Webベースの地理空間データエディタ Placemark、オープンソース化
(github.com/placemark)- Placemarkは、地図データを作成・表示・編集・分析するための無料のオープンソースアプリケーション
- 一般ユーザーは自分で実行するより、メインインスタンスである Placemark.io を利用するのが基本
- 開発者やフォークしたいユーザーは、リポジトリをローカルで実行でき、pnpm と Node 24.5.0 が前提
- ローカル実行には Mapbox public access token と Geocode Earth token が必要で、公開運用時にはトークン制限の設定が推奨される
- 現時点では Mapbox GL JS の制限付きライセンスが例外として残っており、時間ができ次第 maplibre-gl へ移行する計画
Placemarkの役割
- Placemarkは、地図データの生成、閲覧、編集、分析のための無料オープンソースアプリケーション
- ほとんどのユーザーはメインインスタンスである Placemark.io を使えばよい
- READMEの残りの内容は、開発者として触ってみたい人やフォークしたいユーザー向け
ローカル実行の流れ
- より複雑な方法として Docker や Render も使えるが、macOS ではシンプルなローカル実行手順が用意されている
- リポジトリをクローンしてディレクトリに移動した後、依存関係をインストールする
- 必要なトークンを発行してもらう必要がある
- トークンを環境変数に設定した後、サーバーを起動する
- 開発モードでは
pnpm devでホットリロードを使う - 静的ファイル配布用には
pnpm buildの後pnpm dlx serve@latest distでdist/ディレクトリを配信する
- 開発モードでは
- ローカル開発では
.env.exampleを.env.localにコピーしてトークンを追加できる
トークンのセキュリティ上の注意点
- 頻繁に実行したり公開運用する予定があるなら、トークンをより安全に保護する必要がある
- Mapbox トークンには URL restrictions を追加する方法が推奨される
- Geocode Earth トークンには許可された Referrer Hostnames の設定が推奨される
関連フォーク
- epanetjs: 水モデリングに焦点を当てたフォークで、リポジトリ が提供されている
- geojson.io/next: Mapbox のフォークで、リポジトリ が提供されている
オープンソースライセンスの例外と移行計画
- 現在、限定的な例外として Mapbox GL JS が含まれており、このライブラリは制限付きライセンスを持つ
- 時間ができ次第、Mapbox GL JS のオープンソースフォークである maplibre-gl へ移行する計画がある
- README では、maplibre-gl が Microsoft のような米国のテック寡占企業から主に 資金支援 を受けている点にも触れている
1件のコメント
Hacker Newsのコメント
geojson.ioも同じ人が作ったもので、たまに使う素晴らしいツールだ。
GeoJSONのテストに便利で、Placemarkが会社としては続かなかったのは残念だが、今回オープンソースになったのは本当にうれしい。
geomobの人たちは、約2年前にPlacemarkが出たばかりのころ、ポッドキャストでTom MacWrightにインタビューしていた: https://thegeomob.com/podcast/episode-118
その存在を今になって知ったが、以前いた2社のどちらでも、geojson.ioより少し高機能で、qgis/arcgisほど複雑ではない地図アプリがあれば、大いに助かった同僚がたくさんいたはずだ。
Placemarkがオープンソース化後に終了するという投稿は72日前に上がっていた。
https://news.ycombinator.com/item?id=38250459
とてもよく磨き込まれたプロジェクトだ。創業者は今、Val townの開発も手伝っていて、これもかなり良さそうだ。
https://www.val.town/
ブログも読む価値がある: https://macwright.com/
これを使う機会があればよかったのにと思う。GISツールはたいてい、このレベルの完成度と直感性を備えていない。
Placemarkをベースに実用的なデータビューアを作ることもできそうだが、そうすると機能の半分は無視することになりそうだ。
しばらく商用製品だったわけだから、実際のユーザーが何に使っていたのか気になる。既存ツールの置き換えだったのか、それとも新しい種類の作業に使われていたのかも知りたい。
オープンソースとして公開されたのは本当にすばらしい。
chattymapsというドメインを持っていて、地図ベースのチャットアプリを作るつもりだったので、Placemarkを掘ってみれば、その作業を始めるきっかけになるかもしれない。
こういう汎用的なGISツールはたくさん見てきた。
問題は、ArcGISが業務フローにあまりにも広く深く入り込んでいて、残された仕事やユーザーが十分に大きくないことだ。
こうした製品が本当に成長するには、エコシステムと「キラーアプリ」が必要だ。
GISは常にニッチな分野であり続けるしかない。GISで標準を使わない理由はなく、長期的にはオープンソースが定着する余地もある。
動くデモを見られる場所はある?
実際に触れる動作デモのURLは見つけられなかった。
良い知らせだ。完全にG Suiteアプリのように見えるかもしれない。
会社の後ろ盾がなければ、生き残るのはかなり難しいだろう。
umap-project.orgと共同で活用する方法を探ると面白そうだ。少なくとも近い関係のプロジェクトにはなれそうだ。