- Cloudflareはほぼ7年間にわたり、特許トロール(Patent Troll)と戦ってきた。
- 社内法務チーム、外部の法律顧問、そしてインターネット利用者たちの尽力を通じて、これに成功裏に対処した。
- Project Jengoを通じて、先行技術を見つけて特許や主張を無効化するのに役立った参加者に賞金を授与した。
背景
- この件は2021年3月、Sable NetworksとSable IPがCloudflareを相手取り連邦裁判所に提訴したことで始まった。
- SableはCloudflareの複数の製品と機能について、4件の特許に基づき約100件の主張を行った。
- Sableが主張した特許は21世紀初頭に出願されたもので、当時のハードウェアベースのルーター技術に関するものだった。
- Sable IPは、実際に技術を作ったり設計したりする人材を雇わず、法務主導の訴訟キャンペーンを通じて特許を「収益化」するために作られたペーパーカンパニーである。
Sable
- テキサス州ウェーコで、陪審は2時間に満たない評議の末、CloudflareはSable IPおよびSable Networksが主張した特許を侵害していないと評決した。
- 陪審はまた、Sableの古く広く使われていた特許主張は無効であり、そもそも認められるべきではなかったと判断した。
- Cloudflareは、Sableが提訴して以降、Sable特許の重要部分を無効化し、他社に対する訴訟提起能力を大幅に制限した。
裁判とSable IPおよびSable Networksの苦境
- CloudflareはSableの訴訟をテキサス西部地区連邦地方裁判所で争った。
- Sableの裁判での主張は説得力に欠けていた。
- Cloudflareは、Sableの20年前の特許はCloudflareが実際に行っていることを説明していないと主張した。
- 陪審は、Cloudflareによる侵害はなく、Sableの特許は無効であるとの判断を下した。
次のステップ
- Cloudflareはこの勝利を長く祝うだろうが、特許トロールとの戦いは続く。
- Project Jengoの最終受賞者の発表を楽しみにしており、裁判で特許トロールと対峙して得た洞察を共有する予定だ。
- Cloudflareは、企業ネットワーク全体を保護し、顧客がインターネット規模のアプリケーションを効率的に構築できるよう支援し、Webサイトやインターネットアプリケーションを高速化し、DDoS攻撃を防ぎ、ハッカーから防御し、Zero Trustへの移行を支援するサービスを提供している。
GN⁺の意見:
- この記事は、Cloudflareが特許トロールとの長期的な法廷闘争で勝利を収めた事例を示すことで、革新的な技術企業に対し、特許訴訟に立ち向かう勇気と戦略を提供している。
- Project Jengoのようなクラウドソーシングの取り組みは、特許トロールに対抗するうえで非常に有効な手段であり、コミュニティの力を活用して無効な特許を見つけ出すことに貢献している。
- この事例は、特許制度が本来の目的であるイノベーション促進とは異なり、ときに悪用されうることを示しており、そのような悪用を防ぐ取り組みの重要性を強調している。
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