LinuxカーネルでIntel Itaniumプロセッサのサポート終了
(git.kernel.org)リーナス・トーバルズは、開発版のLinuxカーネルでIntel Itaniumプロセッサのサポートを終了することにしました。
Itaniumは、Intelが2001年に投入した次世代64ビットアーキテクチャでした。Intelはこのアーキテクチャを通じて、まったく新しい構造のCPUで革新を起こそうとしていました。しかしIntelの野心とは裏腹に、Itaniumの実績は振るわず、「Itanic」という揶揄を受けるほどでした。価格は高いのに性能は期待ほどではなく、互換性などの問題も深刻だったといいます。主流は瞬く間にAMD64へと流れましたが、IntelはハイエンドサーバーメーカーであるHP(現HPE)と結んでいた契約のためにItaniumを見捨てることができず、不本意ながら今までサポートを打ち切れずにいました。そのItaniumプロセッサの出荷は、今年(2021年)7月29日をもって公式に完全終了します。実際には、かなり前からすでに注文の受付は停止していたそうですが。
Windowsおよびかなりの数のLinuxディストリビューションにおけるItaniumプロセッサのサポートは、すでに終了しています。そして今度はLinuxカーネルのソースからもItaniumサポートが削除されることになります。市場では失敗した製品群ではありましたが、それでもレガシーはかなり長く残っていたと言えそうです。
2件のコメント
それでも、まだ公式には注文を受け付けていたこと(もちろん誰も注文しないでしょうが)には驚きますね。
やはりエンタープライズ市場は恐ろしいですね。インテルがコンシューマーIoT市場を狙って作ったエジソンのような製品は、打ち切る際には発売から1年も経っていない製品まで生産中止にしていましたからね。[1]
[1] http://linuxgizmos.com/intel-pulls-the-plug-on-its-joule-edison-and-ga…
正確には、受注自体は昨年の今ごろにすでに中止されており、それを出荷すること自体が書類上で終了となるのが今年の7月29日とのことです。
https://qdms.intel.com/dm/i.aspx/…