「リモートコントロール」は便利ですが、チャットUIしか提供されないため、自由なターミナル操作はできません
- SSH + tmux の組み合わせなら、料金プランに関係なく、セッション永続化とターミナルそのものを手に入れられます。ただし、AndroidのSSHアプリは韓国語・日本語などのCJK入力がまともにできません
- 自分で作りました。SFTPファイルエクスプローラー、カスタムコマンド、接続時の自動実行など、必要な機能をすべて入れたSSHアプリです
背景: 公式リモートコントロールの限界
Claude Codeにリモートコントロール機能が追加されました。claude remote-controlを実行するとQRコードが表示され、スマートフォンのClaudeアプリからセッションに接続できます。
便利ではありますが、いくつか制約があります:
- チャットUIしか提供されない – Claude Codeとの会話は見られるものの、ターミナル自体は操作できない
git log,lsのような直接的なターミナルコマンドを実行できない- 生成されたファイルをツリービューで確認したり、シンタックスハイライト付きで読んだり、ダウンロードしたりできない
SSH + tmux vs リモートコントロール
| リモートコントロール | SSH + tmux (SSH Term) | |
|---|---|---|
| ネットワーク切断時 | 約10分後にセッション終了 | tmuxでセッション永続化。数時間後でも復帰可能 |
| ターミナルを閉じると | セッション終了 | tmuxがセッションを維持。再接続すればOK |
| 操作範囲 | Claude Codeのチャットのみ | ターミナルそのもの(何でも可能) |
| ファイル確認 | Claude Code経由のみ | SFTPファイルエクスプローラー + シンタックスハイライト + ダウンロード |
| 複数セッション | セッション名を把握しづらい | タブで複数を同時管理 |
| セットアップ | claude remote-control 一発 |
SSHサーバー設定 + tmux導入が必要 |
作った理由
Mini PCにSSHで接続してClaude Codeに指示を出そうとしたのですが、Androidの既存SSHアプリはCJK入力(韓国語、日本語など)がまともに動きませんでした。 キーボードがまったく出なかったり、入力した文字が正常に送信されなかったり。いくつものアプリを試しましたが全滅でした。
そこで自分で作ることにしました。
SSH Term
iOS/Androidの両方で公開済みです。CLIベースのAIコーディングエージェントをスマートフォンで操作することに特化したターミナルクライアントです。もちろん一般的なSSHクライアントとしても使えます。
主な機能
IMEモード – CJK入力対応
Androidで韓国語・日本語・中国語入力がきちんとできるSSHアプリは驚くほど少ないです。SSH TermはIMEモードを搭載しており、切り替えるだけでCJKテキストをそのままターミナルへ送信できます。
SFTPファイルエクスプローラー + シンタックスハイライト + ダウンロード
Claude Codeが生成したコードを cat でターミナルに流し、スマートフォンの画面で読むのは現実的ではありません。
SSH TermにはSFTPファイルエクスプローラーが内蔵されています:
- 40以上の言語でシンタックスハイライト(Dart, Python, JS/TS, Go, Rust, Shell など)
- ファイルダウンロード – 生成された成果物を端末に保存
- ブックマーク – よく確認するディレクトリへワンタップで移動
- iPadでは2ペイン表示でファイル一覧とプレビューを同時に確認可能
カスタムテキストコマンド
入力アシストツールバーに、よく使うコマンドをボタンとして登録できます:
git status\n→ ワンタップで実行tmux attach -t main\n→ tmuxセッションへすぐ接続cd ~/projects/my-app && claude\n→ ディレクトリ移動からClaude Code起動まで一度に
複数コマンドをステップとして組み合わせることも可能です。
接続時 / 再接続時の自動コマンド実行
接続プロファイルに接続後に実行するコマンドを設定できます。たとえば:
wsl→ WSLを起動cd ~/projects/my-app→ 作業ディレクトリへ移動tmux new -s main→ tmuxセッションを開始
再接続時のコマンドも別に設定できるため、ネットワークが切れて復旧したら tmux attach -t main で自動復帰します。地下鉄でトンネルを通っても、数秒後には元のセッションへ戻れます。
バックグラウンド接続維持
アプリを切り替えてもSSH接続は維持されます。Claude Codeが処理中のあいだ別アプリを使い、戻ってきたらすぐ結果を確認できます。生体認証/PINロック機能も搭載しています。
その他
- 複数タブ – 1つはClaude Code、もう1つは
tail -fでログ監視 - アプリ内で鍵生成 – Ed25519(推奨)、RSA 2048/4096。公開鍵をクリップボードにコピーして、そのまま
authorized_keysに登録 - 8種類のテーマ – Dracula, Nord, Tokyo Night, Monokai, Solarized Dark, Gruvbox, Catppuccin Mocha, One Dark
- 10種類以上の等幅フォント – Fira Code, JetBrains Mono など。Nerd Fontも対応(Starship, Powerlevel10kのアイコン表示可能)
- 入力アシストツールバー – Ctrl+C, Tab, Escape, 矢印キー, F1~F12 などをワンタップ入力
機能まとめ
| カテゴリ | 機能 |
|---|---|
| 入力 | IMEモード(CJK入力)、入力アシストツールバー、カスタムテキストコマンド |
| ファイル | SFTPファイルエクスプローラー、シンタックスハイライト(40言語以上)、ファイルダウンロード、ブックマーク |
| 接続 | 自動再接続、バックグラウンド維持、接続時コマンド、再接続時コマンド、画面ロック |
| セッション | 複数タブ、tmuxショートカット |
| 認証 | パスワード、公開鍵(Ed25519/RSA)、キーボードインタラクティブ、アプリ内鍵生成 |
| 外観 | 8種類のテーマ、10種類以上のフォント、Nerd Font対応 |
実際の利用フロー
- 自宅のMini PCでClaude Codeを常時待機
- 外出中にスマートフォンでSSH接続(初期コマンドで WSL → 作業ディレクトリ → tmux接続まで自動)
- 自然言語で「この機能を追加して」と指示
- Claude Codeの処理中はアプリをバックグラウンドへ
- 少しして戻り、結果を確認
- ファイルエクスプローラーで生成されたコードをプレビューし、必要ならダウンロード
- 問題なければ次の指示
ネットワークが切れても再接続コマンドで自動復帰。地下鉄の中でも自然言語だけでプロジェクトが進みます。
iOS / Androidともに公開済み:
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