QUICで数十億のトラフィックに対応する方法[翻訳]
(notion.so)バン・シヌさんが、Facebook Engineering Blog に掲載された QUIC+HTTP/3 プロトコル適用経験の記事を韓国語に翻訳して公開されました。(原文は英語) ご存じのとおり、QUIC は既存の TCP を置き換えるために、UDP ベースで TCP の機能を新たに実装したプロトコルであり、HTTP/3 は QUIC に合わせて新しく更新された HTTP です。これらはいずれも現時点で最も新しいプロトコルで、ネットワーク接続状態が良くない場合でも高い性能を発揮すると知られています。IETF は 2021 年ごろに QUIC の RFC 策定を完了する予定です.
内容を要約すると次のとおりです。現在、Facebook のトラフィックの 4 分の 3 以上にすでに HTTP/3 が適用されているとのことです。そのために、QUIC 実装である mvfst、輻輳制御(Congestion Control)実装である BBR、そして性能測定ツールなどを自ら実装し、アルゴリズムとデータ構造を最適化しました。また、従来 TCP の利用を暗黙に前提としていたヒューリスティック設定が QUIC で問題を引き起こすことを特定し、各種パラメータも数回の実験を通じて修正する必要がありました。こうした過程を経て、Facebook アプリ内の動的コンテンツから始めて、静的コンテンツを含むすべてのコンテンツへ順次 QUIC+HTTP/3 が適用されました。この過程では、Facebook 内のさまざまな分野の関係者と協業しました。結果として、各コンテンツでリクエストエラーやレイテンシ、バッファリングなどの指標が改善されたことが確認されました。現在では Facebook と Instagram のアプリと Web の両方に QUIC+HTTP/3 が適用された状態で、今後は輻輳制御と損失復旧をさらに改善し、QUIC の新機能を活用していくとのことです。
英語原文:
2件のコメント
参考 - Cloudflare技術ブログのHTTP/3紹介(日本語):
https://blog.cloudflare.com/ko/http3-the-past-present-and-future-ko/
おお、ありがとうございます。HTTP の知識がほとんどない状態で読んでも、すらすら頭に入りますね。