- 90年代の開発者たちがどのように環境を整え、開発していたのかを体験してみる
- 386エミュレータの86BoxにWindows 95をインストールし、MSVCでHello Worldをコンパイルするところまで
ハードウェア構成を決める
- AMD Am486DX4(100Mhz, PGA 168ソケット)(チップ上にDesigned for Windows 95と印字されている)
- ASUS PVI-486SPX3C(SiS 496ノースブリッジ、497サウスブリッジチップセット)。デュアルチャネルIDE、フロッピー1基、PCI 3本、ISA 4本(1本はVLB)、パラレルポート1、シリアルポート2、PS/2ポート1基
- EDO-RAM 16MB
- 2.88MBフロッピーディスクコントローラ
- 2GBディスクドライブ
- ZipドライブとCD-ROM(どちらもSCSIインターフェースを使用)
- グラフィックカードはVLBスロットのS3 Vision964。別途アクセラレータなしでMPEG-1をデコード可能
- サウンドカードはSound Blaster 16(ISAスロット)
- SCSIはBusLogic PCI BT-958DカードにZipドライブとCD-ROMドライブを接続
OS とインストールするソフトウェア
- 前提条件: Microsoft DOS 6.22
- ほとんどのマザーボードはCDからブートできない。SCSIは言うまでもない
- そのためWindows 98と違って、Windows 95をインストールするにはMicrosoft DOS 6.22が必要
- フロッピーディスクでブートしなければならず、ドヴォルザーク配列のためにDVORAK.SYSを
AUTOEXEC.BATに入れて自動ロードする必要がある
- SCSIに接続されたCDROMを使うにはBusLogicのドライバとMicrosoftのMSCDEXが必要
CONFIG.SYSにbtdosm.sys、btcdrom.sysをロードし
- mscdex.exeでCDROMをDにマウント
- Windows 95 OSR 2.5のインストール
- CDを入れ、DドライブでSETUPを実行してWindowsセットアップウィザードを開始
- 開発ツール
- Visual Studio Enterprise 97のディスクからVisual C++をインストール
- インストール画面の途中で、COM(Component Object Model)をサポートするコンパイラだという宣伝文句が表示される
- 開発ドキュメントが必要ならMSDN CDを入手してインストールするのもよい。(今回は簡単なものを作るだけなので不要)
コーディング
- Microsoft Developer Studioで"Win32 Application"を選択し、"Empty Project"として作成
Main.cppを作成し、WinMain関数を書く
- 最初のWindows APIである
MessageBoxを呼び出して"Hello, World"を表示する
結論
- Windows 95はMicrosoftが作った最初のフル32ビットWindows
- 従来世代のWindowsと差別化して32ビット開発を導入(それ以前はWindows NTでのみ可能だった)
- WindowsでC/C++を書くことは、コンソールベースのC/C++アプリケーション開発とは異なっていた
11件のコメント
ほかは見慣れているけど、2.88MB FDDは本当に初めて見ました;;;(笑)
私も3.5" HD - 1.44MBは馴染みがありますが、2.88は聞き慣れなかったので調べてみたところ、
HDではなくEDと付いた製品が出たことはあったものの、事実上失敗したため目にするのは難しかっただろうとのことです。
http://209.68.14.80/ref/fdd/formatKB2880-c.html
おそらく著者が当時の記憶を正確に覚えておらず、調べて組み合わせていくうちにそれに言及することになったのではないでしょうか..
そうですね。私の経験では、3.5" FDD は本当にデータが壊れやすかったです。(5.25" FDD と比べても……)2.88MB だったら、もっと壊れやすかった気がしますね;;;
何の話なのかさっぱり分からないけど、とりあえず国民学校の同級生たちに送っておきましたwww
まるで歴史博物館に来たみたいです……どれもまったく分かりませんね
懐かしいですね。これより前にプログラミングを始めたのは秘密
ZIPドライブでSCSIインターフェースはぜいたくでしたね;
私はパラレルポートに接続して使っていました。Consoleベースで開発していてからWin向けのVC++を使うようになったとき、概念がなじみにくかった記憶がありますね。とはいえ、Visual Basicもものすごい衝撃として迫ってきたものでした。BC++も本当に良いIDEだったのに..VCに押されてしまって 泣
上で説明なしに書かれている「Windows 95 OSR 2.5」
OSR は OEM Service Releases (OSR) のことです。
バージョン番号がこうなっている理由ですが、Windows 95 の最初のバージョンは 95 年に一般販売用パッケージ(箱にビニールがかかったもの)としてのみ発売されました。そしてその後のアップグレード版は、OEM メーカーにだけ別途提供されました。そのため OSR 1 / OSR 2 / OSR 2.1 / OSR 2.5 まで登場しました。
OSR 2.5 は 97 年 11 月に出た Windows 95 の最終バージョンで、ここには Internet Explorer 4.0 が搭載されています。最初の Windows 95 リテール版には IE はなく、OEM 版にのみ IE 1.0 が搭載され、OSR1 には IE 2.0、OSR2 には IE 3.0 が入っていました。
これ、私も全部使ってました……。開発経験15年以上じゃない人には、あまりわからないかもしれませんね。
こんなものなのに、なぜか懐かしさを感じる……
全部わかったらおじさん認定ですか?(笑)
『砂の妖精バラムドルイ』の“思い出のしずく”をひとつ弾けさせたような気分です。
感性があふれていますね〜