2023年版 勉強法ガイド
(cse.buffalo.edu)- 成績が期待に届かないなら、まず勉強のやり方を変えるべきであり、勉強は宿題よりも広い活動だという前提で、時間管理・ノート取り・読解・試験準備・文章作成をまとめて扱う必要がある
- 学校での勉強は週40時間の仕事のように計画すべきで、15単位を履修している学生は授業15時間に加え、自宅や図書館で約25時間を確保する必要がある
- 効果的な勉強は、授業中にたくさん書き取り、自宅で改めて整理する能動的なノート取りから始まる。教科書や講義ノートをただ読み返すだけの方法は、試験準備にはほとんど役立たない場合がある
- 読解は文ごとに理解できているか確認するゆっくり読む方法で進め、試験準備は一夜漬けではなく、1週間前からアウトライン・模範解答・セルフテストを作る方法が推奨される
- すべての助言を一度に適用する必要はないが、教材を本当に学び、よい成績を望むなら、速くて楽な道ではなく、時間のかかる能動的な作業が必要になる
勉強の出発点:成績はやり方のシグナル
- 人によって異なる学習スタイルがあるとは言われるが、それを授業に適用すると学生に利点があるという証拠は不足している
- Pashler et al. 2009 が主要な研究として扱われている
- Willingham は、好みの方法で考えようとしても認知上の利点はないと見ている
- 現在の成績は、勉強のやり方が合っているかを確認する基準になる
- 望む成績が出ていないなら、従来の方法が合っていない可能性がある
- 自分に合わせて調整しつつ、まずは成功している学生が使っている方法を試してみることができる
- 勉強と宿題は同じではない
- 宿題は勉強の一部になり得るが、勉強ははるかに広い活動である
- 宿題がないから勉強する必要もないと考えるのは誤りである
時間管理:学校をフルタイムの仕事として扱う
- 学校はフルタイムの職業のように扱うべきで、教育を優先する時間配分が必要である
- 放課後の仕事や課外活動があると、勉強時間は減る
- 生計のために働かなければならないなら、その分だけ学業に使える時間には制約が生じる
- 基本の目安は週40時間である
- 1単位はおおむね授業1時間として計算する
- 15単位なら、授業15時間を除いて約25時間を自宅や図書館で勉強する必要がある
- 日曜から木曜までの5日間勉強し、金曜・土曜を休むなら、1日約5時間になる
- パートタイム学生も同じ方法で計算できる
- 9単位を取り、週20時間働いているなら、40時間から勤務20時間を引いた20時間が学業時間である
- 授業9時間を除くと、自宅で勉強できる時間は週11時間である
- 5日基準では1日約2.2時間、3科目なら1科目あたり約42分である
- 目標の成績に届かないなら、学業以外の活動を減らす必要がある
- 仕事を減らせないなら、パートタイムでの就学を検討できる
ノート取り:授業でたくさん書き、自宅で書き直す
- 自宅での勉強は、授業中のよいノート取りから始まる
- 教師によって講義・討論・実習の方式が異なるため、状況に応じてノートの取り方も変わり得る
- ほとんどの状況に通じる基本原則は、できるだけ多く書き取ることである
- 授業中は、完全に理解することより記録を優先してもよい
- たくさん書くと集中でき、眠気を防げ、あとで覚えるべき量が減る
- 理解はあとでノートを見直す中で追いつくことがあるが、書かなかった内容をあとから学ぶのは難しい
- 速く書くには略語を使うのがよい
- 略語は自分にだけ意味が通じればよい
- その場で作った略語は、ノートの余白にキーを残せる
- ノートはきれいさよりも、あとで読めるかが重要である
- 数時間後または数日後に書き直せる程度の可読性があれば十分である
- 質問や意見は常にノートに書くのがよい
- 授業中にすぐ尋ねても、あとで教師や同級生に尋ねてもよい
- 分からない点を恥ずかしがる必要はなく、他の学生も同じ疑問を抱いている可能性がある
書き直しが本当の勉強になる理由
- 授業ノートは自宅で単に読むのではなく、書き直すべきである
- ただ読む方法は受動的なので、集中が途切れたり眠くなったりしやすい
- ノートは不完全だったり判読しにくかったりすることがあり、時間がたつほどさらに理解しにくくなる
- 科目ごとに別の恒久ノートを用意し、できるだけ早く整理する
- 授業当日の夜か翌日に、元のノートを恒久ノートへ書き写す方法が推奨される
- 写す行為そのものが重要な勉強法になる
- 書き直している間、記憶が鮮明なうちに抜けた部分を補える
- 分からない点や抜けた内容は質問として印を付ける
- 次の授業や教師との会話で確認できる
- 書き直しは、ノートをより論理的に再構成する機会である
- 公式なアウトライン形式に縛られる必要はない
- 主要なアイデアと細目を、インデントや番号で整理できる
コンピューターでのノート取りと講義ノートの限界
- 授業中のノートPCでのノート取りは、一般的には推奨されない
- 非常に速くタイプでき、ツールの使用に慣れている場合でなければ適していない
- タイピング音は他の学生の妨げになることがある
- コンピューターファイルには整理や検索の利点があるが、編集は書き直しとは違う
- 単純な編集は、すべてのノートを読み直して書き写させる効果が弱い
- 切り貼りで要約すると、勉強としての書き直し効果が薄れる可能性がある
- 授業中のコンピューターは、インターネット・メール・チャットのような注意散漫につながり得る
- コンピューター、iPod、携帯電話、ポケットベルなどの妨げになるものは切っておくのがよい
- 教師が提供する講義ノートも有用だが、依存してはいけない
- 印刷して一度読んで保存するだけでは、受動的な利用にとどまる
- 自分のノートのように書き直すか、整理ノートの抜けや誤りを確認するために活用すべきである
難しい科目と静かな環境を先に確保する
- 勉強や宿題を始めるときは、難しい科目を先にやるべきである
- 覚醒度とエネルギーが必要な科目を先に処理する
- より簡単な科目や面白い科目は後に回す
- できるだけ気が散りにくい静かな場所で勉強すべきである
- 音楽やテレビをつけっぱなしにしないほうがよい
- 勉強と別の作業を同時に行うのは、実際には難しい
- 宿題はできるだけ早く始めるのがよい
- 最後の瞬間まで先延ばしにすると、予想より時間のかかる課題が出てくることがある
- 先に作業を終えてから休むのが原則であり、「デザートを先に食べるな」という比喩が使われる
- 日中や、授業後に少し休んだあとのほうが、寝る前よりも頭がさえている時間である
- 授業が終わった直後と宿題を始めるまでの間に休憩を入れてもよい
読解:ゆっくり、能動的に、印を付けながら読む
- 教科書・小説・詩・論文・雑誌記事・授業資料は、基本的にゆっくり能動的に読むべきである
- 何も考えずに最初から最後まで読む方法は避けるべきである
- 紙の上の固定されたテキストを、著者と対話するインタラクティブな媒体のように扱う
- ゆっくり読む方法は文単位で進む
- 次の文をゆっくり読む
- 理解できなければ、前の部分とその文をもう一度ゆっくり読む
- それでも分からなければ、同級生、TA、教師に質問する
- 上級課程でずっと理解できない問題は、文章を書くテーマにもなり得る
- この方法は、理解できなかった箇所をそのまま見過ごさないようにしてくれる
- 次の文に進む前に、各文について考えるようになる
- 教師に、どこで正確につまずいたのかを示せる
- 理解できているかは、各文の後に「なぜ?」と自問して確認する
- 速読が効果的ではないという資料も合わせて扱われている
- Adams 1992、Zacks & Treiman 2016 が速読関連の参考資料として言及されている
印付け、余白メモ、読書ノート
- 蛍光ペンで重要な文に印を付ける方法は、最悪の方法として扱われている
- ほとんどすべての文が重要に見えると、ページ全体が塗られて印の意味がなくなる
- 下線も同じような限界がある
- すべての文に下線を引くようになると、得られるものはない
- 推奨される方法は、余白に縦線を引くことである
- 右の余白に角括弧のような線を引いて範囲を示す
- 読み直すときに、別の方法でより重要な部分を示せる
- 本が自分のもので余白があるなら、余白メモを残す
- 関連ページ同士を相互参照したり、キーワードを書いたりできる
- あとで探すために、本の索引や空白ページに余白メモの索引を作れる
- 最もよい能動的な読解方法は、読書ノートの作成である
- 重要な一節をそのまま書き写し、ページ番号を記録する
- その一節に対する意見を長く詳しく書く
- あとで学期末論文や研究論文に活用できる
- ノートには識別できるよう番号を付ける方式が提案されている
- ノートのページはローマ数字、引用文はアラビア数字、関連する意見は文字で区別できる
- 例:XIV-7-b は、XIVページの7番目の引用に対する b の意見を指す
文学と授業前後の読書
- 文学作品は例外的に、最初は速く受動的に読んでもよい
- 物語・小説・戯曲・詩などは、まず最後まで読んで全体像と作品性を把握する
- 録音があればテキストを見ながら一緒に聴くと役立つことがあり、Shakespeare では特に有用だったという
- 2回目、3回目、4回目の読書からは、ゆっくり能動的な方法を適用する
- ノンフィクションも、まず速く目を通して全体の概略を得たあと、ゆっくり読む方法で勉強できる
- 映画や映像は役立つことがあるが、一般に読書の代わりにはならない
- 戯曲は本来、観ることを意図したジャンルなので例外として扱われる
- 映像と読書を併用するなら、先に観てから後で読む方法を好む
- 理想的には、テキストを少なくとも2回読む
- 授業前に速く読んで内容に慣れる
- 授業後に、ゆっくり能動的な方法でもう一度読む
- 時間が足りなければ、授業後にだけゆっくり能動的に読んでもよい
宿題:答えだけでなく解き方を残す
- 宿題は期限どおりに行うべきである
- 科学・数学・外国語のように問題演習が必要な科目では、単に問題を解いて提出してはいけない
- まず練習用紙で解き、見直してからきれいに書き写す
- 清書したものを提出し、名前を書く
- 教師が紛失したり、試験勉強の前に返却できなかったりする可能性に備えて、コピーを残しておける
- 答えだけでなく、問題と完全な解答過程を一緒に書くべきである
- どのように答えに到達したかを示す必要がある
試験準備:一夜漬けより分散とセルフテスト
- 試験だけのために勉強するのではなく、学習と理解のために勉強すべきである
- それでも試験を準備する必要があるなら、別の戦略が必要である
- 第一の原則は、一夜漬けをしないことである
- 試験の約1週間前から勉強を始める
- 毎日少なくとも1時間ずつ試験準備をする
- 試験前夜や当日は、可能な限りその試験の勉強に集中する
- 期末試験期間には、試験の数に合わせて時間を分ける
- 試験が E 個、勉強可能な日が D 日なら、各試験におおむね D/E 日を割り当てる
- 試験直前の夜や当日は、その試験の勉強に使うよう計画する
- 複数の試験があっても、後の試験の勉強を先延ばしにせず、最初からすべて始める
- 勉強は一度に詰め込むより分散させるべきである
- Dunlosky 2013 は、詰め込み練習は速い学習と速い忘却につながり、交互・分散練習は学習を遅くするが保持を大きく高めると整理している
- 教科書を読み返すことは、試験勉強においてほとんど、またはまったく利点がない場合がある
- 単純な再読は、自分が実際よりよく分かっていると感じる「能力の錯覚」を生み得る
- 読む・暗唱する・復習する、反復テスト、セルフテストが、繰り返し読むより優れた方法として扱われている
試験勉強の具体的な方法
- 書き直した授業ノート、印を付けた教科書、読書ノートを使って学習アウトラインを作る
- 可能なら1〜2枚の表面に多くの内容を圧縮する
- 以後の勉強はこのアウトラインを中心に進める
- 論述式試験では、模範解答を事前に書いてみる
- 出題されそうな問題を予測したり、過去問を入手して実際の質問を参考にしたりする
- 実際の試験問題が異なっていても、準備した模範エッセイの主要なアイデアを再利用できる
- 問題演習・証明型の試験では、多くのサンプル問題を解いてみる
- Schaum's Outline Series が例の資料として言及されている
- 2人以上のスタディグループを作り、同じ問題を解いて答えを比較する方法が推奨される
- 答えが違えば、TAや教師に具体的な質問を持っていく
- フラッシュカードは、インデックスカードの代わりに通常の8.5×11インチの紙を半分に分けて作れる
- 左側に質問、右側に答えを書く
- 右側を隠して答えを自分で書き、その後確認する
- 間違えた答えは、すべて正解できるまで書き直す
- 試験では実際に答えを書く必要があるため、口で暗唱するより自分で書く練習のほうが適している
- 口頭試験なら暗唱のほうがよい場合がある
- それでも書くことは、細部を抜かさない助けになる
- 勉強をやめる時点は、疲れたときや一通り目を通したときではない
- 試験に何が出ても自信があり、準備できたと感じたときにやめるべきである
試験当日:全体を見て簡単なものから
- 試験用紙を受け取ったら、まず全体を最後まで読む
- 論述問題はマインドダンプから始める
- テーマについて覚えているキーワードを練習用紙に書く
- 解答のアウトラインを作ってからエッセイを書く
- 勉強時に作成した模範エッセイを記憶から書き写せるなら有利である
- 問題演習・証明の試験では、簡単な問題から解く
- すべて終えたあと、答案を注意深く見直す
研究とエッセイ作成
- テーマは慎重に選ぶ
- 広すぎたり、よく知られていて資料が多すぎたりするテーマは避ける
- 狭すぎたり、あまり知られておらず資料が不足していたりするテーマも避ける
- テーマ選びが難しければ教師に相談する
- 資料を見つけたあとは、ゆっくり能動的に読み、ノートを残す
- 引用する資料の出典とページ番号を正確に記録する
- アウトラインとノートの分類は何度も繰り返され得る
- 先にアウトラインを作り、ノートを分類してもよい
- 先にノートを分類し、そこからアウトラインを作ってもよい
- アウトラインは、主要テーマをいくつかのキーワードで書き、順序を決める方法から始める
- intro、topic1、topic2、topic3、conclusion のような大きなセクションを置く
- 各セクションの下に下位アイデアと関連するノート識別番号を書く
- この過程はトップダウン設計と段階的詳細化と呼ばれる
- 初稿を書く段階では、編集に時間をかけすぎず、まず書く
- セクションとサブセクションに名前を付けると、書き手と読者の双方が現在位置を把握しやすい
- 初稿の後は、自分が書いた文章をゆっくり能動的に読み直し、修正する
- 友人に読んでもらい、フィードバックを受けてから再度修正する
- その後、最終版を準備する
- 文章作成関連の資料として、Kurt Vonnegut の “How to Write with Style” も扱われている
- 関心のあるテーマを見つける
- 冗長に書かない
- シンプルに書く
- 思い切って削る
- 自分らしく話す
- 言おうとしていることを言う
- 読者に配慮する
全部やる必要があるのか
- すべての方法を一度に適用する必要はない
- いくつかの提案を試し、自分に合うものを見つけられる
- 個人の状況ややり方に合わせて変形できる
- 長期的に見て、勉強に速くて楽な道はない
- 勉強は大変な作業で、多くの時間がかかる
- 教材を本当に学び、よい成績を望むなら、これらの方法、または非常によく似た方法が必要である
- 学生や読者の体験談には、一部の方法が実際に役立った事例が含まれている
- 高校時代に70点台の成績だった人が、大学で平均3.00まで上がった事例が言及されている
- スタディグループ、基本的な質問作り、教師との面談、子ども向け図書館資料の活用、十分な睡眠と食事といった提案も含まれている
1件のコメント
Hacker Newsの意見
「ノートを取ること」に集中するか「理解すること」に集中するかなら、いつも後者を選んでいた
自分が明らかに少数派で、なぜ誰も質問したり間違いを問いただしたりしないのかを理解するのに時間がかかった
みんな後で処理しようとしてただ書き写していただけだったが、それがあまりにも明白な機会の浪費に見えた。だったらなぜ授業に出るのか分からないし、ノートだけもらえばいいのではと思っていた
学部の終盤にたった1科目でしかそうできず、それ以前の学部時代や大学院では、こなすだけであまりに忙しく、そこまで丁寧に勉強する余裕がなかった
理解には時間をかけた集中的な努力が必要だが、伝統的な教育方式、特にリアルタイム講義は理解を伝えるのに向いていない
昔YouTubeがあったか、少なくとも最初に理解できなかった部分を止めて巻き戻して見られる講義録画だけでもあればよかったのにと思う
投稿者は全部書き取れと言っているが、手書きでは話す速度についていけないので、何を書くか何を飛ばすかを絶えず決めることになる
PCでのノート取りが情報保持にあまり良くない理由の1つは、教授の話す速度に合わせてほぼ全部記録できるため、実際に話されている内容を能動的に考えなくなるからだ
教授も1〜2時間、相互作用なしに書くだけで、本当に悲しいし、それでも国としてかなりうまくやっているのが驚きだ
ちなみにこれはフランスの大学の話だ。もしかすると大学前教育は実際には良くて、優秀な人たちは大学ではなくgrandes ecoles、つまりアイビーリーグ級の学校に行くからなのかもしれない
書き留める価値があったのは試験のヒントだけだった
良いガイドで、学部時代にこういうことを知っていればよかった
小中高では十分に頭が良く、きちんと勉強しなくてもそこそこうまくやれていたが、大学に入るやいなや 1) もうそのやり方は通用せず 2) 実は勉強の仕方を知らない、ということにすぐ気づき、1年目はかなり大変だった
結局このガイドにあることの大半は自分で身につけたが、誰かがただ教えてくれていたらずっとよかったと思う
みんな次の教育段階でそういうことが起きると言っていたし、むしろそうであってほしかった。少なくとも、失敗したら外で生きていかなければならないかもしれないというリスクなしに、何をすべきか学べただろうから
特に学期末プロジェクトではっきりしていて、日々の課題は締切直前の追い込みで何とかできたが、最初はあまりに遠くにある目標に向かって継続的に進めるのは難しかった
中高の授業でも、学期を通して進捗段階を要求する方式を取り入れてほしかった
大学までは一度もそんな必要はなかった
興味深い文章だ。私はかなり成功した学生で、クラス最高のGPAで卒業し、博士号を取り、今は教授だが、ここで説明されている方法とはかなり違う勉強をしていた
人によって必要な勉強スタイルが大きく異なり得ることを示している
週あたりの勉強時間を事前に計算する? 絶対にしなかった。必要なだけ勉強した。楽な学期には少なく、難しい学期には多く勉強し、進み具合を見るために事後的にたまに時間を測っただけだった
科目難易度の変動が大きすぎるので、一定の時間を割り当てると、足りない時もあればやりすぎる時もある。必要もないのに勉強して、本を読んだり運動したり一杯飲んだりしたい時間を使うのは時間の無駄だ
ノートを書き直す? 絶対にしなかった。授業中に書いたノートが最終版で、抜けていたものを付け足す程度で、書き直しはしなかった。ただし、即時の理解よりノート取りを優先した点には同意する。万年筆が役に立ち、ほとんど全部書き取っていたので、私のノートはクラスでかなり人気があった
蛍光ペンや下線のようなテキスト強調は一度もしなかった
私の勉強がうまくいった核心は、文中で言う「読む-暗唱-復習」方式の変形だった。正式名称は知らず、ただ自然にやっていた方法だが、ここでの「暗唱」は単なる丸暗記ではなく、見えない聴衆に資料を説明することだった
部屋の中を歩き回りながら大声で、かなり芝居がかった口調や身振りを交えて、スペイン語で書かれた資料を英語で説明していた
最初は退屈を避けるための面が大きかった気がするが、後になってみると、資料を説明しなければならず、とりわけリアルタイムで別の言語に移し替えなければならないという点が、脳に自動モードで覚えさせるのではなく理解するよう強制する方法だった
他の人にも通用するかは分からないし、一人で使える部屋とプライバシーが必要という欠点がある。図書館ではほとんど勉強しなかった
蛍光ペンで印を付けろと主張しているわけでもない。研究や論文執筆のために参考文献付きのノートを集めることに近い、特定の強調方式を言っていて、かなり課題志向に感じられる
文章でも読む-暗唱-復習を扱っている
他人に資料を説明するのは良い考えだ。実際にやらなくても、別の聴衆に話すように言い換えられるなら、本当に理解しているということだ。授業後にノートを書き直せと提案している理由の一部も、そこにあるのだと思う
勉強のやり方: とにかく実際にやればよい
勉強計画に使う時間が、実際の学習より長い人を見かける。資料を学ぶよりも、何が試験に出るか出ないかを見極めることに何時間も使う人もいる
Arnold Rimmerを見ればよい
正しいが、役には立たない
実際にどうすれば自分を行動させられるのか、阻害要因は何で、それをどう扱うかが問題だ
何が「正しい」言語なのか、何が「最高の」教材なのか、最短で学ぶための計画をどう立てるかを決めるのに時間をかけすぎる
その結果、ただ始めた人たちよりはるかに学べていない
少しくらいの学び方を学ぶことは悪くないが、それを大変な作業を避ける手段として使わないよう注意すべきだ
大学時代にいちばん嫌いだったのは、「昨日12時間勉強した」と言うのに12分以上連続で集中したことがないような人たちだった
個人的には、数時間集中したあと、30〜120分ほど散歩、ビリヤード、昼食、Netflix など何でもして休むやり方がいちばん合っている
ルームメイトたちがイベントから戻ったときも彼が寮にいたと確認していたので、こっそり遊び歩いていたわけでもなかった
変な通過儀礼もなかったし、強制イベントもほとんどなく、入会前の週は次の学期の最初の週で、試験期間からもほど遠かった
成績が出ると C 以下で、いくつかの科目は落第していた。そこで偽オタクという意味で Ferd というふざけたあだ名が付き、彼は何も得られないまま楽しい時間をすべて逃した
勉強したことを消化する時間が必要で、とくに非常に密度が高いか、頭の上を素通りしやすいテーマほどなおさらそうだ
Adam Grant の Hidden Potentialでもこうした内容が多く扱われ、補強されている
視覚型対聴覚型のような「学習スタイル」には根拠がないことを学んだ
また、専門家は最悪の教師であることが少なくない。学習者の立場から遠く離れすぎていて、共感したり、初心者が主題を理解していけるよう適切な足場を提供したりできない
教育効果における最大の成功要因は、勉強会、そして学んでいる最中または直後に誰かを教えることだ。誰かに教えなければならないという責任感が、微妙な違いを理解しようとする動機を高め、教える行為そのものが記憶を助けるからだ
本当に内容を理解している人は、自分の実際の理解や思考パターンが厳密には一致していなかったり、論文には書けない形だったりしても、伝えることをためらわない
まさにそういうやり方が深い理解を素早くつかむ助けになる。教授がそうしてくれないと、科目を深く理解するまでにずっと長くかかる
関連記事:
How to Study: A Brief Guide - https://news.ycombinator.com/item?id=16202123 - 2018年1月、コメント58件
How to Study (2016) - https://news.ycombinator.com/item?id=14088786 - 2017年4月、コメント71件
学校や学界の話が出たついでに、娘がSATを準備中なのだが、私も娘も設問文のせいで混乱している
文章が非常に高密度で、どの細部をメモしてどれを捨てるべきか分からず、短期記憶がすぐ情報過多になってしまう
細部を「突き抜けて」文章の核心を見て問題に答える力を伸ばすコツはあるだろうか。文学も読むし、The Guardian や科学記事なども読んでいるが、あまり役に立っていない気がする
どう試験勉強をすべきか、そしてなぜ試験がそのように設計されているのかを本当にうまく説明している
SAT の問題が数文以上だった記憶はないが、見たのはかなり前で、少なくとも大きなセクションの一つは変わったと理解している
素晴らしい。大学で回り道をして学ぶことになった重要な点がたくさん入っている。自分にとってはノートの書き直しがとくに大きかった
「3.7. コンピュータでノートを取るな」には強く共感する
個人的に設計したノート形式に合わせてタイプし、静的サイトや PDF 文書にコンパイルするカスタムスクリプトまで作ったが、結局見返さなかったノートの量には驚くほどだった
自分の最高のノートは紙に書いたものだった。学んでいることを図に描けるという点だけでも、タイピングのノートはずっと難しくなる
とくにコンピュータサイエンスでは描きたいものが多すぎる。教授が次のスライドに進むあいだに即席の ASCII アートを作るより、紙にB ツリーを描くほうがずっと簡単でよい
このスレッドに学生がいるなら、リンク先の記事の助言をいくつかはぜひ守ってほしい。無駄な苦労を減らせる
ノート、講義スライド、教科書に執着する同級生が多かったが、彼らはいつも科目を理解するより、内容を詰め込みで押し込むことに苦しんでいた
追加の文献を探し、主題を実際に調べることが自分には大いに役立った。私は授業のために勉強するのではなく、現実世界の理解のために授業を活用している
もう一つのよい資料: https://www.coursera.org/learn/learning-how-to-learn
全部受講するのは少しやりすぎかもしれないが、とくに間隔反復に関する知見が多く含まれている
理論自体はよかったが、実際の適用は受講者に任されていて、自分はそのギャップを埋められなかった。だから自分にはあまり役立たなかった
ここでいう適用とは、抽象的な理論を実際の実践に移すことを意味する。今学んだことをもとに自分が何をすべきか分からなかった