- Wikipediaで最も閲覧数の少ない記事を探る記事
- 著者は約32,000本のWikipedia記事の無作為サンプルについて、2021年のページビュー・データを用いて閲覧数の分布を分析
- 中央値の記事は年間約1,000回の閲覧を記録し、平均は約13,000回
- サンプル内で最も閲覧数の少ない記事の多くは曖昧さ回避ページで、類似した名前の記事へ導くためのナビゲーション補助
- 曖昧さ回避ページを除くと、最も閲覧数の少ない記事の多くは不明確な種別や地理的位置に関するもの
- 著者は、Wikipediaの「おまかせ表示」ボタンが最も人気のない記事のページビューの大半を占めている可能性があると仮説を立てる
- 「おまかせ表示」ボタンは各記事に0から1の間の乱数を割り当て、記事が選ばれる確率は、その割り当てられた数値と次に小さい数値との差に等しい
- 著者は、最も閲覧数の少ない記事では、割り当てられた数値と次に小さい数値との差が非常に小さい傾向にあることを発見し、これは「おまかせ表示」ボタンで選ばれにくいことを示唆している
- 2021年に最も閲覧数の少なかった記事は、どちらもページビュー3回のチョウの種に関する2本の記事
- 著者は、Wikipediaで最も閲覧数の少ない記事は不人気な話題についてなのではなく、割り当てられた数値と次に小さい数値との差が非常に小さいことが理由だと結論づける
- 著者はまた、Wikipediaの著名性と削除に関する方針や運用が、宣伝や利益相反のために利用されうる曖昧な話題の記事不足を招いていると指摘
- 著者は、極めて曖昧で小規模な記事の存在は有害ではなく、将来の拡張の土台を提供しうると示唆する
1件のコメント
Hacker Newsのコメント
Scrobipalpula crustariaの翼開長をめぐる論争を強調し、一見重要ではなさそうなテーマについても対立する見解がある例として挙げている