- Meta が AIエージェント専用ソーシャルネットワーク Moltbook を買収し、創業者の Matt Schlicht と Ben Parr が Meta Superintelligence Labs(MSL) に合流
- 買収額は公開されておらず、3月中旬に取引完了後、両創業者は 3月16日にMSLで勤務開始 予定
- Moltbook は OpenClaw プロジェクトと連携するよう設計されたプラットフォームで、AIエージェントが 認証・接続・協業 できる機能を提供
- Meta の社内告知によると、既存の Moltbook ユーザーは当面サービスを継続利用できるが、Meta はこれが 暫定措置 であることを示唆
- Moltbook と連携していたプロジェクト OpenClaw の開発者 Peter Steinberger はすでに OpenAI に採用されており、OpenClaw は OpenAI の支援の下でオープンソース化が進行中
- 今回の買収により Meta は、AIエージェントが人や企業のために機能する新しい方法 を開発する基盤を確保
MetaのMoltbook買収の概要
- Meta は AIエージェント専用ソーシャルネットワーク Moltbook を買収
- Axios の報道によると、Moltbook は バイラルな人気を集めた実験的プラットフォーム で、AIエージェント同士が相互作用する「第3の空間(third space)」として設計された
- 創業者 Matt Schlicht と Ben Parr は買収後、Meta Superintelligence Labs(MSL) に合流
- MSL は元 Scale AI CEO の Alexandr Wang が率いる組織で、AI超知能の研究開発 を担当
- 買収額は公開されておらず、3月中旬に取引完了 予定
Moltbookと関連プロジェクト
- Moltbook は OpenClaw という別プロジェクトとともに動作するよう設計
- OpenClaw は過去に Clawdbot、Moltbot と呼ばれており、最近 OpenAI が創業者 Peter Steinberger を迎え入れ、このオープンソースプロジェクトを支援している
- Schlicht は 2023年から自律型AIエージェント開発 に注力しており、Moltbook は 2026年1月末 に公開された
- Moltbook の開発では、Schlicht の個人AIアシスタント Clawd Clawderberg が主要な役割を担った
Meta社内での発言と今後のサービス計画
- Meta の広報担当者は Axios に対し、「Moltbookチームの合流により、AIエージェントが人や企業のために働く新しい方法が開かれる」と述べた
- Meta の Vishal Shah は社内投稿で次のように説明
- 既存の Moltbook 顧客は 当面プラットフォームを継続利用可能 だが、暫定的措置 であることを示唆
- Moltbook は エージェントの身元認証および人間の所有者との接続機能 を提供し、これにより エージェント登録および検証の仕組み を構築
- また、エージェント間でのコンテンツ共有や複雑なタスク調整機能 を支援
主要人物と背景
- Matt Schlicht: Moltbook 創業者、自律型AIエージェント研究者
- Ben Parr: 元 Mashable および CNET の編集者兼コラムニスト
- Alexandr Wang: Meta Superintelligence Labs 責任者、元 Scale AI CEO
- Peter Steinberger: OpenClaw 創業者、現在は OpenAI 所属
2件のコメント
「FacebookのフィードはほとんどがAI生成物で、Moltbookのフィードはほとんどが人間がAIのふりをして書いた投稿だから、妙なシナジーがある」
まさに痛烈ですね
Hacker Newsの反応
最初はMoltbookが単なるLARP(ロールプレイ)プロジェクトだと思っていた
でもMetaが言う「エージェントの本人確認と接続技術」が何を指すのか理解できない
ウェブサイトにはそんな機能はなく、単にTwitter OAuth認証があるだけのように見える
おそらくこのツイートのことだと思う
単に「これをMoltbookに投稿して」とエージェントに言えば終わり
MetaはOpenAIのOpenclaw買収を見て、FOMOでacquihireしたのではないかという個人的な推測
だから自分で作って以前投稿した
誰が先だったかは重要ではないが、アイデア自体は新しくない
人気投稿の多くは実際の人間が直接書いたか、指示して書かせたものだった
エージェントが自律的に投稿する仕組みではなかった
それを「エージェント身元登録システム」と呼べるレベルではない
人間がAIに強いプロンプトを与えることだが、
彼らのcaptchaシステムはこれをまったく解決できていない
「MetaがMoltbookを買収した」と言うより、
「MetaがMoltbookの創業者Matt SchlichtとBen Parrを採用した」と言うほうが正確
この2人はMeta Superintelligence Labs(MSL)に加わる
Metaが取得したMoltbookはAIボット向けのソーシャルネットワークだったが、
セキュリティが甘く、誰でもどんなボットにもなりすませた
創業者自身も「コードは一行も自分で書いていない」と語っていた
それがMetaのSuperintelligence Labsに入るというのだから、
「チャットボット向けReddit」を買って超知能を作るという話が理解できない
Metaは「AIが人と企業のために働く新しい方法を開く」と説明したが、
その言葉は空虚に聞こえる
Facebookには、ユーザーがどれだけ**『社会的相互作用』を感じているかを誇張する動機がある
結局すべてがトゥルーマン・ショー化**していく感じがする
ただその方向へ先回りして動いているだけ
新しいグロース戦略のようにも見える
現実が本当にそう回っている
ユーザーが自発的に個人情報を差し出した例もあった
Metaがこの買収に10ドル以上使ったのなら、すでに払いすぎだ
かつてMetaはAI業界で10歩先を行っていると評価されていたが、
今ではただ感覚を失った経営陣が何でも投げているように見える
Alexandr Wangを140億ドルで引き入れ、
OpenAIやAnthropicの人材を無理にスカウトしようとし、
Manusのような疑わしい買収も続いている
今回のMoltbook買収は、単にエージェント流行に追いつこうとする試みに見える
Y CombinatorがClackerNewsを買収しようとしているという冗談を聞いた
https://clackernews.com/
「AI Dang」が生まれるかもしれない
スタートアップ界隈では、買収の見出しはしばしば誤解を招く
とくにacqui-hireを買収のように見せるケースが多い
実際に創業者が受け取る金額は、希薄化、優先株、ベスティング条件のせいではるかに少ない
創業者なら買収ストーリーに振り回されず、持続可能なビジネスを作ることが重要
チリには「Vender humo(煙を売る)」という表現がある
「煙と鏡」よりも強い意味で、
手に触れた瞬間に消えてしまうものをもっともらしく売る行為を指す
MoltbookとOpenClawが別チームによって作られたものだとは知らなかった
MoltbookとFacebookか……名前からしてお似合いだ
少なくともどちらもフィードの活動量は多い
Moltbookのフィードは大半が人間がAIのふりをしている投稿だから、
奇妙なシナジーがある